Vol.1多拠点生活〜準備編!



1.憧れの多拠点生活、始まる

多拠点生活にずっと憧れを抱いていた。

会社員でいつもヘトヘトになりながら笑顔を振りまき、勤務時間内にこなしきれない雑多な仕事量に圧倒されながら過ぎていく日々。ふと窓の外に目を向けては桜、新緑、銀杏、と季節の移り変わりを確認しつつ、心の底でこだまする「いやだ〜、こんな生活しながら時が過ぎていくなんて」と焦りと怒りにも似た声を「生活のため」と押し殺しながら生きていた。

6人兄妹の2番目で賑やかな家庭に育った。兄妹同士、なんだか大変で辛い時もあったもののそれはそれで賑やかで楽しかったので気にしようもなかったが、私は今でいうヤングケアラーだった。自分の意思・希望が心のうちに湧き起こる前に目の前の家事と妹の世話にかき消された青年期を過ごしたためか、20代で妹たちのミニママを卒業すると自分自身の存在意義がわからなくなった。

そんな時、無性にしたかったのが海外旅行だった。まだ見ぬ世界を、生活を、見たい。そんな気持ちが沸々と湧き起こり、少ないお金をはたいてがむしゃらに行きたい国へ行ってみた。なぜか発展途上国が多かった。初めて行った国はパキスタンその後、モンゴルやフィリピンの田舎町といった具合に。きっと自身の家庭環境と似た光景が気になったのだと思う。一方で美しい風景にも感動するし、食べたことのないびっくりするくらい美味しい食べ物に出会えるのも喜びだった。

旅行好きで、一つのところにじっとしていられない性分なのである。

こんな背景から、多拠点生活に憧れを抱いていた。パソコン一つで仕事し、ちょっと息抜きに美しい自然に囲まれて散歩、夜にはその地域の人々との楽しい談笑とその土地の美味しい食材を使った食事。夢のような生活だ。

少々割愛するが、その後、会社員を辞めた。その時は次の仕事はどうするか、何かキャリア形成に役立つスキルを身につけよう、ということをとりあえず考えていた。そんな折見つけたのがADDressだった。

「これだ!こんなサービスがあったなんて。でも仕事がなあ。リモートワークできるほどのスキルも経験もないしなあ。」と思いながら、自分にすぐできることといえば数学を教えること、ということでオンライン家庭教師を始めた。

収入も不安定だったので、まだADDressは夢だった。とりあえず会社の仕事を辞めたため、東京に住んでいる必要はなくなったのでどこか家賃を抑えられて、自然のある場所に引っ越そうと思った。妹の一人がそのような場所に住んでいた。茨城県つくば市だ。こうして母と妹とその甥と4人での半年に及ぶ共同生活が始まった。1ヶ月だけ住まわせてもらってその後は条件に叶う場所に引っ越そうと思っていたが、居心地の良さに半年が経ってしまった。

紆余曲折あり、妹の宮崎県への移住が決まった。その時に「今がその時!」とADDress生活に踏み切った。妹の後押しも大きかった。いざ決めると早いものでその2週間後に憧れのADDress生活が始まった。

2.さあ、準備だ!

2-1.荷物はどのスタイルで持ち歩く?

スーツケースか、バックパックか。スーツケースは床を滑らせることができれば良いが、舗装の悪い場所を20分ほど引きずっていかなければならないとしたら、なしかな。と思いつつ、調べてみると、瞬間的に衣装棚のように広がってくれるソルガードのスーツケースを見つけた。

これは使いやすそうだ。靴下や下着類は平置きにしたい。ということで、池袋SEIBUにあるというので見てきた。

やはり購入前に現物を確認するのは大事とつくづく思う。PVで見ていた通りとても良いのだが、付属の棚は自身で入手できそうな気がしてならなかった。探すとあるもので、即時は叶わなかったが平置きにしたい衣類は2段に収まる携帯用吊るし棚で解決した。これでソルガードの衣装棚の必要性は無くなった。


となるとやはりバックパックで手ぶらが理想だ。
さて、どんなバックパックがいいか。
軽さ、取り出しやすさ、収納力、耐久性、手頃なお値段、汚れが目立たない、が条件だ。

見つけたのは、こちらのバック。ガバっと開いて中身の下の方も一目でわかるし、出し入れしやすい。

これに決めた。結果、「身長160 cm、細身、体力標準」の私にはperfect!!だった。

2-2.持ち物は?

移動にジェットスターを利用したく、7kg 以下にしたい。

*基本ファッションスタイル
リュック
斜め掛けバッグ(すぐに取り出せるもの)
キャップ(日焼け対策)
ラッシュガード上着、中に長袖か半袖シャツ
デニムパンツ
スニーカー(雨でもOKな軽量なもの)

*仕事で必要なもの
1.MAC PC
2.電源コード(PC,スマホ,腕時計,)
3.イヤホン
4.書画カメラ(仕事柄)
5.A4紙
6.スマホ
7.ボールペン替芯黒3本とボールペン

*私物
ショルダーバッグ
1.衣類
下着2セット、靴下3足、長袖1着(夏は半袖2)、
季節に合わせたアウター1着、
長ズボン(てろっとした部屋着、デニム)
2.変形自在な柔らかい素材のメイクポーチ
メイクポーチ内:リップ、石鹸で落とせるファンデ、化粧水、カミソリ、眉カットバサミ、アイシャドー、チークブラシ、フェイスパウダー
3.財布
4.スマホと電源
5.メガネ
6.鍵
7.シャンプー、コンディショナー、(容器に詰替)、固形石鹸(水が垂れないよう百円ショップで容器を買う)
8.バファリン
9.洗剤(リフィル詰め)
10.爪切り
11.ショッピングバッグ
12.ゴミ入れのビニル袋
13.電動歯ブラシ、デンタルフロス
14.(飛行機乗る前は持たない)味噌、白米、粉茶、乾燥わかめ

2-3.重さは?

全部で10.5kg…今の所これ以上は減らせないから、服を着込むなどしてジェットスターに乗る時に7kgに調整するか、滞在先に郵送することにしよう!

3.予算 170,000円

・食費 15,000円
 基本は自炊にする。
 スーパーで地のものを見て、調理するのも楽しみ。

・交通費 20,000円
    少し多めに見積もり。飛行機は基本Jetstar(有料会員)。
 車以外の公共交通機関で移動。

・散歩・娯楽・日用品 25,000円
 拠点ごとのお散歩は楽しみの一つ。
 神社仏閣の入園料や利用料等は、ケチらない。

・仕事に必要な消耗品 3,000円

・交際費 15,000円
 ADDressで出会った方との交流、
 家族・友人へ特産物を送るなど。

・固定費   112,000円
    ADDress 月額 44,000円
 共済掛け金 月額 2,000円
    マネーリテラシーUPの勉強 月額 10,000円
 月4回オンライン英会話 月額2,800円
    国民健康保険税 26,200円
   住民税(3ヶ月ごと) 25,000円

      

                               準備は整った!







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