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海に行きたくて


海に行ってきた。

娘と二人、電車でちょろっと。

朝目が覚めて、あ、海行こうってなって海に行った。

娘は初めての海。

着いてテンション高めの母につられて


やったーイェーイと海をバックにガッツポーズの写真が撮れた。

砂浜を見て娘はめちゃくちゃ広いお砂場だと思ったのだろうか。

砂場道具を持っておしゅな!おしゅな!と言いながらせっせと遊び始めた。


ポップアップテントをたてて優雅に海を眺めながらゴロゴロ。


…のつもりが風にあおられてすでに心は折れた。


しかし畳む面倒臭さを知っているので意地でもおにぎりはテントの中で食べた。


娘はおにぎりを片手に砂をテント内に持ち込んでいる。


ぎゃー!!もはや優雅のかけらもない。


なんとかおにぎりが砂まみれにならないように最後の一口を娘の口に入れ、欲張っておむつ替えをしてテントのありがたみを感じ、ようやく風にあおられ砂まみれの面倒臭いテントを畳むことにした。


マイペースに遊ぶ娘の横で風とテントのバネと闘う母。


全然小さくならない。


立てるときは3秒、畳むときは30分はかかった。


…いや、盛ったな、畳むのは15分くらいかかった。

とりあえず持ち帰れそうでホッとした。


そして海の方に近づいた。


初めは貝殻を拾って少しづつ海に近づく。


海を見ておみじゅ、いっぱい!という娘。


いよいよ波打ち際まで来た。


ついにザバーン!しゅわしゅわしゅわ〜!


足が海水で埋もれた。


ちゅめたいよぉぉお!!


と泣きながら訴える娘。


初めての海の感想、素晴らしい言語化!!


そっちに感動してしまい娘の不快な気持ちは二の次になってしまった。


ハッと我に返り、ちょっとお砂の方に行こうか、と言えた。

娘は貝殻拾いに夢中になり、あった、あった!と見つけては袋に入れて集めていた。

1時間くらい拾い集め、そろそろ帰ろうと思い、最後にもう一度娘と波打ち際に行く。


やっぱり少しびっくりしていたけど、興味はある様子だった。

また遊びに来れるといいね。


ちょっと駅前のお土産屋さんを覗いて、かわいい鍵編みのポシェットを買ったり、ソフトクリームを一緒に食べたり、パパのお土産に地ビールを買ったりした。

すごい楽しかった。

大冒険だった。


早くいろんなところ行きたいなぁ。


もっと綺麗な海見せてあげたいなぁ。


読んでいただきありがとうございました!


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