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ハイキング 宝塚廃線ウォーク


以前から、私の記事に登場する1-UP’S。
会社の同僚、男女混成のアクティビティ活動
集団、それがこの1-UP’Sである。


そんなメンバーでの今回のアクティビティの
テーマは使われなくなった線路をウォーキング
するという内容。



JR生瀬駅を出発し、武田尾駅迄歩くという
そんなには、険しくもない平坦な道を歩くと
いう、一般的なペースで2時間程度の簡単な
コースであり、子供連れの家族、年配者集団、
女性グループなどの姿も多かった。




今回も、その道中で出会った植物や昆虫などの
リポートとなる。



駒繋 (コマツナギ)
華奢な枝ぶりながらも昔はこの木に馬を
繋いでも折れない程に丈夫な低木である。




東京竹桃 (トウキョウチクトウ)
テイカカズラにとても近縁となる植物で
ジャスミン系のとても良い香りの常緑低木。


無花果 (イチジク)
名前の通り表立っては花を咲かせず果実の
中に花が構築される特殊な植物。


薮虱 (ヤブジラミ)
白い小さな花を咲かせる可愛い植物。花の後の
実が虱の様だとこの名がつく。この植物の実は、
服に付くひっつき虫と呼ばれるものとなる。



空木 (ウツギ)
ミズキ目、アジサイ科、ウツギ属の植物。
この名の由来は茎を切ると中空となる構造から。


藤 (フジ)
花が終わったとて、この素敵な葉は陽光を浴びて
キラキラと光り輝く。邪気を寄せ付けぬ力を持つ。


赤芽槲 (アカメガシワ)
キントラノオ目、トウダイグサ科、アカメガシワ属
神聖な植物として、神事にも使用される植物。


蟷螂 (カマキリ)
カマキリ目、カマキリ科の昆虫。まだ幼体。
とにかく待ち伏せスタイルで獲物を待つ。


姫楮(ヒメコウゾ)
クワ科、コウゾ属の落葉植物。
見た目が美味しそうな実であり、熟すととても
可食らしい。成っている実も少なく食用としての
量の確保が課題になるかも。


洋種水蝋 (ヨウシュイボタ)
小さい白い花は甘い香りを漂わせてくれる。
欧州では垣根などにもよく使われるもの。


竹似草 (タケニグサ)
葉姿の美しい植物、ケシ科、タケニグサ属の植物。
全草にモルヒネ成分を含んでいる毒草となる。



姫螽蟖 (ヒメギス)
バッタ目、キリギリス科の昆虫。小型の品種から
この名前がつくもの。


天鵞絨天牛 (ビロードカミキリ)
広葉樹系の枯れ木に取り憑く昆虫。


雷葉虫 (カミナリハムシ)
蔓蕎麦(ツルソバ)系の葉を食い荒らす虫。


ラミーカミキリ
ラミーという繊維材を収穫する為の植物が
国内に導入されたのと同時に日本に流入して
きたカミキリムシでムクゲ類の害虫。
上2枚はメス、下2枚の瑠璃色の濃いのが
オスとなる。可愛いデザインのカミキリムシ。


虫引虻 (ムシヒキアブ)
ハエ目、ムシヒキアブ科の肉食昆虫である。
獰猛な性格のアブで飛来する虫の背後から
襲い掛かっては獲物を羽交締めにして口吻を
突き刺し麻酔を打ち、獲物の体液を吸う虻。
これの上位種の塩屋虻は、動物をも襲う。


天道虫 (テントウムシ)
白十四星天道(シロジュウシホシ)に似てるが
模様が少し微妙である。葉陰で休んでおられた。


躑躅 (ツツジ)
意外とまだ開花してるなと撮影したもの。


蕺草 (ドクダミ)
コショウ目、ドクダミ科、ドクダミ属の植物。
民間医療にも使われ、十薬の名でも知られるもの。


栗 (クリ)
これの花が咲くといつものアノ匂いを辺りに
漂わせる。椎木類も同じ様な濃い匂いである。


二目川螻蛄 (フタツメカワゲラ)
一般に昆虫類は大きな複眼を二つ持ち、
おでこの部分に単眼を三つ持つのだが、
このカワゲラには単眼が二つしかなく
それでこの名前。川が近いとこの虫は
よく見られる。


ジュラシックツリー(JURASSIC TREE)の
名の樹木。学名はヴァラミア (WOLLEMIA)
と呼ばれる。その美しい葉から、鑑賞価値の
高い樹木となる。


西播蜀黍 (セイバンモロコシ)
イネ目、イネ科、モロコシ属の植物。
地中海沿岸部原産植物。繁殖力の旺盛さから
南極大陸や氷に閉ざされた地域以外は全制覇
をしている植物。


シレン ゲリカ (SILENE GELLICA)
ナデシコ目、ナデシコ科、マンテマ属の植物。
江戸時代に日本に観賞用として渡来。
現在では本州以南に帰化している。


苔類 (コケルイ)
辺りには多くの苔が生えていて風情がある。


羊歯類 (シダルイ)
これも多種多様なものが生えていて、
とても美しい。これらは個別の種に
ついては、後々の記事の中でも個別に
紹介をしていく予定である。





と、生息する植物や虫類をざっと紹介した。
あとは、この廃線ツアーの画像をダイジェスト
に紹介、いくつものトンネルをくぐるのと、
川を横に見ながらのダイナミックな景観を満喫。
大自然に溢れた道を歩くのがとても楽しい。
なお、トンネルには灯りがないので、相当明るい
懐中電灯が必要となる。


途中には枕木で作られた椅子などもあり休憩
しやすいのもこのハイキングコースの利点。


最後には終着目的の駅を少しだけ通過して
やれば無料足湯まである。また当時のままの
標識なども残ってノスタルジックな部分も
楽しめるコースで近畿圏の方にオススメの
スポットとなっている。








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