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英語エンターテインメントエッセイ「英語のそこのところ」

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Native English Speakerはどうしてwhy を連発するの?  なんで、a やthe にこだわるの?  日本人にとって理解しにくい英語の感覚は、実はNative…
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#英会話

著者 徳田孝一郎からのご挨拶

 拙著「英語の国の兵衛門」が上梓されたのは、2008年のこと。  なんとなく知ってはいるが、使いこなせてはいない英文法を使えるものにできる、ドタバタが面白いと、読者の方にはずいぶんとお褒めいただいた。面映い限りで、ちょっとほめ過ぎだよと思ったが、実際はまんざらではない(笑)  調子に乗って第2弾を、と自分も思っていたし、版元からも次の本のネタはないかと言われていたのだが、好事魔多しとはよく言ったもので、突然版元が解散してしまい第2弾は立ち消えとなってしまった。  やる気が

Excuse me. 「英語のそこのところ」第121回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年11月10日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  Excuse me というのは、日本人もよく使う言い回しで「失礼しました」と訳されていますが、実は微妙に違うようです。Native English Speakerと話していてそんなことに気づいたというお噺です。(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に株式

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どうぞエポケーを「英語のそこのところ」第119回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年10月13日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  学校は何も教えてくれない! なんて歌詞がありましたが、私は大学で学んだことのおかげで、生きて来られたな、と思うことが多々あります。その中でも大切にしているのが「エポケー」。Native English Speakerとの付き合いにも、仕事にも役立っています。今回はそれを恩師の中村雄二郎教授に教えて

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向上心が強いのも……「英語のそこのところ」第118回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年9月29日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  わたしは、Native English Speakerといっしょにfootball観戦することがありますが、そんなところから、Native English Speakerもつらいのだなぁ、と感じたときのエピソードです。(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に

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自然って、素晴らしい。「英語のそこのところ」第114回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年8月4日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  日本では、あまりディヴェート教育が行われませんが、Native English Speakerたちはしっかりと教えられて、鍛えられています。教えられるものの代表が、詭弁です。どんな詭弁があるか叩きこまれる。彼らからすると日本人は初歩初歩の詭弁によく引っ掛かっているそうです。しかも気づいていない。Nat

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カウンターの内と外 「英語のそこのところ」第113回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年7月21日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  海外のバーやカフェで、差別されたという話を聞きますが、本当の原因は我々Native Japanese SpeakerとNative English Speakerの接客の考え方の違いにあるのではないか、と思った話です。(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に

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仲良くなるには 「英語のそこのところ」第112回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年7月7日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  Native English Speakerからたまに日本人とは友達になれないと相談されることがあります。その理由をNative English Speakerと私で考えてみた時の話です。(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に株式会社メディア・ポートより上梓

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偏食が過ぎると 「英語のそこのところ」第111回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年6月23日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  テレビのスポーツ番組をわれわれNative Japanese Speakerは普通だと思って観ていますが、Native English Speakerには、非常に奇妙なものだと感じているようです(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に株式会社メディア・ポート

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合わせるよりも、説得をね。「英語のそこのところ」第110回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年6月9日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  最近ではタトゥーを入れていないNative English Speakerはめずらしい存在になっていますが、それに関して友人のNative English Speakerと議論したときの話です。(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に株式会社メディア・ポートよ

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力点が違うんです。「英語のそこのところ」第108回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年5月12日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  今回は意外に知ってるようで知らない、時間のあらわし方を突然レクチャーされたお話です。Native English Speakerの多い職場ってのはホント気が抜けません(笑)(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に株式会社メディア・ポートより上梓され、その後同

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No Side の感覚「英語のそこのところ」第107回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年4月28日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  最近は、参加者がクリエイティブな意見を自由に言える建設的なミーティングを、やりましょうと言われていますが、それを日本語でやるには、それはそれで大変でして。日本語の不得意な面に直面したというお噺です。(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に株式会社メディア・ポ

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意味で伝えるのではなく「英語のそこのところ」第106回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年4月14日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  日本人とコミュニケーションを取ろうとして、Native English Speakerは我々に気づかないところで苦労しているようです。今回はそんなお噺です。(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に株式会社メディア・ポートより上梓され、その後同社の解散により入

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英語のそこのところ 第1回 はっきり言っていいんです!!

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子 徳さんは、変わってるね。   と、Native English Speaker からよく言われる。実際、日本人の友人の間でも変わりもんだという評判(?)を得ているので、英語を使っても日本語を使っても「ぶれない」(笑)ということで、ほめ言葉として受け取っていたのだが、あるとき何かの拍子に突っ込んで聞いたことがあって「へぇっ」と思ってしまった。  私は、日本人ぽくないんだそうで。  何を言っていやがる、おれは九州福岡の産で、顔もき

英語のそこのところ 第2回 あの人は、違う人

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子  今はそうでもないけど、会社員だったころはよく仕事帰りにスタッフを連れて呑みいったものです。生意気にも、おい今日は呑みに行くぞっ なんて就業時間のちょっと前に宣言したりする。 「ええ?、徳さんのおごりですか?」  って、一番仕事の出来ない奴が一番に飛びついてくる。 「もちろん、お前のおごりだ」  なんて掛け合いをして仕事の終わったスタッフで新宿に繰り出すわけですが、そんなとき、Native English Speakerは必ず一

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