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社会人女子の強みは「継続力・責任感・真面目さ」ってそれ本当なのかしら問題

雑誌にあったんですよ、社会人女子たちの自分の強みランキング。

1位 継続力
2位 責任感
3位 真面目さ

ねぇ、それ本当なの?


1位の継続力…わたしも、高校入試の面接で答えました。
「習い事の水泳を、幼稚園から中学校の部活引退まで続けました。なので、継続力が長所です」って。

でもそのとき、なぜわたしが継続力って答えたかって、理由はとっても簡単で。

当時、強みを表す言葉をほとんど知らなかったから。
そして、その少ない選択肢の中で、いちばん当てはまりそうなものを選んだ結果が、「継続力」。
消去法みたいな決め方だった。
自分の強みの話なのにね。

このランキング、回答した皆さんが心から「これが!わたしの!強みです!!(どー--ん)」って感じで書いているならいいんです。
すごく日本人っぽいランキングだなっても思うしね。

でもさ、最初に見たとき思っちゃったの。
ほかに、その人のもっといい強みはあるのに、言葉を知らないから自覚できてないんじゃないかなって。


もしわたしが今自分の強みを答えるなら、場面にもよるけれど
・偏愛力
・知りたい欲
・特別扱い力
・思いついちゃった!力
あたりかなぁ。

継続力なんて、今らな嘘でも書かない。
きっとわたし、続けることは得意じゃないって今ならわかる。
思いついちゃう着想力と継続力って、きっと真逆の位置関係にあるものだし。


何年か前、人の強みを表す言葉ってほんとうにいっぱいあるんだなぁって気づけたのは、わたしにとってかなり大きな出来事で。

それまでは、
・元気
・明るい
・活発
・優しい
・積極的
・社交的
・真面目
・思いやりがある
みたいな、学校で「いいこ」って言われるような言葉しか知らずに生きてきた気がします。

そして、そのどれにも当てはまらないし、当てはまりたくないなぁと思っていたので、「自分のいいところなんて……」って肯定感低く生きてた気がしてる。

これってきっと、わたしだけの問題じゃなくて。

学校に勤めていた時は、やっぱり何年たってもわたしが子どもだった頃と同じくいわゆる「いいこ」だけが評価されやすい学校のままだったし。

学校がそうなので、社会人たちもその傾向があるなぁって思ってた。


その人たちが大人になって、自分の子供をもったとしたら、またその少ない強みの言葉のどれかに当てはまるように育てるんですよ。

「大きな声であいさつしなさい」
「誰にでも親切にしなきゃだめ」
「授業中には手をあげなさい」って。



どこかで、そのループを断ち切って、世の中にはもっといろんな強みの言葉があるよー-ってみんなが知ったら。
自分にもっとぴったりくる強みの言葉があるんだって、ひとりひとりが気が付いたら。


多様性とか言わなくたって、世界はもっとカラフルで、自由で、みんなが楽しく生きられるのにって思うんです。

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