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遠い空の向こうに

のちにNASAのロケット・エンジニアになったホーマー・ヒッカムの自伝を基に、ロケットへの夢に賭けた若者たちの挑戦を描いたヒューマンドラマ。

炭鉱の町で生まれ育った少年ホーマーが宇宙、ロケットに夢を馳せながら、親友3人とロケット作りに励む姿はスタンドバイミーを彷彿とさせるかのようで、特にホーマーの鋼のメンタルは凄かった(笑)何度失敗しても繰り返し繰り返し諦めずに挑戦し続け成功するまで諦めない姿には自然と、ドリカムの曲「何度でも」をBGMに流してもいいほどであった♬

炭鉱一筋で昔堅気の頑固者で不器用だが本当は優しい父親をクリス・クーパーが見事に演じており、息子で主役のホーマー(ジェイク・ギレンホール)も父とは考え方が違うと反発しながらも、父親譲りの頑固者で似たもの同士の2人のぶつかり合いはまるで本当の親子のように見え、過去の栄光に生きる父と未来を見つめる息子との対比も上手く描かれており実話と言えど、脚本の上手さと役者の上手さに拍手を贈りたくなった。他にも恩師の先生や親友達の存在などみな憎めなくいいキャラをしていた。

冒頭のロケット発射で家の柵を爆破したところから始また少年達の夢がやがて周囲を巻き込むとは誰が予想したか!?そして素晴らしいラスト。鑑賞後自分もその場で一緒にロケットの打ち上げを見ていたかのような感覚になり、爽やかな気持ちと大きな勇気をもらった映画であった。

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