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産後も仲良し夫婦でいるるために僕が実践する2つの習慣


世界的名著『人生を変える7つの習慣』(キングベアー出版)のパクリですか?と突っ込まれそうなタイトルになってしまいました。

それはさておき、真面目な話ですが、習慣って人の人生にめちゃめちゃ大きな影響を与えているなと最近僕は痛感しています。今日はそんなお話しです。

ある朝目覚めたら、奥歯がなかった


最初は「あれやって、これやって」と頭で考えて動くわけですが、一度身に着いたらその後は無意識でできるようになります。たとえば歯磨きはいちいち頭で考えなくてもできますよね。起床後や食後、寝る前に体が自動的に洗面所に向かって歯ブラシを手に取ってくれます。

もし歯磨きが習慣づいていなかったらどうなるでしょうか。僕は歯磨きをサボるようになった結果、ある朝目覚めたら奥歯が欠けて歯に穴が空くという事態に陥りました。口の中が何か変だぞと思って下で奥歯を触ると、寝る前まであった歯がなくてスッカスカになっていたんですよ。ま、まあ進行した虫歯なんですけど。

そのうち噛んだり、刺激を与えたりしなくても歯茎の奥から痛みが沸き起こってきたので歯医者さんに行きました。そしたら先生から「虫歯ですね。神経を抜かないとダメです」と言われ、現在は歯の根っこの治療中です。ドリルで歯を削られ、麻酔を打った後に細長い針のような専用の道具で神経を取り除かれます。

治療前にペンライト状のカメラで患部を撮影してもらい、診察台横にあるスクリーンで虫歯にやられた自分の歯を見ました。真っ黒で無残な自分の奥歯を見て、診察台でしょんぼりしましたよ。

ちょっとした習慣の大きさ


歯を磨くなんて、1回あたり3分や5分ですむ話じゃないですか。仮に1日3回歯磨きする人なら、費やす時間は15分です。たった15分ですよ。1日は1440分だから、たった1%にすぎません。

そのたった1%を僕は軽く見た結果、歯が欠けて痛み、毎週1時間ほどを歯科の治療に使わないといけなくなりました。ただですら仕事に充てられる時間は限られているのに、そこから歯医者に行く時間を捻出することになった。大した金額ではないとはいえ、治療費も発生します。もし健康だったら、そのお金で美味しいものを食べたり、大好きなコーヒーを買ったり、本を買ったりできたはず。ちょっとした習慣を身につけなかったことで、僕は火消しに時間もお金も思考も使わないといけなくなってしまった…。習慣の重要度を痛感しました。

夫婦関係にも習慣は大きな影響を与えるのでは?


この習慣なのですが、夫婦関係でも大切な役割を果たすのではないかと感じるようになりました。産後の夫婦関係ってギクシャクしがちで「産後クライシス」も問題です。でも同じ子育て中のご夫婦でも、関係が破綻してしまうことがある一方で、仲良しでお互いを尊敬している人もいます。その差は何なんだろう…?

夫婦の性格、職業、経済状況、子どもの体質、生活環境などいろんな要素があると思うけど、ひとつだけ確実に言えるは、夫婦仲がいい人たちにはそれなりの理由が必ずあること。何かしらの原因があるから、いまの結果がある。夫婦という畑に「産後も夫婦仲良し」という種をまいたことで、夫婦仲良しの生活という結果を得ている。

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僕がいま力を入れているのが、子育て中の夫婦のあり方を見つめることです。家庭は社会の最小単位だし、家庭を成す夫婦関係の良さが人生に与える影響はすさまじいものがあります。夫婦仲がよければ人生が楽しいし、逆に関係がぎくしゃくしていれば毎日が拷問に感じられるはずです。

縁あって夫婦になったふたりができるだけ良い関係でいるにはどうすればいいのかを考え続け、秘訣は習慣にあるのではと僕は感じました。そう、ちょっと前に書いた「種まき」こそ、習慣だと思うんです。産後うつとそれに伴った離婚危機を乗り切った妻と僕はいま笑顔で一緒に過ごせる良い関係を築いているのですが、背景に何があったのかをノートに書いて深堀りしてみました。その結果、最終的に次の2つに絞りました。

たくさんのお金をかけるとか、まとまった時間を取るみたいな必要は全くなくて、いますぐに、しかも誰でもできるシンプルな習慣です。

習慣1:パートナーに時間を使う。


文字通り、パートナーと過ごす時間を意識して持つ、という意味です。僕は妻と雑談したり、おやつを食べたり、コーヒーを飲んだり、これからの生活を話したり、ご飯を一緒に食べたりする時間をできるだけ取っています。妻と一緒にいる時間が長ければそれだけ愛着がわくし、一緒に暮らせて幸せだなぁと感じられます。

もともと僕が妻と結婚したいと思うようになったのは、まだ近所の仲良し同士だったときに、「この女性と毎日一緒にごはんを食べたい」と感じたから。僕にとって、妻と食事をする時間が何よりも大切でした。

