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[ヨーロッパからSDGs]プラスチックパッケージの食品を売らない店

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イギリスでスーパーのレジ袋が有料化されたのが2015年、今では買い物にマイエコバッグを持っていくのが社会の当たり前になった。しかしスーパーではほとんどのものがプラスチック製のパッケージに入って売られている。果物や野菜もプラスチック袋にはいって陳列されていることが多い。買い物から帰ってきてキッチンの棚や冷蔵庫に収納する時にこのパッケージを取り即ごみとなる。プラスチックパッケージは削減可能な無駄だ。最近プラスチックパッケージを使わずに食品を売る商店が増えている。自宅からバックやタッパーを持っていけば量り売りしてくれる。自宅の不燃ごみも減らせるし、売り手もパッケージコストを省くことができる。

イギリスでは最近プラスチックパッケージを使わずに食品を売る店が増えている。
The good life refillという店がコロナ中にオープンしたので覗いてみた。
豆、パスタ、小麦粉、スパイスなどの乾物や液体石鹸や洗剤を秤売りし持ち込んだ瓶やタッパーに入れてくれる。入れ物を持ち合わせていない客にはリサイクルできるケースやエコバックも売っている。
サプライヤーも吟味しているようで地産地消、サステナブル、エコ意識の強い個人業者をパートナーとして持っているようだ。

Planet organicは以前からプラスチック削減やコンポスタブルのパッケージ素材の導入などを積極的に進めてきているスーパーだが、野菜や果物の量り売りの売り場を増やしている。

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The good life refillに陳列された瓶詰めされた乾物

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Planet Organicでは野菜果物のほとんどがパッケージされずそのまま陳列されている。

前回紹介した瓶入り牛乳配達を含め、個人事業主や企業が各々のペースでサステナビリティに取り組んでいる。完璧を目指すのではなく、まずできることからやってみるという無理のない姿勢は、チリも積もればでクリティカルマスにつながり社会ムーブメントとして社会価値を変えることができる。議論や批判よりもまず個人が己の考えに基づいて行動を起こす、ヨーロッパらしい姿勢である。


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