歌詞を読む59 「 Summer Rain 」

メリコが木を切る　　　メリコが木を切る
メリコが木を切る　　　メリコが木を切る

大きな森があった昔　他の木を植えようと誰かが言った
大きな森は大きくなった　たった一本の木くらいなくてもいいね

そしてメリコは木を切る

大きな森はまだ大きい　切られる前に逃げる木々に足はない
メリコはそれに気づかない　たった十本の木くらいなくてもいいね

そしてメリコは木を切る

Summer Rain　 Summer Rain　森に無数の雨が降る
Summer Rain　 Summer Rain　森は痛くて泣いている

大きな森はいつまで大きい？　お前がきたからだとクヌギが言った
お前のせいと樫の木言った　たった百本の木くらいなくてもいいね

そしてメリコは木を切る

大きな森は喧嘩してゆく　メリコは気づかない
そこにあるのは森ではなくて一本の木々
たった千本の木くらいなくてもいいね

そしてメリコは木を切る

Summer Rain　 Summer Rain　メリコは今日も木を倒す
Summer Rain　 Summer Rain　森は痛くて戦った

今日切られた木は十年後には　神父だったかもしれないよね
ピエロだったか、結婚したか　１６になったか、愛し愛されたか

そしてメリコは木を切る

Summer Rain　 Summer Rain　誰かが空に水をまく
Summer Rain　 Summer Rain　雨がやむ日はまだこない

Summer Rain　 Summer Rain　森に無数の雨が降る
Summer Rain　 Summer Rain　森は痛くて泣いている