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蕎麦の郷〜秘境 利賀村にやって来た。

 夏の旅2日目は、小布施から一路利賀村に向け高速を飛ばした。


1日目はこちら



ひたすら走る

上越道から北陸道に入り、新潟・富山間でトンネルを26個くぐり、砺波インターまで200km以上は走っただろうか?
インターを降りガソリン補給して、待ち人に連絡を入れる。
順調にいけば、あと30分も走れば着けるそうだ。

市街地を10分も走らないうちに山間部に差し掛かる。

山間部に入るといきなり落石注意の看板。
どきっとしながら、一心不乱となって運転に集中する。
曲がりくねった道をいくつも越えて、落石注意の表示がいくつあっただろうか?
かなりの難所。
普段運転慣れしてない人には過酷な道だ。

30分ほどドライビングテクニックを楽しんだ後、ようやく道が開け信号のある交差点があった。
実のところ、かなりホッとした。

ヤッホー、そろそろ目的地に着くぞー。

いたいた。
クルマから降りて待っていてくれた。
ありがたい。

なにを隠そう、noter茶屋ファームさんがお出迎えしてくれた。

🔶ランチタイム

では、早速お店に入ることにしよう。
利賀村産蕎麦を使って提供している村で唯一のお店だそうだ。

店構え


店内

左側の川沿いの席に座り、私はとろろそばの冷、家内はせいろそばをオーダー。
茶屋さんもせいろそばを所望。
天婦羅が欲しいが扱ってないとのこと。
岩魚の天婦羅も品切れ。
う~ん、誠に残念。

フライングして
つい一口食べてしまった。

さっぱりした食味で火照った身体に心地いい。
川からのそよ風と流れを眺めながら、贅沢なひとときだ。

これからどうするかを話し合いながら、コーヒーとデザートを注文することに。
私は、そば粉ホットケーキを食味することにした。
家内と茶屋さんは、そば粉入りバナナケーキを注文。

蕎麦粉ホットケーキ
そば粉入りバナナケーキ

失敗した!
とろろそばを食べた後のホットケーキ2枚は流石に応えた。

それでは、腹ごなしに蕎麦畑に出掛けるとしよう。

🔶利賀村について

かつて富山県東礪波となみ郡におかれていた村。
2004年(平成16年)11月1日に周辺町村と合併、南砺市の一部となった。
村名は、加賀藩の初代藩主前田利家に由来する。
演劇の村として知られる。
地理的には、富山県の南西部に位置し、岐阜県に接する。
標高1,000mを越える山々に囲まれた村域は南北に細長く、庄川の支流である利賀川、神通川の支流である百瀬川が縦断する村。

非常に急峻な峡谷地形であり、河川の間は険しい山塊に遮られる。
同じ村内でも別流域間のアクセスは困難であり、新楢尾トンネルにより村としての一体性が保たれている。
村外へのアクセスが県内で唯一困難な自治体である。
部落が20あり、人口は2019年約500人。

(姉妹都市・提携都市)
・東京都武蔵野市(利賀村出身者が武蔵野市助役を務めた関係)
・宮崎県日之影町(日本一の高さの林道橋と長い林道トンネルの関係)
・ギリシャデルフィ市(演劇関連)
・ネパールツクツェ村(そば産地関連)
・韓国平昌郡(そば祭り関連)

出典:Wikipediaより引用



🔶蕎麦畑視察

茶屋さんのクルマ1台に同乗して、蕎麦畑に案内してもらう。
中村地区という場所。
10枚の畑がほぼ1ヶ所にかたまっている。

新芽
8月10日頃播種はしゅ
撮影日8月20日
元気にすくすく育っている。
10枚のうち6枚の畑①
収まりきらず
10枚のうち6枚の畑②


やがて、白い花が咲く。
茶屋ファームさん提供画像


茶屋ファームさん提供画像


そして実がなる。
茶屋ファームさん提供画像


この秋の収穫が楽しみである。
無事に育ってくれよ、新芽🌱くん!

蕎麦は特別栽培で農薬、化学肥料も使わないで栽培する。

茶「発芽したら、手がかからないんですよ。湿気を嫌うので水はけに注意すること、それからヨトウムシが発生すると厄介ですが、今まで被害にはあってないんですよ。」

国内生産者事情、ヘルシー素材
については下記の文末に記載してますのでご覧ください。



すぐ近くに利賀芸術公園があるので、少しだけ立ち寄ることに。

2、3分で到着。

🔶富山県利賀芸術公園

全体図が載っていますので、ご覧ください。

1973年(昭和48年)に、当時離村や改築によって利賀村から姿を消しつつあった合掌造り家屋を伝統的文化遺産として保存するするべく『合掌文化村』の整備を開始、同年に採択された自然休養村整備事業なども導入し、1976年度までに6棟が移築された。

