生きづらさを克服するには?一切皆苦の本質【ブッダ心理学18】
こんにちは!ブッダ心理学コーチの仲 恵里です。
私たちが「生きづらさ」を感じるのはなぜ?
あなたは日常生活の中で、生きづらさを感じることがありますか?例えば、人間関係がうまくいかない、仕事のストレスが溜まる、何をしても満たされない――そんな思いを抱えたことはありませんか?
ブッダ心理学では、この「生きづらさ」の原因を「皆苦の法則」として明確に説明します。
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ブッダのいう「一切皆苦」とは?
ブッダは「生きることそのものが苦しみである」と説きました。
しかし、これは悲観的な意味ではありません。私たちの心の構造上、人生には苦しみが伴うのは自然なことだという事実を指摘したものです。
この苦しみを理解することで、自分を責めたり、環境を呪ったりする必要がなくなります。
生きづらさを生む4つの苦しみとは?
さあ、ここから生きづらさの正体を見ていきましょう。私たちの心が抱える苦しみは、次の4つに分類できます
1. 愛別離苦(あいべつりく)
愛するものや人と別れる苦しみ。
2. 五蘊盛苦(ごうんじょうく)
自分という存在があるからこそ受ける苦しみ(体や心の悩みなど)。
3. 求不得苦(ぐふとっく)
欲しいものが手に入らない苦しみ。
4. 怨憎会苦(おんぞうえく)
嫌いな人や物と出会う苦しみ。
これらは一見それぞれ異なる問題のように見えますが、すべてマインドによってもたらされます。
なぜ私たちは生きづらいのか?その理由。
私たちが生きづらさを感じる理由。それは私たちに次の4つのマインドが備わっているからです。つまり私たちの「マインド」が、苦しみの発生源。
具体的には次のように説明できます:
• 愛のマインド → 愛別離苦
愛するがゆえに、別れが苦しくなる。
• 恐れのマインド → 五蘊盛苦
恐れがあるゆえに、自分が傷つくことへの不安がある。
• 執着のマインド → 求不得苦
執着があるゆえに、欲しいものが手に入らないと苦しい。
• 嫌悪のマインド → 怨憎会苦
嫌悪があるゆえに、嫌いなものに遭遇すると苦しみを生む。
生きづらさを克服するために必要な力とは?
苦しみの根源は、性格や環境ではなく「マインドの仕組み」にある――この事実を知ることは、私たちの生きづらさを理解する第一歩です。
ここで重要なことがあります。それは、苦しみが特定の人だけのものではなく、私たち全員に共通しているということです。誰もが平等に「苦しみを感じるようにできている」のです。
では、なぜ同じように苦しみを抱える状況で、不幸な人と幸福な人が存在するのでしょうか?同じ状況下でも、ある人は幸福を感じ、別の人は不幸を感じる――この違いを生むものは何でしょう?
その答えは「メンタリティの違い」にあります。たとえ過酷な状況であっても、どのようなマインドを保つかによって、人生が幸福に感じられるか、不幸に感じられるかが大きく変わってくるのです。
つまり、生きづらさを克服するために本当に大切なこと。それは、自分の「マインドを保つ力」を身につけることです。この力があれば、どんな困難な状況でも、前向きに生きることができます。
あなたの心の仕組みを理解し、マインドをコントロールする力を育てていきましょう。それが、幸福への一歩となります。
生きているだけで素晴らしい
最後に、忘れてはいけないのは「私たちは生きているだけで素晴らしい」ということです。苦しみと隣り合わせの心を抱えながら、それでも生き抜いている自分を肯定してみましょう。一切皆苦の人生を生きている、それだけで十分頑張っているのです。
まとめ:まずは自分の心を知ろう
結論としてお伝えしたいのは、「生きづらさの理由を知ることが、自分を理解する第一歩になる」ということです。苦しみの原因をマインドで客観的に認識することで、それを少しずつコントロールできる力を育てることができます。
しかし、どうか忘れないでください。私たちは、一切皆苦という苦しみと隣り合わせの人生を、生き抜いています。それだけで十分に素晴らしいことなのです。あなたはすでに、十分に頑張っています。
まずは、そんな自分を優しく認めることから始めてみてください。そこから、きっと新しい一歩が踏み出せるはずです。
最後まで読んでくれてありがとうございました!日日是好日。今日も心穏やかに ^_^
🕊️ブッダ心理学コーチ 仲 恵里
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