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仮説と根拠をセットで|外資コンサル流  #仮説を持て #思考を言語化しろ

今日皆さんにお伝えしたいのは、”仮説と根拠をセットでもつ”ことの大切さです。よく仮説思考と言いますが、どう鍛えたらよいのかを解説します。

いきなりですが、
仕事において、優秀な人とはどういう人でしょうか?
いくつか要素はあると思いますが、
1つに「自分なりの仮説と確かな根拠を持っていて、それを実行に移せる人(=自立自走できる人)」が挙げられると思います。

特にコンサルタントにおいて大事なことは、自信をもって主張ができることだと思います。そしてその自信ある主張に裏づいているのは、確かな”根拠”や”思考プロセス”です。
『説得力のある人とは、確かなロジックや根拠に裏づく自分なりの仮説を持っていて、往々にしてそれを正しく言語化出来る人です』
メンタリストのDaigoや東大王の伊沢くんなど、芸能界で「頭いいな~」「賢いな~」と思う人たちは共通してコレが出来ています。
皆さんも以下2つを意識して、説得力のある人を目指しましょう!

Step1:自分なりの主張を持つ(仮説思考)

一つ目は、何でもよいので自分なりの主張/結論をだすということ。
いわゆる”仮説思考”です。
仮説思考というと大層なことに聞こえますが、要するになんでも良いので自分なりの考えを持ってみるということです。

会議の場で、一番やってはいけないのが
「~さんと同じで」「特にないです」等と思考を放棄することです。
まずは自分なりに考えてみましょう。

その際に、”自分なり”という点で大事なのが、”批判的にみること”
クリティカルシンキングとも言いますが、「なぜそう言えるのか?」「ほかにないのか?」「それって本当なのか?」を自問自答して繰り返します
そうすると、抜け漏れやロジックの飛びがあることに気づくはずです。

「~という考え方もあるのでは」などと他人とは異なる意見を持つことが出来るようになります。
私が意識しているのは、『3つの目をもつ』こと。

  1. 視座(どの立場で)

    • 個人→上司・親→企業・自治体→国→社会全体→地球・神 などより高い目線を持つのです。

    • 相手の目線、お客さんの目線、会社の目線、サービス提供側の目線と異なる立場の人の目線に立つことが出来るようになります

  2. 視点(どの観点で)

    • 多角的な視点をもつとも言いますが、「価格」「立地」「味」「時間」など、異なる評価観点や指標がないか?を考えます

  3. 視野(どの範囲で)

    • 今考えている範囲を広げてみます。地域→東京→日本→世界→地球などと広くするもよし、顔をきょろきょろして違う範囲を見てみるイメージです

Step2:思考プロセスを言語化する

どうしてその結論になったのか考えるのです。
人間の判断・行動といったActionは全て思考の結果導かれています
これがうまく説明できないと、「説得力がないな」「あんまり考えぬけていないな」となるわけで、これでは人に信頼してもらうことは出来ません。

例えば、
「今日のお昼は何をたべようかな?」
「よし、近くのラーメン屋さんに行こう」
という決定の間には

「今日の昼は時間がある」
⇒「コンビニ弁当などではなく、外食できそうだ」
⇒「さっとすぐに食べれる麺系が良いな」
⇒「近くに●●っていうラーメン屋さんと××っていう蕎麦屋さんがあるな」
⇒「がっつり行きたいからラーメン屋さんにするか」

などのように思考のプロセスがあるわけで、
いちいち紐解こうとすると結構複雑な処理をしていたりするわけです。
これを意図的に紐解く訓練をすることでで、思考スピードが向上し、主張と根拠の結びつけが速くなります。

まずは「なぜその結論に至ったのか?」「ほかにはなかったのか?」と自問自答してみましょう。
紙やWordなどに、それを書いていくのです。
とりあえず思いつく”根拠っぽいもの”を全て書き出した後に、どんな観点なのかラベルを付けていきます
そのうち、この決定のなかでどんな判断軸があったのかが浮き彫りになってきます。
最初は簡単ではないのですが、訓練しているうちになれます。
例えばこんな感じ。

『なぜ、近くのラーメン屋さんを選んだのか』

  • いつも時間がないが、今日は時間がある ⇒「時間」

  • 醤油ラーメンがすごくおいしそう ⇒「味」

  • ラーメンはすぐに出てくる ⇒「時間」

  • 比較的安い ⇒「価格」

  • 近くにある ⇒「立地」

つまり、ラーメン屋さんを選ぶという決定のプロセスの中には
「時間」「味」「価格」「立地」などの判断指標があったとわかります。
あとはこれを「どう説明するか?」を考えるのです。

是非、実践してみてください。
「仮説と根拠はセットで伝える」
「訓練として、まずは仮説を持って言語化してみよう」
それだけです。
では、皆さんよい週末をお過ごしください。

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