1976年(昭和51年)に、鈴木忠志氏(SCOT主宰)が東京から活動拠点を移し、同地にて演劇活動を開始。

1982年(昭和57年)7月15日には磯崎新設計のギリシャ風の『野外劇場』が完成し、日本初の世界演劇祭「第1回利賀フェスティバル」が同地で開催された。

1994年(平成6年)に財団法人利賀合掌文化村財団を発展的に解散し新たに財団法人富山県利賀芸術公園財団が設立されたことに伴い、日本初の県立芸術公園『富山県利賀芸術公園』として正式にオープン。
2001年(平成13年)4月1日、富山県利賀芸術公園財団が解散し、新たに富山県文化振興財団が発足し、現在に至る。

出典:Wikipediaより引用

SCOT(Suzuki Company of Toga)については下記をご覧ください。


小さな橋を渡ると
左手にど~んと
大きな合掌造りが
右手には
案内所・休憩所
池の向こうは野外劇場
岩舞台といわれる場所
グルメ館
劇団員が食事する場所


川伝いにクルマで移動したが、出会う人は全て外国人。
失礼な話この山の中で何故?

世界的な劇団で、8月23日から「利賀はマスマス上機嫌!」という公演を控えているので劇団員が集まってきているそうだ。




はてさて、次の蕎麦畑に移動します。
道すがら、少し小高いところから眼下に見える神社を眺めた。
雲がどんよりしているが、これが利賀の特徴でもあると茶屋さんから説明あり。

この雲どうです?
墨絵みたいでしょ。
kumokichiさん
アップ画像だと
こんな感じ
撞鐘堂のある神社

次の畑に到着。
豆谷地区といって、かなり山の狭まったエリアに来た。

茶「ここを見て欲しかったんですよ。自然の怖さというか足跡を。」

な、な、なんと7、8メートル上からでも分かる大きな足跡が、、、

E「もしや、熊でしょうかね?」
ひとつの足跡が全長7、8cmはあろうかという大きさ。
猪やカモシカ、猿でもない。
熊しかないじゃないか!コワっ!

これでもアップ目一杯
よく目を凝らして。
見えるでしょ?
熊さんらしき足跡。
右側が大きな
足跡がある畑
熊さんらしき
足跡の畑全景
かなり目を凝らさ
ないと見えない

尚、獣害対策として電気柵をこの後、設置されるそうです。
折角、育てた物が食べ荒らされてしまっては台無しですものね。

蕎麦畑巡りはこれにて終了!

拙記事の後、茶屋ファームさんがその後の蕎麦の育成状況なども加え、記事を投稿されましたのでご覧ください。



クルマを置かせていただいた「うまいもん館」から山門が気になったのでパチリ。
村で唯一のお寺さんだ。

🔶西勝寺

山門
本堂
説法を説いてる
のが聞こえていた。

鄙びた感じだけど、村で唯一のお寺さんなので、長い間大事な役割を果たしてきたのだろう。
歴史を感じさせるお寺だ。

砺波市内に戻ろう。
行きと同じ曲がりくねった山道をひたすら走る。
慣れたのか意外と違和感がない。

途中、スーパーで調味料を調達。
甘口醤油の1.8Lと「あなんたん」もゲット。
こんなに安く買えてしまう。
ネット入手だと送料の方が高くつくのでありがたい。

大坂屋砺波店

一旦、ホテルに戻り、茶屋さんを待つ。
実は、これから宴席を持つ約束をしていた。


🔶今宵の宴席

ホテルから店がある砺波駅近くまでは、茶屋さんのクルマで移動。
実は、茶屋さんと茶屋さんの世話役的な立場の㈱野原組の野原社長と息子さんとで一献傾けることに。
家内は残念ながら疲れてしまい、ホテルでお留守番。

予約頂いていた彦々亭



名刺交換もそこそこに、本日の乾杯を!

まずは、恒例の黄金泡水で。
新たな出会いにカンパーイ

なんと、野原社長は利賀地域づくり協議会の会長もされてる方だ。
茶屋さんを全面的にサポートされていて、7年後に完成予定のダム工事のリーダーでもあり、利賀芸術公園とも関係が深く、SCOTの鈴木さんともご縁があるようだ。

富山の新鮮なお刺身に舌づつみを打って、お互いの話も打ち解けたところで一次会終了。

あ~楽しかった!

もう一軒いきましょう?というお誘いを受けご一緒する。
昨日の夜、3軒もハシゴしてるのに、、、。

気持ち良くなってしまって、野原社長につられてこちらも1曲🎤

二次会もお開きとなり解散。
野原社長、お世話になりました。
ご馳走様でした。


普通、これで終わるでしょ?

ところが、どっこい、茶屋さんと反省会として三次会に。

     そんなこたぁないよ!


夏の旅2日目はこれにて終了。
次は、松本に向かいます。



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#茶屋ファーム

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