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ドキュメンタリー映画『けったいな町医者』

こんにちは。映画コメンテーターで三つ子ママの直島美佳です。

三つ子たちは休校なので、わたしもおうちで仕事です。ゴールデンウィークはこれまで観た映画をYouTubeとnoteにまとめます。

今回は、いつかみた映画『けったいな町医師』のお話。

すごくよかったですよ(^-^)/

2500人を看取った尼崎の町医者、長尾和宏先生のドキュメンタリー映画。外来*に来た患者さんと会話するとき、めちゃくちゃ顔を近づけて話されるんですよ。看取りのとき、心臓が止まった患者さんに話しかけて「立派だったよ!」「手を握ってあげて」患者さんとの距離がものすごく近くて(実際の距離だけでなく、こころの距離も!)患者さんのご家族の話しもしっかり聞いて、理想の在宅医だなと思いました。こんな先生が身近にいたらいいなぁ〜

*外来とは「外来患者」の略。入院患者に対し、病院にかよって来て診療を受ける者。

患者さんから電話があればすぐに飛んでいく。

これは在宅医なら当たり前のことなんです。(わたし映画かあちゃんは、在宅医療専門クリニックで働いています。)

でも、できていない先生もたくさんいるようです。「じゃ、救急車よんで」なんて言うドクターもいるとたまに、いえ、けっこういると噂でお聞きします^^;自宅で過ごしたいから「在宅医療」を選択したのであって、つまり、「入院がいや」「入院したくない」ってことなのに、救急車呼んで入院したら、、、ね。

自分の家のことで恐縮ですが、うちの在宅医の夫もいつ呼ばれてもいいようにしてて、遠出もしません。駆けつけるまでに時間がかかる場所へは行きません。普段は「在宅医なんだからそんなの当たり前でしょ」とわたしは思っていますが、この映画のおかげで尊敬の気持ちがむくむく湧きました。在宅医ってすごい〜!

在宅医療に関わっているわたしは何回も観たい映画ですが、そうでないかたも「自分だったらどんな最期を迎えたいかな」と考えるきっかけになります。

どうしても、在宅VS病院、、、という構図になりがちですが、そういう部分も「自分だったらどちらを選ぶか」を考えるきっかけにもなります。そう言う意味でもすごくいい作品だと思います。実際に、長尾先生担当の患者さんがたくさん登場されるので(実際に看取りの瞬間もあります)胸にダイレクトにグッときます。

あなただったら、どんな最期を迎えたいですか?

在宅医療、看取りのドキュメンタリー映画なので、気分が滅入りそう、、と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。その逆で、こころが温まりました。

大切な人を看取ったご家族のみなさんが「いい最期だったな」と思っているのが伝わってくるから。お別れはさみしいけれど、痛みがなく、苦しみもなく、すぅ〜っと亡くなられる患者さんをみたら、長尾先生のおっしゃる「枯れていく」って自然なことだなと思えます。

長尾先生が歌うシーンもたくさん出て来ます。長尾先生のコンサートはすごく面白いです。1度行ったことあるのですがまた行きたいくらい。超多忙な長尾先生。クリーニングに出す白衣(忙しくてクリーニング屋さんへ行けていない)が車のトランクから大量に出てくるシーンもあります。長尾先生の場合は、カラオケではなくて、リサイタルまで開催しちゃうのですが(笑)きっと、多忙な毎日の息抜きになっていらっしゃるのかなとホッとするシーンもありました。

機会がありましたらぜひご覧になってくださいませ。とても貴重なドキュメンタリー映画だと思います。おすすめです。

大阪は緊急事態宣言中ですが、十三の映画館「シアターセブン」では、ゴールデンウィーク期間中、5月4日をのぞいて毎日上映しているようです。(この映画館は休業要請の対象外だそうです)

行かれる際はくれぐれもコロナ対策をしっかりとなさってくださいね。


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