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文系の僕が考え直す数学-なぜ、数学を学ぶのか-

こんばんは。

高校で数学を諦めた超ド文系の僕が、大人になってもう一度数学を学びなおす。本日は、そもそもなぜ数学を学ぶのかを考えてみます。

数学についてブログですが、一切計算なしです。笑

本日の参考著書はこちらです。この本、恥かしながら超ド文系の僕にはちょうど良い本でした。

<目次>
■なぜ、数学を学ぶのか
■数学で思考体力をつける
■AIに任せればよい??

■なぜ、数学を学ぶのか

僕が、なぜ数学嫌いなった理由は大きく3つかと思ってます。

①役に立つのかよくわからない。(四則演算で十分)
②理解できない公式を覚えるの苦痛。(公式の意味がよくわかならい)
③頭がよろしくない。(苦手)

苦痛に次ぐ、苦痛で高校1年生の段階で数学を諦めた僕。

しかし、大人になり「なぜ、飛行機は空を飛べるのか?」といった現象面や、「投資のリターンはいかに計算するか?」という実践的な知識に対して疑問を持つようになりました。

様々なことを計算、つまり数学的に考える必要がありそうだと思い、数学をもう一度勉強し直そうと考え始めました。

そこで、まずはなぜ数学を学ぶのかについて考えてみます。

結論は、数学を学ぶ理由は再現性と客観性にあります。

例えば、カーナビが「あとちょっとで右に曲がります。」と案内したり、料理のレシピで「キュウリをちょっとだけ切ります。」って説明されたら、戸惑ってしまいます。

ですが、「100M先を右に曲がります。」もしくは、「キュウリを2Cm切ります」。という表現であれば安心できます。

つまり、誰がやっても同じものがつくれる再現性、そして誰が見ても同じになる客観性を担保してくれるのが数学。

数学がないと家、テレビ、スマホも作れない。それくらい数学は大事な考え方になります。

■数学で思考体力をつける

本書では、思考体力を以下に区分しています。

思考体力
①自己駆動力(思考エンジン:知りたい、解決したい)
②多段思考力(粘り強く考える力)
③疑う力(自分の判断や答えを疑う力)
④大局力(物事を俯瞰して見る力)
⑤場合わけ力(選択肢を正しく評価する力)
⑥ジャンプ力(閃く力)

なぜ、数学によって上記のような思考体力がつくか考えていきます。

①自己駆動力

もし、数学によって野球のフライの落下地点2次関数で予測できると考えたら、「知りたい」という気持ちが湧いてきませんか??数学によって僕らはあらゆる現象を捉えられます。

②多段思考力

数学って何行も何行も式を書きます。それは、答えを導くための論理展開を「A⇒B⇒C⇒D⇒」のように何度も続けている行為です。それによって、粘り強く考えられるようになります。

③疑う力

数学の証明がまさにこれです。なぜ負の数(-1)を2乗すると正の数に(+1)になるか等、数学に証明はつきものです。結果として、なんとなく自分が信じているものを疑う力が身に付きます。

④大局力

日常生活でも何か考えごとをしていると、途中で「あれ、最初は何の考え事だったっけ??」と、急に自分がどこに向かっていたのかわからなくなるときがあります。

数学もこれと一緒で何度も多段思考を繰り返すので、その中で全体像を今一度見直す癖がつくようになります。

⑤場合分け力

課題って解決方法ってひとつではないです。例えば、売上も客数を上げるのか、単価を上げるのか様々な方法があります。

数学でも、複雑な問題をどの数学をツールを使うと早く解けそうかと判断するので、この力が身に付きます。

⑥閃き力

いわゆる天才のアイデアかと思いがちですが、古今東西どの天才も①から⑤の思考を積み重ねることで閃き(アイデア)が生まれました。

数学力を鍛えることで、最終的にはイノベーションを生み出す能力にもつながるかもしれません。

数学を学ぶことは、社会人として超重要な思考体力を身につける訓練にもなります。

■AIに任せればよい??

なんとなくめんどくさい業務はAIに任せたいと考えがちです。

しかし、なんでもAIに頼りすぎると僕ら人間の思考体力はどんどん奪われていきます。

カーナビやグーグルマップ使用するようになってから道を覚えなくなったり、グーグル検索してから暗記力がなくなったりしていませんでしょうか。

そう、AIに頼りすぎるとどんどん人間の思考体力は衰えていきます。

運動と同じで「学ぶ」「考える」ということを意識して脳に負荷をかけないといけません。

何も考えずにコンピューターに任せて生きるのか、思考という武器を身につけるのか、それは僕ら次第です。

そして、思考力という武器を身につけるために数学は非常に便利なツールとして、僕らの思考体力を鍛えてくれます。


本日もありがとうございました。

明日の記事から中学数学の実践編、2次方程式を考えていきます。










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