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ピンインの学び方!日本語との違いが分かれば難しくありません!

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難しいと言われる中国語発音、でもそれはピンイン(拼音)の学び方を知らずに学んでしまうからです! ピンインの根本!が分かれば無駄のないピンインの学習ができます。 拼音の意味から… もっと読む
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ピンインの学び方-1 中国語で挫折する人は、スタートが間違っています!

はじめて中国語を学ぶなら、どこにつまずき、あるいは挫折の原因があるのか?を知ってから学びましょう! まずは外国語学習そのもののスタートでのつまずきからです。 ① その外国語を話せるようになるために学ぶのであれば、次の原則に注目   してください。  「言えれば聞けて、聞ければ言える」つまり発音とリスニングからスタートしましょう。「発音ができる言葉やフレーズは、早くても瞬時に聞き取れるようになる」そうすれば単語やフレーズを耳でどんどん吸収できるようになります。 音声学習法の

ピンインの学び方ー2 声調で挫折する人はスタートが間違っています!半三声に注目!        

上海の市場で現地の中国人と話すとその早口と訛りに圧倒されます。でも現地で生活する日本人の友人たちは自然にその会話に溶け込んでいます。聞き取っているコツがあるようでした。そして友人たちに共通しているのは声調がまるでネイティブでした。 現地にいる欧米人の中国語も?と思う発音は多いのですが、でも彼らの中国語はよく通じているようでしたが、中国人からすれば日本人の中国語よりも良いという意見が多く、おそらくカギは声調と子音にあるようです。子音に関しては理由はあとで述べます。ここでは声調

ピンインの学び方-3 日本人が中国語で挫折する二声・三声!原因と克服を教えます。

ダイナミックにトーンを上げ下げして話すことのできない日本人にとって声調は弱点です。声調が不十分ですと通じない中国になってしまいます。なかでも特に日本人の苦手な声調が二声・三声です。その原因がどこにあるか?どこを克服すべきか?に焦点を当てました。          ■ 日本人の苦手な声調「日本人学習者による中国語声調の習得の研究」という中国人研究者(朱虹氏)による博士論文のなかで、日本人の声調の特徴が記載されています。 この指摘は日本人の学習者なら思い当たることが多いと思い

ピンインの学び方-4 ピンインの読み方は?読み方だけではなく、読むプロセスを学びましたか!

ピンインは中国の漢字を読むアルファベット表記の発音記号としか見ていない方は多いのではないかと思います。丁度日本語のローマ字のようにです。 確かに日本語のローマ字も外国人が日本語の平仮名や漢字を読めるようにしたアルファベット表記ですが、ピンインとローマ字は発音のルールが全く違います。 まず次のユーチューバー李姉妹の動画をご覧ください。 国民的規模で行われている中国のピンイン習得法 死ぬほどピンインの練習をするという中国語発音に関する、国民的規模の教育がこのように中国語で

ピンインの学び方-5、子音・母音の発音の組み合わせ、日本語と中国語の違いを知っていますか!

★ 質問です! 走(Zǒu)の発音は「Zǒ u」か「Z ǒu」どちらでしょうか? ★ 答え! Zo |u(ゾ+ウ)はローマ字読みです。  Z|ou ( Zi + ǒu) がピンインです。 でもここでの注目点は子音と母音の発音に対する日中の違いでした。どのように違っているでしょうか? 答えはこの動画をご覧ください。 ■ 中国語の発音のコツ!3つ! ① 母音を強調して発音。   バスの日本語の言い方と中国語風の言い方の違いで特徴を説明。   母音を強調する発音の仕方になっ

ピンインの学び方-6 ピンインは言おうとしている音を記号化していることを知っていましたか?

このピンインの学び方では、ピンインの発音に焦点を当てて、日本語との違いを知ることで、どこに注意を払って練習をすればピンインの発音を効果的に習得できるようになるかをテーマにしています。 さて、今日の記事は次の問題からスタートします。 日本語の「す」はSuだけです。中国はSuとSiで表記される二つの「ス」があります。日本語とどこが違うのでしょうか? こんなものだと思ってピンインの練習をしていたと思いますが、ちょっと立ち止まって考えてみますと、日本人の感覚では変だな!と思うこ

ピンインの学び方-7 子音優先中国語、その中国式レッスンとは?

【学び方-5】で子音と母音の関係性及び中国語は子音優先であることを取り上げました。日本語は母音優先です。 中国語走(Zǒu)の発音は「Z ǒu」です。子音の口の形は「Z(i)」で構え、瞬時に母音「ǒu」を組み合わせて発音します。そのとき「Z(i)」は構えですから、ǒu の 母音が続くからと言って決して「Zo」の口の形からスタートしません。 でも日本語では「ぞ」を発音するさい、最初に作る口の開きは母音の「お・を」です。声に出すときはすでにカ行の子音「か・き・く・け・こ」を一

ピンインの学び方-8 母音が重要な中国語、でもピンインでは子音優先です!どういうことを言っているの? 

中国語は大きな声ではっきりと!と先生が言うのはどうして?ネイティブの中国語の先生は、中国語は大きい声で発音しましょうと言います。小さい声だと声調が聞き取れないからですね。ということは声調のある母音をはっきり発音しましょうということになります。 実際そうだと思います。音域差のない日本語トーンで発音しても、声調で意味の違いを聞き取る中国では何を言っているのかわからない、「听不懂!tīng bù dǒng(何を言っているのかわからない!)」と言われてしまいます。 前回の課で中国

ピンインの学び方-9 複合母音!中国語にあって日本語にないのはどこに違いがあるのか?

空港の中国語アナウンスはメロディーが流れているようなイメージがありませんか?中国語の本質ってあれではないかと思います。日本語のアナウンスも優しく、滑らかではあっても、メロディアスだというイメージではないですね。 それである日本人の女性講師が中国語はバイオリン、日本語はピアノに例えていました。四声をバイオリンのように「滑らかに」という提案も含めての言い方ですが、中国語らしさの特徴をいかにも女子らしい感性で表現しています。 母音と子音の違いを学んできました。ピンインの読み方で

ピンインの学び方-10 子音のフォームが曖昧だとこんな事が生じます!子音をマスターして标准を目指しましょう

以前中国人の友人に朗読で発音の確認をお願いしたことがあります。このようなラインが帰ってきました。「我觉得你的朗读越来越好,发音很标准,速度也很快,越来越舒服的感觉。」発音が標準で聞きやすいと褒めてくれました。 私は会話で中国人にそれほど褒められません。母音と声調のメリハリが弱いと教室の講師に指摘されたこともあります。母音と声調は初心者時代に学びそれが身に付いてしまっています。それこそピンインのことを深く知らない時代です。一度身に付いたものを直すのは大変です。 ただ子音はそ