見出し画像

プロマ・バスー、ロブ・ハッチ=ミラー【アザー・ミュージック】|レコード・カセット・CDの頃

アメリカ映画|2019年|85分|OTHER MUSIC
この伝説のレコードショップのドキュメンタリー映画は、昨年末頃の京都みなみ会館で観ました。
すでに昨年のことなのに、iPhoneのメモに記入されたnoteにアップされる順番を後回しにされ続けていました。
だからといって、他より劣っていたわけではありません。
むしろ、良すぎて、なかなか手がつけられなかったのです。
実際に私は、この映画のポスターを買って、リビングに飾っています。
レコード盤に針を落として、それを眺めています。
不思議ですね、本当に良かったタイトルは気構えてしまって、紹介が後回しになるなんて….私にはよくあります、不思議です。
とはいえ、こんなに時が過ぎたからといって、とびきり練り上げたものを記すわけもなく、むしろ詳しく書くこともなく出してしまうということになるのですから…初めから、書くぞ、なんて意気込まない方がいいのだと気がつきました、いや、気がついてました。

イースト・ヴィレッジのランドマーク。
異次元への扉。インディーズの砦──
ニューヨーク、伝説のレコードショップ “OTHER MUSIC”。
その波乱万丈な21年間を追いかけた、 愛と汗と涙のドキュメンタリー。

オフィシャルサイト

ちなみに、私は枚数は少ないですがレコード盤を持っています。
そして、レコードで音楽を聴くのが好きです。
よく聴くのは『ビートルズ』『ザ・ドアーズ』と、詳しくはないですが名盤といわれる『ジャズ』と、安く売られている『クラシック』です。

1995年、アルバイト先のレンタルビデオ屋で知り合ったジョシュとクリスが、店を立ち上げた。
巨大チェーン、タワーレコードの向かいにあるから、「アザー・ミュージック」。
メジャーとは違う音楽世界の出会いの場所。
オープンしてから続々と、クセモノ揃いの愉快なスタッフが加わっていく。2001年のNY同時多発テロとiTunesの誕生、03年のタワーレコードの倒産など、時代の大きなうねりに翻弄されながらも、「別」の道を模索し、抵抗し続けた奮闘の日々。
その最中で、アーティスト=場所=カスタマーの双方向的なコミュニケーションによって、歴史的なシーンが次々に生まれていった理想的なコミュニティは、いかにして形づくられたのか。
そして、店員や常連客にとって”家”だったような場所がなぜ失われるに至ったのか……。
これは、「その他」であることを、控えめに誇りながら、「もうひとつ」の可能性を追い求め足掻き続けた、世界にたったひとつの青春群像物語。
ヴァンパイア・ウィークエンドにニュートラル・ミルク・ホテルなどアザー・ミュージックと馴染み深いバンドが店内で頻繁に行っていた異様な熱気と親密さに満ちたインストア・ライブ、オノ・ヨーコやヨ・ラ・テンゴらが一同に会したフェアウェル・コンサートの模様など、貴重なライブ映像の数々も見逃せない。

オフィシャルサイト

客の動き、店員の動き、店員が音楽を紹介したり、お客が質問したり、会話、BGMを取り替える動き、在庫を出してくる動き、店内ライブの様子
店内で起こり続ける様々な音楽にまつわる動きが、そこにある。
それを観ながら、それが失われて欲しくないと思いました。

必ず未知の音楽と出会える
変な店員ばかりの店
常にミュージシャンを支えていて
彼らにとって
作品がこの店に並ぶことは本物である証だった

オフィシャルサイト

便利になる進化が欲しいんじゃなくて
不便さを残したままの進化ならいい
不便さを残さなければならない
そういう物事もあるんだと
レコードは教えてくれる
それが、あたたかい

音楽ファンの友人同士であったクリス・ヴァンダルーとジョシュ・マデルによって
1995年にオープン

音楽は人と繋がる手段
音楽は自分と繋がることもできる
日々の単調な暮らしでは見つからないような
純粋な喜びを味わえる

オフィシャルサイト

予告編

是非、この予告編を観てほしいです。
熱気が伝わってきます。


この記事が参加している募集

おすすめ名作映画

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?