見出し画像

26歳OL、カッコいい大人化計画はじめました。

2020年6月1日。

緊急事態宣言解除から1週間。休業緩和措置のstep2への移行開始日。

通勤電車は、少し前まで1席ずつの着席が当たり前であったのが嘘のようにびっしりと列に座り、つり革に捕まる人もちらほら。駅に着き、ホームに出ると階段まで絶え間ない背広姿の人たち。改札を出ればマスクをしながらも「密」状態の人々。


みなさん、いかがお過ごしですか?


stay homeが呼び掛けられて早1ヶ月。出勤7割減が叫ばれるなか、残りの3割になってしまった自分の部署。さほどコロナ以前よりも勤務体制は大きく変わらないものの、それでも少しだけできた余裕の時間を何かに使おうと思って、思って、、

思ってみるものの結局いつもの休みと変わらない過ごし方になってしまう。

掃除、断捨離、たまった録画の消化、あつ森、ゲーム、ピアノ、あつ森、あつ森、、


こんな日々が続いて1ヶ月。生産性のない休みを過ごす虚無感に焦って、やりたいことリストを書いてみる。

資格取得、日経定期購読、料理、お金の整理、楽器、工作等々

ここからなかなかペンが進まない。

そういえば前からAmazon primeに入っていたなーと急に思い出した。結局入ったものの、お急ぎ便が主な利用目的で他のサービスはほとんど使っていない。バチェラー3が見たくて見たくてほぼそれだけのために入ったようなものになっている、、、!(バチェラーはめちゃくちゃ面白かったなあ)これはもったいない、と思い今更ながらサービスをフル活用してみることにした。

今年で社会人5年目、26歳。

26年生きているなかで幸せなことに、「ずっとついていきます!一生あなたの元で学ばせてください!!!」と心から思える恩師や先輩に何人か出会えた。そのことだけでも本当に貴重な財産だ。振り返ってみると彼ら全員に共通しているのは、「映画を見なさい」とよく言っていたことだ。(そして芸術関係の恩師は決まって恋愛をしなさいとも言われた。)本を読むことが人を豊かにするように、きっと映画も同じなのだろう。当時学生だった自分には、ミーハーなジャンルだけでなく、社会派作品や宗教をテーマとしたものなどについても、恋人の話をするかのようにその映画について教えてくれる姿がとにかくしびれるほどカッコよかった。

そういう大人になりたい。

あのときの恩師の下の自分は、毎日がとにかく必死で暗闇の中をもがき続けるようだった。部活も勉強も恋愛も、何もかも。青春と呼ぶにはきれいすぎるぐらい、がむしゃらな日々。ただ、そんな中でも目標があって、目標とする恩師がいる世界はとにかく毎日が充実して、辛くとも確実に幸せな時間だった。

いまがむしゃらになれるものは何か?やりたいことリストを書き出そうとしてもペンが進まない今だからこそ、まずはあのときの自分の気持ちに近づけるために、そして大好きでやまない恩師のような大人への第一歩として、映画を見ることにした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?