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# 植物図鑑 『葉姿編』

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葉姿の美しさにスポットを当てカテゴライズしています。
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#多肉植物

EUPHORBIA LACTEA

EUPHORBIA LACTEA

ユーフォルビア ラクテア
(EUPHORBIA LACTEA)

マハラジャ、再び

ラスボスクラスの貫禄を持つこれは沖縄で
出会ったまさにモンスタークラスのもの。

サボテンでもメキシコに自生するよく見るタイプの
ものも背が高くなるが、このゴツゴツ系の多肉植物は最大で5mまでも伸びるという。

縫い目の様な部分が紅色なのがこれの特徴である。

大丈夫か?と思わず声を掛けたくなるディテール

それ

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HEAVEN AND HELL

HEAVEN AND HELL

HEAVEN AND HELL
ヘブンアンドヘル
天国と地獄

ビザールプランツ、つまりは珍奇植物にも
数えられているレアプランツのひとつ。
ディッキア (DYCKIA)

南米を原産とする多肉類植物で、乾燥した
山岳地帯に生えるもので、硬い葉、鋭い棘の
二重構造で他者がこれを食すのを完全ガード。

太陽光を好む植物、ガンガン陽の当たる環境
が必要である。

葉は放射状に伸び、葉は乾燥に耐える為か

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SANSEVIERIA SUFFRUTICOSA

SANSEVIERIA SUFFRUTICOSA

サンセベリア サフルティコサ
(SANSEVIERIA SUFFRUTICOSA)

キジカクシ科、サンセベリア属の多肉植物

ビザールプランツ(珍奇植物)に属してて
日本国内での流通数は比較的少ないもの。

その葉には縞模様が入っていて、円錐形にと
丸い棒状のまま伸びる姿が魅力の観葉植物。

著しく水分の少ない乾地に生息することから
花言葉には『永久』『不滅』の言葉がつく。

この葉には有害物質

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KALANCHOE DAIGREMONTIANA

KALANCHOE DAIGREMONTIANA

カランコエ ダイグレモンティアナ
(KALANCHOE DAIGREMONTIANA)

ユキノシタ目、ベンケイソウ科、カランコエ属

このマダガスカルを原産とするこの奇妙な植物は
次々とクローンを生み出すタイプの多肉植物。

鋸葉(ノコギリバ)の間に、ずらりと並んだ二葉
の姿が見えるが、これがすなわちクローン集団と
なっており、土壌に定着する能力を得るやいなや
鋸葉の間から落下する。この時点で根

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SEDUM HISPANICUM

SEDUM HISPANICUM

セダム ヒスパニカム
(SEDUM HISPANICUM)

ユキノシタ目、ベンケイソウ科、セダム属

多肉植物のひとつとなる。

その透明感のあるアイスグリーンのリーフは
眺めていると、深海の底深くに生息している
海洋生物にも見えてくる。

ほんの少しでも清涼感が届いたなら幸いである。

和名 薄雪万年草 (ウスユキマンネングサ)
   磯小松 (イソコマツ)
洋名 スパニッシュ ストーンクロッ

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MASSONIA ECHINATA

MASSONIA ECHINATA

マッソニア エキナータ
(MASSONIA ECHINATA)

ユリ目、ユリ科、マッソニア属の多肉植物。

ビザールプランツ、世界の珍奇植物のひとつ
となっており、分厚い二枚葉が特徴の植物。

乾燥地帯である砂漠地帯に大きな二枚葉が
地べたにぺったりと張り付いた状態で拡がり
これは乾燥を避けるための葉の配置となって
いて、多肉植物というのが先ず第一の特徴。

第二の特徴は二枚葉の下には球根が植

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CURIO ROWLEYANUS

CURIO ROWLEYANUS

クリオ ロウレイアナス
(CURIO ROWLEYANUS)

洋名 グリーンネックレス(GREEN NECKLACE)

和名 緑ノ鈴 (ミドリノスズ)

