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僕が先生をやめたわけ。

「絶対まだたまごの強みを
活かせる場所、あると思うんよな。」

現場2年目の僕に、
ベテランの先生が言ってくれた言葉。


僕が「先生」を意識し始めたのは
小学校6年生のころ。
担任の先生のユーモア溢れる学級が
大好きだった。

恵まれていたと思う。

中学。
ペンで机を叩いてリズムをとる英語の先生。
高校。
発掘してきた土器について熱く語る先生。
大学。
チョムスキー愛を炸裂させる先生。

いろいろな先生に出会う中で、
「先生」という職に就く人の
心から楽しむ姿に惹かれていた。

1年目は地元の小学校で特別支援員。
2年目は地元を離れ、小学校で常勤講師。

どちらも楽しかった。

それでも、僕は現場を離れた。


理由はいろいろある。


僕が好きなのは
勉強を教えることではなく、
勉強することそのものだということ。

語りたくなるほど1つのことに
熱中するタイプの人ではないこと。

子どもとのコミュニケーションに
楽しみ以上に辛さを感じてしまったこと。


それ以上に、
僕の人生について、真剣に
期待と心遣いをしてくれる先生方に
出会えたこと。


きっと、2年間の現場生活がなければ
今、ここに、僕はいない。


僕は、僕のできるやり方で
人を陰ながら支えたいと思う。

🍀気づきと、希望と、キッカケと。🍀 2年間、教師ののちテストを作る編集部 学童、パソコン教室を経て、 ゲーム関係のカスタマーサポート。 「生まれたての感情を孵してゆく」 https://mobile.twitter.com/EGG_TODAY