話し方のコツ 〜応用編〜
「話し方の3つの基本」は、伝える技術の基本である「相手の目線に合わせること」でした。
これからご紹介する「話し方の3つの応用」は、「合わせる」のではなく「引き寄せる」イメージです。
①抑揚を意識する
いわゆるメリハリです。ここではあえて相手と「合わせない」場面をつくります。
例えば・・・。
同じテンポで話してきたけど、突然早口で話してみる。
大きめの声で話してきたけど、突然ひそひそ話のような小さな声で話してみる。
抑揚を意識することで、相手の注意を引き寄せ、相手の聞く意識を向上させます。
②共感を意識する
相手が共感を得るような「話し方」を意識します。
例えば・・・。
年代が同じ人に対して「私たちの年代だとやっぱり○○ですよね~。そんなことないですか?」と話してみる。
素敵な手帳を持っている人に対して「この手帳素敵ですね~。やっぱりこだわりがあるんですか?」と話してみる。
茨城県鹿嶋市出身の方に対して、「やっぱり地元では鹿島アントラーズは大人気ですか?」と話してみる。
共感を意識することで、親近感を与え、心のガードを下げ、相手との距離を引き寄せます。
海外での事例はこちら「共感力は万国共通!」をご覧ください。
③話す順番を意識する
同じことを話す場合でも、順番によって伝わり方が変わります。
場面や相手によって順番の良し悪しは異なりますが、基本が1つあります。
それは「NOをもらわないように話す」ことです。
つまり「それはちょっと違うと思うな~」という答えが出ないように話すことです。
言い方を変えると「それはそうだよね~」という、軽いYES(私はこれをフランクなYESと呼んでいます)をコツコツと最初は積み上げることです。
この関係をつくった上で、「NOも伴う」意見交換ができると安心安全な場が創られます。
共感を意識する時と同じように、話す順番を意識することで、相手との距離を引き寄せられます。
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