日高由美子@えがこう!アートディレクター

株式会社TAMアートディレクター 描いて伝えるビジュアルトレーナー。「描くことで世界は…

日高由美子@えがこう!アートディレクター

株式会社TAMアートディレクター 描いて伝えるビジュアルトレーナー。「描くことで世界は変わる」えがこう!を主宰しています。えがこう!https://egakou.com/ 書籍『なんでも図解』(ダイヤモンド社)

最近の記事

  • 固定された記事

本を出すことが教えてくれた(前編)

この9月、生まれて初めての本を出版しました。 タイトルは『なんでも図解』 中身は打ち合わせや話の内容をわかりやすく可視化し情報を共有しやすくして、仕事に活かすためのスキルが身につく実践本です。 この本を書くことは、私の想いをもう一度棚卸しする機会でもありました。 なぜ、えがこう!を続けているのか なぜ、本を書こうときめたのか、 本を生み出すまでの予想もしなかった諸々 この本を書くことで、あらためて感じたこと、見つけたことを記録していこうと思います。 仕事の味方だった

    • 子供達に届け!舞台での初体験『ライブドローイング』

      愛知県芸術劇場様よりお声掛けいただき、舞台でのデジタル(iPad)ライブドローイングを行う機会をいただきました。(開催は感染対策を施し、まん防宣言前に終演。)   観客が小学生、これは緊張します!大人よりも反応が鋭いし、正直な彼らを、心から楽しませることができるか? 当日、大雪の中「神様、iPadがフリーズしないように、そして私がフリーズしないように」と祈りながら会場に向かいました。 iPad、ふだんプレゼンや講座で使うことが多いのですが、クラフト紙と木でできたセット

      • 文字と絵は出会いもの。

        ふと考えました。 絵描き歌ってなんであんなに気軽にかけるのかな、って。 きっと、想像以上に「文字」は私たちの頭に入り込んでいて、 絵を書くことより文字のほうがずっとハードルが低いのだろう。 だからみんなが遊べる。 文字と絵で、大人と子供が遊べるといいな。 文字から考えてもいいし、絵の中のアルファベットを探したり、 小文字から新しく形を考えたり。1分間でいくつ思いつくか競争したり。 ABCでえがこう。遊ぼう。総集編にしてみました。 (これは動画を一気にとっています

        • “ビジュアルブランディング”見えない何かを探す冒険:後編

          そしてカタチに込める ネクストステップとして会社名の変更によるロゴマーク、ロゴタイプの構築へ進む。 ビジュアル作成の段階で会社名変更を見据えていたので、 ロゴマークとの親和性を見越してウェブサイトのメインビジュアルを創っていた。 その時の色設計は120パーセント活かせる。元のグリーンが主体の色設計を、新鮮さ、柔軟さ、そして「進化」にシフトしたものにしたいという方向性で考えていた。 それを表すのは「Teal」(色名)だと感じていた。 Tealの定義としては、 「Gr

        • 固定された記事

        本を出すことが教えてくれた(前編)

        マガジン

        • ビジュアルブランディングーー見えない何かを探す冒険
          2本
        • 生まれて初めての本だから、忘れちゃいけないことを書く。
          3本

        記事

          “ビジュアルブランディング”見えない何かを探す冒険:前編

          デザイン顧問としてビジュアルをゼロから産む。そんなプロジェクトの中での、アートディレクターのアタマの中は...。 その1 芯を探す 『クライアントと共に、相談と提案を繰り返して「何を伝えたいのか」「どう見せるか」を掘り下げ絞り込んで行き、最終的にはハードへの展開から印刷物までトータルに見据えた最終アウトプットに落とし込む...』 VI(ビジュアル・アイデンテティ)を生み出す過程を、AD(アートディレクター)の立ち位置から100字以内で書けと言われたらこう表現できるかもし

          “ビジュアルブランディング”見えない何かを探す冒険:前編

          カモン、難問。えがこう!えんまのデザイン顧問

          頭の中にある会社の戦略や想いをカタチにしたい。 しかし、イメージが見えてこない、独自の切り口が生まれない、納得のいく表現が見つからない... 「えがこう!えんまのデザイン顧問」は、そんな企業のお悩みに答えるサービスとして生まれました。 企業のビジョンやミッション、商品・サービスといった価値を顧客や社会に発信する時、過去の経験やロジカルなデータ分析だけでは新しいアウトプットは創りにくいものです。 著書『なんでも図解』で「爆速のアウトプット」を推奨している私こと「えんま」は、右

          カモン、難問。えがこう!えんまのデザイン顧問

          【pickup・なんでも図解】矢印不在の悲劇とは?

