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絵を描く人が考えていること

noteの海は広い。
まだ一年と数カ月続けただけにもかかわらず、さまざまな方の作品や日常や人柄に触れることができている。

僭越ながら、今日ご紹介するのは、画家のわたなべ・えいいちさん。

現在私は会社員生活を終えた後、東京、関西にてスケッチ講師をしています。もともと小学生以来、定年直前まで50年以上も絵とは無縁の生活だった私が、スケッチ講師として、いろんな方に絵をご指導する立場になるとは、夢にも思っていませんでした。

ご本人のnote記事より

50歳を過ぎてからプロ写真家を名乗った自分も、世の中的にだいぶ珍しい生き方を選んだ自覚はあるが、上には上がいる。

わたなべさんは「線スケッチ」で作品を制作されている。
緻密で、なおかつ、人の温かみを感じさせる画風だ。
↓の絵は、特に好き。

さて、わたなべさんのnoteを読んでいて深く感心したのは、どこまでも研究熱心なところだ。
それも、資料や通説を学んでお仕舞い、ではなく、物事の有り様をご自身の知見と思考と感覚を基に徹底的に追究されている。

中でも、山水画・花鳥画・やまと絵の本質的な特徴、中国と日本における違い、西洋画との対比、松林図屏風をどう鑑賞すればよいかなど、
「おお、そういうことだったのか!」
と、思わず膝を打つ見解に何度も出会った(枝の向きに着目する視点は、絵画のみならず、盆栽を鑑賞する上でも貴重な手がかりとなりそうだ)。
「多くの人が中景・遠景の樹木を上手く絵に描けないのはなぜ?」を解き明かした記事は、義務教育の図画の授業で教えてもらえたらどんなによかっただろうと、しみじみ思った。

これからも投稿を楽しみにしています!

どれか一つに絞れなかったので、たくさんリンクを貼らせていただきました(^^;


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