#1"企業PR担当として地域のためにできること"をやってみた
はじめまして。製造業でPR・販売促進企画の仕事をしている 失敗から学ぶ人 と申します。アラフォーです。noteでは、長年日本企業で働いてきて思うこと(仕事のこと、組織運営、ジェンダー、働き方について)やソーシャルな活動を通して考えていることを書いていきたいと思います。
第一回目は、仕事のことです。
タイトルのとおり、"企業PR担当として地域のためにできること"を考えてみた結果、この度、『地元企業主導の街づくりのロールモデル』である富山市岩瀬の桝田隆一郎社長の桝田酒造店さんとコラボしてお酒を作ることになりました。
岩瀬は、かつて北前船の交易で栄えた富山市北部の街で趣のある街並みが美しいです。ぜひ多くの方に訪れてほしい街です。
お友達に教えてもらったのですが、福井モデルという地方創生の本に岩瀬の街づくりの話が出てるそうです。
さて、私は、会社の広報や販促企画の仕事をしています。異動により今の仕事をして3年くらいになります。広報の年間計画に沿って会社のWebページのコンテンツを書いたり、新聞に広告出したり、展示会したり、製品のショールーム作ったり、販促品作ったりとかいろいろします。
ある時、『PRの仕事をしているうちに自然と事業所の地域のPRもできたらいいなという気持ちが湧いてきたこと』に気が付きました。きっと私の30代は、地域活動にかなり時間を費やしてきた(おとえんという千葉県流山市拠点のDJチームを主宰しています)ので、地域とか地方創生方面に気持ちが向いてるのでしょうね。
会社を受け入れてくれてる地域、会社を支えてくれる人の住む地域の文化や歴史や人の素晴らしさを伝えたいなと一昨年くらい前から思っていて。
企画を立てて、会社からGoが出るのを待っていたら、意外とそのときが早く来ました(笑)
勤めている会社、メインの3工場がすべて酒造りが盛んな地域にあるのです。お酒は、その地域の食文化や風土が反映されるものです。地域を語るにはもってこいだと思いました。オリジナルラベルのお酒を作って酒税登録もちゃんとして、会社のお酒として顧客への贈答品や会社イベントでふるまいたいと考えました。
昨年、山形県内の会社と同じ工業団地にある酒蔵さんで会社オリジナルのお酒を作らせてもらい、海外向けに英語のラベルも作ったりとかいろいろ工夫してみました。そしたら、上層部がえらく気に入り、シリーズ化しろととの命が!
ということで、第二弾も引き続き担当。
富山で、どこの酒蔵さんとコラボしたいかなと考えたときに、事業所にほど近く、お酒はおいしく海外からの評価も高く、街づくりに注力している酒蔵さんということで桝田酒造店さんしかないと思い依頼しました。
つてはなかったのですが、先日ほぼ飛び込みで訪問して、地元のご縁で!とお願いしたところ、協力していただけることになりました。
工場を見学させてもらいながら、お酒造りのお話をいろいろと伺いました。写真はお酒を貯蔵するサーマルタンク。
桝田酒造店さんは、満寿泉という銘柄が有名ですが、満寿泉だけでもとにかく種類が多い!
4月は仕込みが終わり、瓶詰めの季節だそうですが、歩きながらその辺に積んであるお酒の瓶を見るたびに違うラベルが貼ってあります。案内してくれた方は、「従業員でも覚えられないほど多い」とおっしゃっていました。さすがチャレンジングな酒蔵です。
私はこれから、数か月かけて、ラベルづくりからお酒の登録まで行います。
満寿泉のブランドイメージを損ねないよう配慮しながら、会社のPRになるものを考えたいと思います。今度は、英語ラベルのほかに、岩瀬の観光マップも入れようかな~ と、あれこれ考えているときが一番楽しいですね。
長年会社にいると、いいこともそうでないことも色々ありますが、
どうせなら、ハッピーに仕事をしていきたい。
PRの仕事は売り上げに直接貢献できない仕事といわれますが、お客さんにも、社員にも、そして地域にも喜んでもらえるように。
微力ながらがんばりたいと思います。
お酒好きな方、満寿泉、みかけたら飲んでみてくださいね。
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