【日記】2020.06.16(たまにはネガティブな意見を見てみる)
キッズアプリに限ったことではないですが、ユーザーのネガティブな意見は、プロダクトの改善策を考える際に、参考になる場合があります。
基本的には、私はポジティブな意見だけを見たいタイプですので(苦笑)、ネガティブな意見をあまり見ないようにしています。
でも、例えばTwitterのようなところだと、直接公式(企業)には伝えないけど これだけは言っておきたい、というような意見の宝庫で、非常に興味深いのです。
ただの文句や言いがかりに近いものも もちろんあるのですが、そんな中でも、「なるほどなぁ」と思うキラっと光る意見が、含まれているときがあります。
特にキッズアプリは、本来のユーザーである「子ども」に届く前に、どうしても「親」という第2のユーザーを通過しなければなりません。
その親の意見として、こういったSNSの中に貴重なものが含まれている場合があり、それがとても参考になるのです。
親が何を気にしていて、何であれば良しとしているのか。
その傾向を知っておくことは、この業界にいる以上、とても大切なことだと考えています。例えば・・・
■iPadを触らせたくないけど、
どうせ触らせるなら
知育要素があるものがいい。
■正解が複数考えられる問題なのに、
答えが固定されている。
■子どもが操作に戸惑っていたので、
使用するのを止めた。
(UIが直感的ではない)
というような意見は、それぞれ再認識と気付きを与えてくれます。
この意見から、販促では知育要素を前面に出していこうとか、答えのある問題を採用する場合は細心の注意を払おうとか、UIの設計には気を遣って配信前にユーザーテストも行っておこう・・・など、意識するようになります(この辺りは、キッズプロダクトを設計する上での基本的な部分ではありますが。。)
そしてここでもうひとつ、気を付けるべきことがあります。
前述のものは、子どもにとっても有意義な指摘事項なので問題ないのですが、"「親のウケがいいもの」が必ずしも「子どもにとっていいもの」とは限らない"、という考えを、常に持っておくということです。
拾い上げた意見を吟味する際に、この視点が無ければ、最終的に子どもに寄り添うことはできません。親のフィルターを乗り越えるために親を意識しすぎるあまり、子どもにとって有意義なプロダクトでは無くなってしまうのでは、本末転倒です。
以上のように、ネガティブな意見と上手く付き合っていくことは、重要なことだと思います。でも、あまりネガティブな意見は見過ぎてしまうと、心を打ち砕かれてしまいますので、注意が必要ですね(苦笑
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