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日本ワインレビュー

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日本ワインを主にレビューしていきます。最近は家飲みが多いので、白ワイン多め、北海道のワイン多めになっております。できるだけバラエティに富んだラインナップで、いきたいなぁと思ってい…
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2021年7月の記事一覧

日本ワインレビュー
【山崎ワイナリー】ドルンフェルダー 2018

日本ワインレビュー 【山崎ワイナリー】ドルンフェルダー 2018

ドルンフェルダーヴィンテージ:2018
コメント:ブラックベリーやカシス、チェリーのような香り。
花のような香りもあります。
ドルンフェンダーは、柔らかく強めのタンニンがあって、シッカリとしたボディがあり、酸もしっかりあると言うイメージでしたが、このワインは、山崎ワイナリーらしい冷涼な酸があって、タンニンも軽快で、ドルンフェルダーの印象を裏切るモノでした。
全体的に軽めですが、酸味と果実味もあり、

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空想エヂマ会 第10回目は「カベルネ・ソーヴィニョン」です。

空想エヂマ会 第10回目は「カベルネ・ソーヴィニョン」です。

世界で最もメジャーな品種で、「黒ブドウの王様」ともいわれ、世界中でも広く栽培されていますが、日本では、原料用赤ワイン用ぶどう品種では7位で、赤白ワイン原料用国産生ぶどうの受入数量では1.7%しか無く、日本ではマイナーな品種です。
主要産地としては、1位が山梨県で104t、2位が長野県で84t、3位は山形県で64tです。
全国合計しても354tなので、ヤマソービニオン(現在は303t)とそんなに変わ

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日本ワインレビュー
【あいざわ農園】さちろぜ 2020

日本ワインレビュー 【あいざわ農園】さちろぜ 2020

さちろぜヴィンテージ:2020
コメント:まずは樽香から来るバターやクリームなどの香りが来ますねぇ。
そしてラズベリーやイチゴなどの赤い果実の香り、カンロ飴のような甘い香りと花のようなフローラルな香りもあります。
酸はそんなには強くなく、比較的まろやかですが、アフターには、ヤマブドウ系らしい苦味とエグ味が少し残りますねぇ。
2019ビンテージは山幸77%、清見16%、清舞7%だったが、2020ビン

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【ドメーヌ・イチ】蝦夷泡 2020

日本ワインレビュー 【ドメーヌ・イチ】蝦夷泡 2020

蝦夷泡ヴィンテージ:2020
コメント:マスカット香はそう強くなく、余市のナイアガラらしい、フレッシュなぶどうの香りがします。
やさしい酸と言うよりも、ピリピリとする強めの酸を感じますねぇ。
甘さは控えめで、ドライと言っても良いくらいの辛口です。
アフターには苦味と塩味が強く残ります。
余市のペティアンとしては、優しいと言うよりも硬派なイメージを感じますねぇ。
2020ビンテージは、2018や20

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【くずまきワイン】夏–なつ–

日本ワインレビュー 【くずまきワイン】夏–なつ–

夏–なつ–ヴィンテージ:NV
コメント:レモンやパイン、桃や熟した洋梨やメロンのようなの香り。
やや甘めの香りがしますが、飲み口は思ったよりも辛口ですねぇ。
温度が上げると果実味が出てきますが、そんなに甘ったるくはなりません。
アフターに苦味と少しの塩味があります。
爽快な酸もあり、夏という名前にピッタリのワインです。
やはり、よく冷やして、暑い日に汗をかいた後に、ゴクゴク飲むべきワインなのでしょ

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【山崎ワイナリー】ピノ・ノワール 青ラベル 2015

日本ワインレビュー 【山崎ワイナリー】ピノ・ノワール 青ラベル 2015

ピノ・ノワール 青ラベルヴィンテージ:2015
コメント:ブルーベリー、ブラックチェリーなどの黒い果実の香り。
冷涼で硬かった酸もだいぶ柔らかくなってきていますねぇ。
「黒ラベル」よりも「青ラベル」の方が、酸が優しくて、清涼感があるので、早めに熟成する気がします。気のせいかもしれないが。
これからがちょうど良い飲み頃に、なりつつありますねぇ。
熟成感を味わいたい方は2、3年ほど我慢して飲んでも良い

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