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バグダッド・カフェ

決して万人ウケする作品ではないけれど、見終わった後にじわじわと広がる余韻と不思議と笑顔と優しい気持ちになれる映画で、たまに無性に見たくなる1本でもある本作!

主なあらすじは砂漠に佇む、さびれたモーテル“バグダッド・カフェ”に、旅行中に夫と別れたというドイツ人女性が客としてやってくる。モーテルの主人は無愛想な女主人や家族、奇妙な客や隣人といった様々なメンツと徐々に関わりを持つようになるドイツ人女性とカフェの人達との人間ドラマだ。

主な見所は淡々と静かに展開される物語と主役でふくよかなドイツ人女性とモーテルの女主人でいつもイライラし怒鳴り散らしてばかりの2人の関係や周りを取り巻く環境であったりと、特にこれといった目立ったドラマや展開が用意されているわけではないが主人公のドイツ人女性を通じて徐々に周囲の人々の心が次第に変化し枯れていたカフェと心に潤いが微かだが現れ初め、まさにオアシス的な存在になっていく主人公の変化などは見ててほっこりさせられる。1人毛色が違うからといって邪険や除け者にするのではなく、違う者同士が素直に心を開いた時、お互いを受け入れるだけで、世界は少しだけ優しくなれるんじゃないかな?っと思わせてくれるような作品である。

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