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なぜ、続かないのか。-継続力を身に付ける-

『継続力に身に付けるために、必要なのは実績でなく、スタンスだ。』

こんばんは。
日本は寒い日が続いているそうですね、風邪をひかれているnoterの方もいるようですので、
読者の皆さんも、悪天候にはお気をつけください。

本日は“継続力”についてお話をしたいと思います。

“継続力”、すなわち“意志力”の強い人になりたいですか?

 

なりたいですよねぇ。

 

継続力、意思力なんて要らん!

という方にお目にかかったことは、今までありません。
 

というわけで、本日はケリー・マクゴニガル氏著、『スタンフォードの自分を変える教室』を参考に、

人間が如何に一貫性のない行動を取るか、いかにして継続力は鍛えられるかをお話したいと思います。

 ■なぜ、ダイエットは続かない。。


僕の同僚に、半年に1度周期的にダイエットに取り組む同僚がいる。

ちょうど、3カ月前に彼はダイエットをスタートした。

そして、つい先日

「最近の、ダイエットの進捗はどう??」

 「いや、もうやめたよ。」

 「え、やめたんだ。どれくらい体重減ったの。」

 「始めてから、最大で5kg減量して、今は4kg減量のところで維持してる。それよりも、ビヤはもっと食べて、太った方がいいぞ。」

 と、彼は言いながらランチに巨大な竜田揚げ弁当を食べていた。

僕は、予想する。

間違いなく、3カ月後に同僚はまたダイエットを始めると。

なぜ、多くの人がこの罠にはまってしまうのか。

数か月は続くのに、最終的には離脱してしまう。

 ダイエット、勉強、英語、note、運動、etcその他、僕たち人間は自分で決断したことの、


殆ど多くを継続することができない。

 

 なぜなら、、、

 

人は、良いこと、正しいことをしたり、もしくは感じるだけで、

悪いことや、正反対の行動を取りたくなるからなんです。

心理学的には、モラル・ライセンシングと言います。

 

■人は、すぐに欲求を解放する。

ダイエットのために、夕飯をサラダだけにした。
その日の夜、アイスをひっそりと食べてないだろうか。 

健康維持のために、たっぷりジムで汗を流してきた。
その日の夜、ビールをいつも以上に飲んではないだろうか。

毎日noteを続けるために、今日は3本まとめて記事を書き上げた。
そんなことを始めてから、noteの毎日更新が滞ってはないだろうか。

自分の行動を振り返った時に、午前中に目標に向かった努力したにも関わらず、

その日中に、その努力を帳消しするような行動を取っていないだろうか。
 

人間とは自分が“良いこと”をした、“正しい”ことをしたと感じると、

自分にご褒美を与えたくなる生き物だ。

“人は目標に向かって前進すると、逆に目標から遠ざかるような行動を取りたくなるような行動をしたくなる。“
ケリー・マクゴニガル氏著、『スタンフォードの自分を変える教室』

これは、実験でも明らかになっている。

シカゴ大学の教授たちは、ダイエットが順調に進んでいる参加者たちと面会し、各自の理想の体重にどれだけ近づいているかを進捗を確認しました。参加者は奨励賞として、リンゴかチョコバーがもらえます。すると、
進歩を自覚して気分が良くなった参加者の85%はリンゴではなくチョコバーを選びました。
ケリー・マクゴニガル氏著、『スタンフォードの自分を変える教室』

 一方、進捗を確認しなかったグループは参加者の58%しかチョコバーを選ばなかった。

これは、学業等においても多くの実験で証明されています。

 
人は、自分の目標に対して進捗していると感じると、目標から遠ざかるような行動を取ってしまうのです。

 
この説明で僕はなんとなく、同僚のダイエットがある意味無限ループに陥っている事実に納得しました。


そして、僕自身もこういった罠に陥っています。

 
人は、すぐに欲求を解放する。
 

でも、待ってくれよと。


そんなこと言ったら、成功しようがないじゃないか。

 
目標に近づく度に、遠ざかるなら何も実現できない!!


でも、中にはダイエット、勉強、運動を継続している人がいる。

 
その差は、一体どこにあるのか。。 

 

■実績ではなく、スタンスを問う。

 

継続するための秘訣。それは、、、、

1、継続的な努力の評価を、実績の良し悪しではなく、自分の姿勢に対して評価すること。

2、“なぜ”自分が、その継続的な努力をしているのか、明確な答えを持ち合わせている。

以上の2点が非常に重要です。

つまり、例えばダイエットのために今日5kmのジョギングをしたときに、

目標の達成に向けて、どれくらい進捗したと思うか。

ではなく、

目標を達成のため、どれくらい真剣に努力しているか。

 と、問うことが重要です。

 
進捗やを問うと自分は前進している、良いことをしていると思い込み、

正反対の行動を取りやすくなります。

しかし、姿勢を問えば、まだ足りていないと考えるようになり、

誘惑に打ち克つことができます。

そして、何よりも大事なのは、“Why”。

なんのために、努力をしているのか。なんのために継続するのか。

Whyに対して明確な答えと、揺るぎない信念を持つ事。

Why⇒How⇒What、の順番で自分の継続力、意思力を固めること。

良くあるケースが、

<ケース1>
What > ダイエットをしています。
How > 炭水化物を抜いています。
Why >× なんとなく、太ってきているからです。
〇こどもと一緒にスポーツをするためです。

<ケース2>
What> Note毎日更新をしています。
How>毎日、朝早く起きて更新してます。
Why> × 毎日更新したいからです。(??)
〇3年後、将来ライターになるためです。

どっちの方が、継続できるか。
それは、×ではなく、〇のようなWhy、志がある人です。

Whyをどこまで深く考えられているか。

が、継続力を身につけるための大きな鍵です。

■まとめ

本日は、ケリー・マクゴニガル氏著、『スタンフォードの自分を変える教室』を参考に、
継続力、意思力についてお話してきました。 

継続力、意思力を身に付けるためには、その背後にある構造や真理を把握することが大切です。

人間は、目標に対して“正しいこと、”良いこと“をしている、もしくは感じるだけで、

満足感を覚え、それとは正反対の行動を取る傾向にあります。

それは、誰しもが避けることができません。

モラル・ライセンシングが起きてしまいます。

 それを回避するためには、実績や進歩(進捗)ではなく、スタンスや姿勢を振り返ることが大切です。

自分は、今日も目標を達成したかではなく、

自分は、今日も目標達成のために、真剣に努力したか。

自分は、今日も目標に向けて進んだかではなく、

自分は、今日も自分の信念(why)を強く抱き続けることができたか。
 

今、取り組んでいることで、そして取り組もうとしていることは、

少し目線を変えるだけで、あなたの意思力を強くすることができます。

何よりも“Why”。

なぜ、あなたはその努力を続けるのか。

強い信念、Whyを持っている人は、必ず継続することができるはずです。
 

さてさて、本日もありがとうございます。

また、水曜日あたりに更新します。

 

本日も拝読ありがとうございます。

  

*ちなみにですが、Noteの毎日更新のWhyに“稼ぐ”を目標にすることは、あまりお勧めしません。いつか、やる気がそがれます。そのあたりの話は、またいつか。

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