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映画見聞録🍿🎬📽

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独断と偏見でまとめた映画レビュー
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2018年8月の記事一覧

バグダッド・カフェ

バグダッド・カフェ



決して万人ウケする作品ではないけれど、見終わった後にじわじわと広がる余韻と不思議と笑顔と優しい気持ちになれる映画で、たまに無性に見たくなる1本でもある本作!

主なあらすじは砂漠に佇む、さびれたモーテル“バグダッド・カフェ”に、旅行中に夫と別れたというドイツ人女性が客としてやってくる。モーテルの主人は無愛想な女主人や家族、奇妙な客や隣人といった様々なメンツと徐々に関わりを持つようになるドイ

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アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー

アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー



2008年アイアンマン



2018年インフィニティウォー

MARVEL STUD10S
の10周年を飾るに相応しい作品であった。
公開前からハードルを上げて見に行ったが、通常の映画ならこの時点でそれを下回ってしまい。消化不良になるのが通常のオチなのだが!この作品は軽々とそのハードルを越えきて驚いた。

エンターテインメント性は勿論のこと、アベンジャーズ最強最大の敵サノスが、兎に

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地上の星たち

地上の星たち



最近ではインド映画をボリウッドっと呼ばれるようになったが、そう呼ばれる要因になったのは歌や踊りや作品の質以外にやはりアーミル・カーンの俳優としての力が強いという部分をこの作品からも感じさせられた!

物語は発達障害のイシャーンは人一倍、好奇心旺盛で、行動力の化身で絵を描くことが大好きであったが、あまりのマイペースぷりから学校からも呆れられ、それに激怒した父は親元を離れた寄宿学校に入れてしま

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スリー・ビルボード

スリー・ビルボード



重かった。重かったが、それを感じさせないパワーある展開と人間ドラマの交差、先が全く読めず事前に情報を入れずに鑑賞したが正解であった。看板三枚でよくもまぁこんな話を作ったよ(褒め言葉)あらすじに「物語は予想外の展開へ」と書かれていたのも納得。

出演者の演技と脚本がとにかく素晴らしかった。特に母親で、主役のフランシス・マクドーマンドのタフさと男勝りな性格は見応えあり、母は強しというが、亡くな

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遠い空の向こうに

遠い空の向こうに



のちにNASAのロケット・エンジニアになったホーマー・ヒッカムの自伝を基に、ロケットへの夢に賭けた若者たちの挑戦を描いたヒューマンドラマ。

炭鉱の町で生まれ育った少年ホーマーが宇宙、ロケットに夢を馳せながら、親友3人とロケット作りに励む姿はスタンドバイミーを彷彿とさせるかのようで、特にホーマーの鋼のメンタルは凄かった(笑)何度失敗しても繰り返し繰り返し諦めずに挑戦し続け成功するまで諦めな

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デッドプール2

デッドプール2



前作以上にドイヒー(褒め言葉)であった!
冒頭から、ある映画ネタとメタ発言で笑かしにくるところは、前作同様やりたい放題のみんなの俺ちゃんこと、デッドプールのウェイドがカムバック🚕👍

提供から小ネタを挟みつつ120分でどれだけぶち込んでくるつもりなのか予想不可能であったが(笑)
まさかのファミリー映画であり!鬼やば最強チーム結成と前回の自身作のオマージュなど、兎に角。前作を上回る予算

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デッドプール

デッドプール



アベンジャーズやX-MENに中指を立て🖕全否定するかの様なアンチヒーローであり!正義感ゼロ!の毒舌&下ネタ全開! 無責任男というとんでもヒーロー!なのだが何とも新しく新鮮でそれが魅力的で押し付けがましくないところも一周回って癖になり珍味のようなキャラであった(笑)

OPから独特の雰囲気と世界観と小ネタ(映画172時間のネタバレ)が蔓延し散りばめられており、明石家さんまに負けず劣らずのマ

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カメラを止めるな!

カメラを止めるな!



何かと話題の「キャメラを止めるな!」
やっと、うちの地元にも来てくれ鑑賞出来たズラァ(長野弁)いやー面白かった。

キャッチコピーの「席を立つな、この映画は二度はじまる。」の通り、前半後半で全く違う世界観と雰囲気は見事!1度で2度美味しいとはこの事であるかの様な作品で、あまり見たことが無いようなタイプの作品ではあったけれど!兎に角、1番優れていたのは、テンポと脚本が上手すぎて後半の畳み掛ける

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いのちの食べかた

いのちの食べかた



我々が普段食べている食材が食卓に運ばれるまでの過程を映したドキュメンタリー作品。

鳥や豚、牛など工場の機械化などで豚の胴体を真っ二つに切り裂くシーンから、牛の額に電気ショックを与え気絶した隙に首から血抜きをし吊るし上げるシーンなど、かなり衝撃的で驚いた(この後一週間は肉類が食べれなくなる)

見ていて気になったのは労働者、機械化により解体はほぼ機械が使われるために、黙々と無機質さやロボッ

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インターステラー

インターステラー



友人の勧めで見たが…後悔した。
この作品は映画館で見る映画だった!

基本的にノーラン監督の作品(ダンケルク他)は劇場向きが多い。だが、ホーム鑑賞でも十分に楽しめる作品であった。自分の中では近年のSF映画でダントツの1位に輝くほどの世界観と緻密な設定やストーリー展開は見事としか言いようがなかった。

近年で他のSF映画でリアリティを感じる事ができる作品は少なく、主に船内の出来事や宇宙人系が多々

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ビッグ・フィッシュ

ビッグ・フィッシュ



エドワードが語る「人生のストーリー」に誰もが幸せな気分になるが、一人息子のウィルはその話が嫌いだった。長い間すれ違ったままの父と子。そんなウィルのもとへ、エドワードの死期が迫っている事を知る。エドワードとウィルに残された時間はあとわずか。ウィルは本当の父を見つけることが出来るのだろうか…。

ティムバートンのダークさを感じさせぬ優しい物語。現実とファンタジーを融合させた世界観とティムの奇妙

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25時

25時



麻薬ディーラーのモンティは、何者かの密告で25時間後には7年の服役のために収監される。最後の夜を明かそうと2人の親友を誘う。また一方で、恋人が密告者ではないかと疑惑を募らせるモンティ。こうして、彼の最後の夜が始まった…。

これぞヒューマンドラマだと言える作品であった。特に後悔に苛まれ葛藤するモンティを演じるエドワード・ノートンは本当にうまい。そして周りの人間関係等、友人や恋人の存在。密告、

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ボブという名の猫  幸せのハイタッチ

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ



猫派か犬派と聞かれたら...
あなたならどちらと答えるだろうか?

物語はホームレスでドラッグを辞められない青年が、野良猫のボブと出会い、更生していくという実話を元に制作された作品だ。

やはり、人という生き物は1人では生きてはいけず、誰かしらの助け無くしては生きては行けない生き物であり、助けてくれる存在が例え人間じゃなかったとしても同じであり。動物やペットの力というものも馬鹿にはでき

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プライベート・ライアン

プライベート・ライアン



戦争映画なら必ずしも名前が挙がる名作でスティーブン・スピルバーグの最高傑作とまで言われている本作。

当時、劇場で見た人が冒頭を見ただけで退席する人がいたと言われるぐらいに、冒頭のノルマンディー上陸作戦は緊迫感と容赦なく降り注ぐ弾丸と血と叫び声の嵐に自分もさながらその場に立っているかのような錯覚さえしたほどに、戦争、戦場の悲惨さを物語っていた。

そして物語の核でもあるライアン二等兵を

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