          9月出版となりました『なんでも図解』。図解といいながら「枠」にきっちりはめすぎない図解の実践本として執筆しました。とはいえ、本って、どんなことが書いてあるかわからないと手に取る理由がみつからないですよね。立ち読み気分で見ていただけるよう、本の中から「こんなこと、書いてます」というピックアップをお届けします。 ======= 【矢印不在の悲劇とは?】 理解を促すパワーアイテム、それは矢印。 矢印がなかったら、組み立て家具も作れないし、成田空港にもいけないかもしれません。矢印

          【pickup・なんでも図解】矢印不在の悲劇とは?

          この本について

          この本は、先生と生徒の対話形式で、読者も一緒にお題に挑みながら、読み終えた時にはその場で書くハードルがぐっと下がっている、そんなイメージで作り上げました。 図版に関しても、理屈だけでも定着しないし、書いて見せる部分がなければ腹落ちしない、と考え、リアルさを追究しました。 「これ、きれいな図の方がかっこいいよな」とか「きちんと作り込んだ図の方が説得力があるよな」という気持ちにとらわれないように、カチっと作り上げすぎないように気をつけました。 あえて、完成度の高い、スキのない図

          本を出すことが教えてくれた(後編)

          本を書く動機 グラレコ という言葉も浸透し、グラフィックレコーディングの講座も増えてきました。 しかし、「グラレコ」が、場を可視化するというよりも「うまく素敵に」仕上げる、クリエイターでなければおいそれと描けないアクションになっているようにも感じることも多くなってきました。 せっかく日常や仕事の現場で定着してきたものが、また一部の人のものになってしまうような。 可視化=絵心 という固定概念はやはり根強く、会社の中で、ビジュアルでのファシリテーションを取り入れる難しさは大き

          本を出すことが教えてくれた(後編)

          ビジュアルノートテイキング講座3回目

          スタディサプリ の取材で、小島よしおさんが講座に参加してくださいました。 小島さんは小学生向けの教育(算数を中心に)教えるYouTubeチャンネルを運営されていらっしゃいます。チャンネル登録80,000人を超えています。 わかりやすさと工夫を重ねた表現が、小学1年生から小学6年生まで年代を超えて様々な人達に受け入れられているのだと思います。 私自身もその小島さんの内容と姿勢に打たれチャンネル登録をした1人でした。 講座の中のワークの1つとして「インタビューを書く」があり

          ビジュアルノートテイキング講座3回目

          zoomで描いているところを共有したい!でも「画面占有したくない」なら( for Mac)

          ます、manycamをダウンロード https://manycam.com/ (画質の良さなど、描くことを仕事にされているかたは 有料版にアップグレード(私は念のため真ん中のにしました)が推奨です) ipad は直接 PC のUSB または USB-C につないでください。 普通に我々が「線」と呼ぶ (呼ばないか) USB-C コネクタか   Lightning コネクタを使います 接続は機種や環境によりますが HDMI 接続の必要なし many cam のアプリを立ち上

          zoomで描いているところを共有したい!でも「画面占有したくない」なら( for Mac)

          再生

          NO NOTE NO LIFE

          たくさんのネガティブな情報があふれていて、早くこのざわざわが終わればいいのになあと思いながら。 それでも今日を大事にしたいなと思うと、このずっしりとしたノートを開くとホッとする。

          2020年、出会った一言から、始めます。

          ずっと欲しかった図解の本を買った。 アマゾンでは売っていないくらいの古い本。 古本だったので書き込みがある。 その本は一章ごとに問題があり、空欄がある。 誰かが手書きで一生懸命、例題を図解した後があった。 全ての問題に、全て書き込みがあった。ひとつひとつ真剣に書いていた。(最初見たとき、筆者の解答例が手書きで書いてあるのだと見間違ったくらい)驚いた。 読み終えて 最後の、筆者のプロフィールの側に 「そういう事なんだよ」という 一言があった。 あきらめなのか、納

          2020年、出会った一言から、始めます。