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#31 他人には本当の自分は分からない〜マインドの法則

他人の目なんて気にしても仕方がない。

と言うのは、今、犬の散歩しながら携帯に向かってブツブツ話している自分に、通りすがりの人の目が刺さるので、言い聞かせているのだけど。

私自身、昔はものすごく他人の目を気にする人だったように思う。他人からどう見られているのか。他人の評価はどうなのか。そんなことばかり気にしていたように思う。だから愛想笑いもするし、明るく振る舞うようにしていた。

これは歳なのか?歳を重ねると、もうそんなことを気にしても仕方がないと太々しく思うようになった。そんなこと気にする暇があったら、他のことにエネルギーを使おうと。歳を重ねるにつれて、所詮、他人はその人が持つ心のフィルターを通してしか、自分のことを見ていないと気付いたのだ。心のフィルターが邪魔して、本当には自分を理解できないと。

人は、心のフィルターを通して物事を見る。いわゆる価値観のようなものだ。だから同じAという事実があったとしても、受け手によって反応は様々。大変だったねという人。けしからんという人。心のフィルターは誰にだってある。もちろん私にだってある。これは、人間なのだから仕方のないことだ。

以前は、それを頭でわかっていても、腹落ちしていなかった。しかし歳を重ねるにつれ、腹落ちせざるをえない出来事を経験し、これは止むをえないことなのだと、心底思えるようになったのだ。あんなにも、自分のことをわかってほしいと理解を求めるのに必死だった私がである。

今でも思い出すのが、以前、私が離婚した時のこと。身近な友人に、自分がどんなに苦しかったのか理解してもらいたくて、身の裂けるような経験を打ち明けたことがある。でも本当のところは理解してもらえなかった。挙句の果てに「みんな苦労しているのよ、あなただけではないのよ」と諭された。この苦しさ、胸の内の心情までは理解できなかったのだろう。

結局、本当の私を理解できるのは自分だけなのだ。また、忘れてはいけないのが、自分自身も自分のことを心のフィルターを通して見ているということ。自分自身でさえも、心のフィルターを通して見ているのに、他人が私のことを本当に理解するなんて到底無理なのだ。

きっと他人はなんとなく、うっすらとはわかってくれるだろう。ただ厄介なことに、人は心のフィルターですぐに善悪をつけてしまう。私も昔そんな過ちをしてしまったことがある。勝手に自分の心のフィルターで判断して、「こうした方が良いんじゃない?」とアドバイスをしてしまったりしたものだ。多分アドバイスされた方は、がっかりしたと思う。自分のしていることに善悪つけて判断されているのだから。

人は決して良いことをしているわけではないと、自分でも分かっていることを、理解してもらいたくて打ち明ける時がある。そんな時に、それは良くないからすぐにやめたほうがいいと、言ってしまった。あぁ、なんて野暮なアドバイスなんでしてしまったのだろう。その時は自覚がなかった、とても相手を傷つけていると言うことを。

結局、人は自分の価値観でしか物事を判断できない。本当の自分をわかってもらおう、価値判断なしに分かってもらおうなんて、到底無理なのだ。そもそも、他人の評価なんてあてにならない。他人の評価が正しいと、どうして言えよう。他人の心のフィルターを通した、そんな主観的で曖昧なものに、自分の価値を委ねる必要は無いのだと思う。なのになぜ、人は他人からの評価を気にしてしまうのだろう。大切なのは、自分が自分のことをどう思うか。それぐらい割り切って考える位で、ちょうど良いのではないか。

今、そんな事を考えながら、歩いています。

#最近の学び #あたらしい自分へ #マインドの法則 #人間関係 #幸福論 #人生哲学

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