蔓性の多肉植物となる。ただ、これの蔓性とは
クライミングではなく、ハンギングの方。

だらりんこと、ぶら下がるものである。

数珠状に球型の葉が連なる姿が可愛い。

前にとある薄暗い飲食店でこれがぶら下がってて
大喜びで撮影していたら、5枚目

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DEVIL'S BACKBONE

DEVIL'S BACKBONE

デビルズバックボーン
(DEVIL'S BACKBONE)

トウダイグサ科、ユーフォルビア属の
多肉植物となる。

茎部分がジグザグになったそのカタチから
『悪魔ノ背骨』のホラー仕立の名が付く。
以前にもこの植物は紹介したが、その葉が
美しく色付いたので再掲載をしたもの。

『悪魔ノ背骨』の名ながら、花言葉には
キラリと『千客万来』が付くのも面白い。

ユーフォルビア系の植物たちは、ユニークな

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成金草

成金草

成金草 (ナリキンソウ)

ユキノシタ目、ベンケイソウ科、カネノナルキ属
多肉植物である。

耐暑性、耐寒性を持つ育てやすい植物。
丸みを帯びた、その葉の周囲が紅色の事から
縁紅弁慶(フチベニベンケイ)とも呼ばれる。

育てやすいとは書いたが、花を咲かせるのは
至難の技、育てている殆どの家に於いて花を
咲かせるのは難しいものとされている。

もしも、咲かせたのなら、幸運を招く吉兆の
現れとも言われ

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十二ノ巻

十二ノ巻

十二ノ巻 (ジュウニノマキ)

ツルボラン科、ハウォルチア属の多肉類。

春の終わり頃、小さな百合型の花を咲かせる、
その花はとても繊細である。

花言葉は一言 『小さな愛』

和名 十二ノ巻 (ジュウニノマキ)
洋名 ゼブラ プラント
   (ZEBRA PLANT)
学名 ハウォルチア ファスキアタ
   (HAWORTHIA FASCIATA)
分類 キジカクシ目、ツルボラン科、
   ハウ

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虹ノ玉

虹ノ玉

虹ノ玉 (ニジノタマ)

たわわに実ったプリップリのこの葉っぱの可愛い
姿に人気の高い多肉植物のひとつ。

セダムシリーズならではの立体的な葉姿で見た目に
とても愛着が湧くものである。メキシコ原産のが
交配を進めていく中で出来た美しき多肉類。

外気温の変化と紫外線に当たっていたりでも色変化
を起こすとも言われ、夏場は緑に、気温が下がると
赤味が増してくるもの。なのでその個体の特性から
配置場所な

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朧月

朧月

朧月 (オボロヅキ)

幾何学的(ジオメトリック)なその葉の造形が
まるで花が咲いている様に見えるその美しさと
落ち着いたパステルカラーでインテリアとして
人気の高い多肉植物のひとつとなる。

耐寒性、耐暑性と、そのどちらにも優れていて
初心者にも育て易いのも人気の理由である。

和名の朧月 (オボロヅキ)は春の夜の霞んで
その輪郭が朧げで見えにくい月の事を指す。

洋名のゴーストプラントの名称も

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GHOST PLANT

GHOST PLANT

ゴースト プラント(GHOST PLANT)

多肉植物の中でも、その抑えたマットシーグレー
の質感に淡いピンク、淡いベージュグラデーション
が良い具合に被さる。

家の外壁にハンギングさせて、ここまでの感じに
仕上がる姿を見るとこれはひとつのアートとして
確率されている出来である。

初心者でも扱いやすいこれは、多肉植物世界への
入門用に適した植物となる。

海外でもこの朧げな色に対し、お化けの

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MAHARAJA

MAHARAJA

徐ろに、以前紹介させて頂いた奇妙奇天烈な植物
ユーフォルビア グーチョキパー。

その一味、ユーフォルビア属のひとつ。
マハラジャ (MAHARAJA) という名前のもの。

和名では、夕焼珊瑚の名もつく。
洋名で他にはドラゴンボーン(DRAGON BONE)
『竜の骨』とも呼ばれている。巨大になるこれは
砂漠などで陽光にさらされてるその外観は形状に
よっては巨大生物の骨に見間違えられたとしても

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