あなたは月に何を想う?月を見てエラマを考えよう
こんにちは。エラマプロジェクトの和文化担当、橘茉里です。
秋は、月が綺麗な季節ですね。
今年の「中秋の名月」は9月29日でした。
旧暦8月15日に当たる月のことで、「十五夜」とも呼ばれるこの月は、一年で最も美しいとされます。
さらに、今年の中秋の名月は満月でした。
中秋の名月=満月というイメージが強いですが、実は暦と月の軌道の関係で若干のずれが生じて、名月と満月の日が重ならないこともあるのです。
みなさんは、今年の中秋の名月をご覧になったでしょうか?
私は出張中だったため、新幹線の中で見ました。
赤みがかった丸くて大きな月が夜空に上っていく様子が、新幹線の小窓から見えて、芸術作品のように美しかったです。
日本人は昔から月見が大好きです。
月を愛でることや三つの月見文化については、以前こちらの記事に書いていますので、ぜひ読んでみてください。
この記事の中で、私は「月を眺めることは、自分を見つめることに繋がっていると思う」と書きました。そして、月を見つめてゆっくりと自分と対話するマイタイムの時間を取ってみてはどうかとご提案しました。
私にとって月は、癒しや安らぎだったり、自分の心を映す鏡のようなものだからです。
その一方で、実は、月を不吉なものと考える価値観も存在していました。
皆さんご存知の通り、かぐや姫は物語の最後に月へと帰っていきますが、かぐや姫のお話の中に、月は不吉だという表現が出てくるのです。
さて、今回は「月は不吉だったの?」など、昔の人が月をどう考えていたのかについて、前回の記事でご紹介できなかったアレコレをお話ししていきます。
愛でるだけではなかった月とは、一体どのようなものでしょう?
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