パートナーと一緒にいるために意識して時間を取るのは、自分の人生においてパートナーの優先順位が高いことを行動で示すことになる。「時間を使う」を火にたとえてみます。その火が強ければ強いほど、水がお湯になります。つまりパートナーに時間を使えば使うほど、その関係がよくなると思うんですよ。

時間のすばらしさは、誰もが平等に持っていることです。地位とか財産とかスキルは人によって違いますが、時間は1日24時間と決まっています。一言で言ったら使い方を変えるだけなので、自分にもできそうと感じてもらえたのではないでしょうか。

あと時間を使うというのは、パートナーと一緒に過ごすだけでなく、パートナーと良好な関係を築くにはどうすればいいかを考える時間も含むと僕は考えます。事情によってはパートナーと隣にいられないケースもありますからね。1日の中でパートナーを想う時間をどれだけ確保するか。そこがポイントではないでしょうか。

パートナーのことを思うって、たとえ隣にいなかったとしても、いい気分になりますよね。思い出してみてください。現在のパートナーと出会ったばかりで、「お付き合いできたら嬉しいなぁ」と意識し始めたころは、デートをするシーンをたくさんイメージして、「くそー、今すぐにでも会いたい!!」と考えていませんでしたか?大好きな人を想像するだけで気分がよくなるし、愛しくなるし、優しい気持ちになる。

優しい気持ちになる最大の利点は、相手に思いやりを持てること。今パートナーはどんな状態かな?仕事が忙しいかな?育児を担う割合が多いから、自分のパートを増やそうかな、ストレスが溜まっていそうだから一人時間を作ってもらおうかな、などなど。パートナーと楽しく暮らすために自分には何ができるかを考えるようになる。実際、僕は妻に時間を使うことで妻との関係は良くなりました。

もちろんパートナーだけを見つめて暮らすことが正解じゃありません。仕事や趣味、友人との関係にも時間を使う方がバランスが取れます。ただ、いまちょっと夫婦関係がイマイチかな…と感じたら、これまでよりも意識してパートナーとの関係構築を考える時間を持つのは効果的です!

習慣2:優しい言葉を使う。


時間とともに僕が妻とのコミュニケーションで心がけていることが、言葉づかいです。パートナーと一緒に暮らすうえで、コミュニケーションを取らずに過ごすなんて不可能ではないでしょうか。

パートナーとのコミュニケーションで重要な役割を担っているのが、言葉です。愛情を伝えるとき、感謝を伝えるとき、不満を伝えるとき。それらのアクションにはすべて言葉が関わってきます。

だからこそ、パートナーに発する言葉には注意をしないといけません。古くから、言霊と呼ばれるくらい、自分が使う言葉にはエネルギーがあるんです。言葉の使い方ひとつで、パートナーを励ましもするし、傷つけもする。

パートナーに「今日もありがとう」「いつも綺麗だよ」「あなたの〇〇なところがステキだと思っているよ」など前向きな言葉を発すれば良い気持ちになるでしょうが、反対に「あなたはダメだ」「ほかのだんなさん/奥さんは〇〇なのに、なぜあなたは…」みたいな発言ばかり繰り返していたらどうでしょうか。相手はいい気分にならないどころか、自信をなくてしまうと思います。

一緒に暮らすことでどんどんと自信を失うのだったら、人生のパートナーである意味はあるのかわからなくなってしまいますよね…。

もしパートナーに対して温かくて、優しくて、思いやりのある言葉をたくさん使っていたら、少なくても相手は不快感は抱かないと思います。優しい言葉を浴びせられることで自分を受け入れられていると感じて安心したり、自分に自信を持てたりするかもしれない。なんだかこの人といると幸せを感じると思ってもらえる可能性はあります!

パートナーと一緒にいるとき、毎日たくさんの言葉を使います。1年一緒にいたら365日、5年いたら約1800日、10年いたら約3600日。それだけ、言葉がお互いに与える影響は大きい。

ネガティブな言葉が多ければ関係もネガティブになり、ポジティブな言葉が多ければ、関係もポジティブになる。

そう断言できると僕は思っています。

だからこそ、僕は妻に対して優しい言葉を使うようにしています。

パートナーに優しい言葉を発するって、いますぐにでもできることなんですよ。何かを用意する必要なんてなくて、「ただ優しい言葉を使うぞ」と決めるだけでいいんです。こんなにもシンプルなのに、パートナーにたくさん喜んでもらえるなんて素晴らしいですよね。

自分にも優しい言葉を使うメリット


優しい言葉は、なにもパートナーに対してだけの問題ではありません。自分への言葉づかいにも気を付けることが大切です。なぜなら、人は1日に約4~6万回、自分に話しかけていると言われているんですよ。すごい数ですよね!?

「月が綺麗だな」「自分は恵まれているな」みたいに感謝や感動の言葉が多いか、それとも「あの人がいなければいいのに」や「くっそ、バッキャロ」みたいに文句にあふれた言葉ばかりか。それによって、自分への気持ちに大きな影響があります。不思議なもので、優しくて穏やかな言葉を自分に使うと、気分が良くなるんですよ。自分の気分が良ければ、パートナーにも穏やかな気持ちでいられるのでおすすめです!

お読みくださり、ありがとうございます。

そのべゆういち
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