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歌詞を読む71 「 太陽の色 」

どこまでも見渡せた あの場所から ぽつり
今はなにもみえない

右側にいた人の 気配がきえる ことり
はてのない罪と罰

空っぽの私の中に 懐かしいものが並んでる

今まで染み込んだ 太陽の色
私に流れてきた 風の音
この肌湿らせた 天(あめ)の香り
夜の中でも消えはしない

まちがえた方向に走り続けて ひとり
誰の声もきこえない

走るのは間違えるためじゃないのに ぷつり
もう元には戻れない

空っぽの私の中に たしかな手触り残っている

今まで触れていた 指の形
私に映っていた 光の星
この目を湿らせた その言葉
罪の中でも消えはしない

今まで歩いていた この道は
まちがってばかりいたけれど
足あとは消えずに残る
私の生きている足あとが

今まで触れていた 太陽の色
私に映っていた 風の音
この肌湿らせた その言葉
どれだけまちがっても消えはしない

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