個人的に好きな配信されている作品

お疲れ様です。

映画館で鑑賞時には、ポップコーンを食べない派の
えいがの党　党首です。

今回は、動画配信サービやレンタル配信で、現在いつでも観れるおすすめの作品を、何本かピックアップしていきたいと思います。

ちなみに、私が現在加入しているサブスク配信サービスは、”Disney +”・”U-NEXT”・”Amazon prime”の３つですので、
この３つのサービスから作品を選出しております。（Netflixは高くて、、）

おすすめ配信作品１本目

『ザ・メニュー』

Disney＋にて、つい最近配信された新作映画。
公開が昨年の１１月だったので、あまりの配信の速さに、時代の潮目を改めて感じますね。

あらすじ

舞台はある孤島にある高級レストラン。
そこに招待された”特別な”お客達に提供されていく至高のシェフが作る、至高コースメニュー。
しかし、メニューは次第に過激さを増していき、お客達は孤島に閉じ込められる。
お客達は脱出できるのか、シェフのコースの目的とは何なのか。

主演は今後大注目のハリウッド女優アニャ・テイラージョイと、
シェフ役にレイフ・ファインズが出演。

孤島という隔離に近い小さな島の中にある、そこまで大きいとは言えない店内でのシーンがほとんどですので、映画館で鑑賞中に、何か閉塞的な感覚に陥って、鑑賞中はとても息苦しかった覚えがあります。

主演のアニャ・テイラージョイの演技はもちろん素晴らしく、明るい表情のシーンはほぼなかったものの、ますます女優としての輝きを増してきた印象を受けました。
ただ、彼女以上にシェフ役のレイフ・ファインズの”顔面力”が凄まじく、
映画を見ながらでも、目を逸らしたくなるくらい、狂気じみたシェフ役でした。

あなたは『与える側なのか、それとも奪う側なのか』
両者の立ち位置を意識してご覧いただくと、より楽しめる作品です。
過激化していくコース料理を是非とも味わっていてください。

おすすめ配信作品２本目

『プロミシング・ヤングウーマン』

Amazon primeにて配信されている２０２０年公開作。
監督は女優や脚本家、劇作家も務めるエメラルド・フェネル。
主演は『華麗なるギャツビー』のキャリー・マリガン。

あらすじ

キャシー（マリガン）の大学生時代の親友ニーナが、同級生のある男子にレイプされる事件が起き、ニーナは周囲の人間に被害を訴えるが、誰も真剣には取り扱ってくれず彼女は失望し、自殺をしてしまう。
キャシーはこの事件をきっかけに明るさをなくし、女性を性の捌け口にしかしていない男性に対し、夜な夜な制裁を加えていった。
そんなある日、大学生時代の同級生ライアンに出会い、彼女の過去に出来なかったある男子への清算を決意する。

アカデミー賞にて脚本賞を獲得したのも納得できる、現代社会風刺を描いた作品です。ただ、今作のジャンルが何かと言われると、サスペンスさを主に、ブラックコメディ要素もあり、笑えるシーンもあり、ラブシーンもあり、ダンスシーンもあったりと、１のジャンルで絞れない、いい意味で掴みどころのない作品です。

キャリー・マリガンのシリアスな表情とキュートな表情を使い分けの上手さ、
最終局面のあるシーンで流れる、ブリトニー・スピアーズ『Toxic』のエッジの効いた編曲Verがたまらなくラストを引き立てるシーンは、鳥肌ものです。

女性目線での作品ですが、男性だからこそ胸に突き刺さるセリフが散りばめられており、私は男性にこそ見ていただきたい１本だと思います。

おすすめ配信作品３本目

『あの子は貴族』

UーNEXTにて配信されている２０２０年公開作品。
原作は山内マリコの『あの子は貴族』
主演は門脇麦と水原希子のW主演。
監督・脚本は岨手由貴子。

あらすじ

東京生まれの高貴な一族の箱入り娘である華子と、
富山県生まれで、一般な家庭に生まれた美紀。
婚約者を家族に紹介する日に破局をしてしまった華子は、
家族の意向に沿って、お見合いをすることに。
そこで弁護士の幸一郎と出会う。
この出会いが美紀との出会いにも繋がり、２人の人生にとって転換期となっていく。

１人の男をキッカケに出会う２人が、その男を取り合ったりするような、ヌルい恋愛物ではなく、
出会った事によって、互いの価値観や人生観が変わって行く様が、とてもよく描かれており、鑑賞中は華子と瑞希を自らに重ね、問いかけながら鑑賞した覚えがあります。

冒頭での超高級ホテルでの金屏風をバックに行われる新年の会食シーンと、
富山の実家でのとても馴染みやすい食事シーンなどの、
華子と美紀の私生活が対になる構成で進んで行くのもとても良かったです。

タイトルからは華やかな映画に捉われそうですが、貴族と一般と２つのタイプの人間の内面を地味に着実に描いてくれた、とても日本人らしい綺麗な日本映画です。

どれもいつどこでも観れる作品ですので、お時間あればどれか１本でもご覧になってみてください。

最後までありがとうございました。