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好きなものは後で堪能したい派

お酒って状況によって味が変わってくるよね。
まぁお酒に限った話ではないから、あなたの好きなものに置き換えてね。

例えば、大学生の頃毎日飲んでいたお酒は美味しかっただろうか?
もはや味すら感じなかったかもしれないし、覚えていないと思う。
おそらく、それは「味わうこと」が目的ではなく、ただ「飲むこと」がメインだったからではないかな?
とりあえず、飲むか~みたいなね。

でも、社会に出て一仕事終えた後の一杯。
「くぅぅぅ、美味い!」って言葉が口から出てくるよね。なぜか。その時の味はこれまでのお酒とは違った味に感じると思う。

それに、見え方も変わってくると思う。
ただ飲む目的だけで毎日部屋着で飲むビール,仕事終わりの居酒屋でスーツのまま飲むビール。想像される光景の中にあるビールは、液体の明るさも泡立ち具合も違っていると思う。

恐らく、これは飲む前に大変だったこと,辛かったことがあってそれを乗り越えた後だからこそ味わい方が変わってくるんじゃないかな。当たり前のことかもしれないけど。この現象に名前があるのか分からないけど、「仕事終わりのビール現象」と命名している。

この現象を、今後の人生でうまく利用したいな。

今、日本の会社で働き方が変わり始めている。少しずつ良くなっている。
けど、まだまだ「定時退社」や「完全週休二日制」や「リモートワーク選択制」などみんなが夢見る労働環境に辿り着けずにいる会社が多いのが事実。それに嫌気が差して、フリーランスという道を切り開く人もいる。

大学生の頃からフリーランスの情報に触れることが多く、ある人は大学生の頃から社会での働き方が嫌で、卒業後フリーランスとして起業したという話を聞いた。同じようなことをした人の話を他にも聞いたし、身近にその道を進んでいる人もいる。
この話で当時の自分は悩んだ。このまま、世間でいう「社会のレール」を進んでいいのか。時代の流れを見て逸れるべきではないか。そう悩んだ。
その結果、レールの上を進むことにした。そう自分の意志で決めた。

フリーランスになるのは今でなくてもいいと思った。フリーランスになるうえで、必要となるスキルを自信もってあるとは言えなかったし、何の準備もない状態で飛び込むのは危険だし、無責任だと思ったから。だったら、もう四の五の言わず会社で働こうと決めた。

一時、会社で働いておけば、後々フリーランスになった時に感じる幸福感も変わってくることと思う。まるで、仕事終わりのビールと同じ。辛いことの後の快楽を思う存分味わいたい。

しかも、給料をもらいながら、社会人としてのマナーや仕事のやり方,会社の経営まで見て学べる。かなりお得。

そうして今、新入社員として日々奔走している。

好きなものがあればそれにすぐ飛びつきたくなるのは分かるけど、その前にシチュエーションや自分を仕立て上げておけば、より堪能出来るのではないかと思っている。

そして今、本当により堪能できるのかを身をもって実験している最中。

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