池袋HUB、よくわからない甘い酒
もうあれは23時を回っていて、普通ならば飲み会が終了するような時間だった。平日、どうしても次の日は仕事だ。だからこそ彼女から2軒目の誘いがあった時には飛び上がるほど嬉しかった。あぁ、まだもう少しこの人と一緒にいられるんだなと思った。人もそんなにいない池袋の街角、とにかくこんな時間から飲める場所を探して(24時間やっている場所はあるけれど、そういうことではきっとない)このなんでもないけれど妙に都会な街をさまよった。なんかもう、一杯だけでも飲めればいいんですけどね、そう言われた時