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塾で働くようになるまで④

前回は高1のときを振り返った。今回は大学進学を迎える高2・高3編とする。高1編を読んでいない方はぜひそちらから読んでください。

学園祭にて

高2の学園祭だったと思うが、クラスの出し物の企画・運営を本気で行ったことがあった。

教室内に喫茶店とゲームセンターを合体した施設を作った。

教室内で使用できるコインを来客者に買ってもらい、それを教室内のゲームセンターで使用できるようにした。当時、ダービースタリオンという競馬ゲームが流行っており、そのレース映像を録画し、着順を当てるゲームを行った。

実際の購入に応じ、利益が出るように倍率をその都度設定。日常の中で本気で数学を使ったのはこの時が初めてである。その他もお祭りにあるようなくじ引きや型抜きなどを準備した。

この施設の仕組みとしては、ゲームセンター内でコインを増やし、景品と交換したり、喫茶店で飲み物やお菓子と交換できるという形。
しかも景品は各自いらなくなったゲームソフトなどを持ち寄り、コストをなるべくかけないようにした。結果、学園祭の記録に残るくらい利益を出したと思う。

現代ではこのような企画が通るのかは分からないが、自由にやらせてもらった。また「経営」や「店舗運営」に興味を持ち始めたのはこれがきっかけだったと思う。

定期テストの勉強法

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高1の時に指定校推薦を使って大学に行くことを決めていた私は、高2になっても定期テストだけは本気で勉強した

数学や理科は得意だったが、どうしても理解できない問題は自分なりにやり方を編み出して本来の意味とは異なっていても解き方を覚えていった。

英語と古典は試験範囲の本文の日本語訳を全て暗記して試験に臨んだ。

社会は授業の板書や配布されたプリントから出題されることが多かったので、自分で予想問題を作りそれを暗記していった。また途中からは、先生が授業中に話していることから出題されることに気づき、話している内容をノートにメモするような習慣をつけていった。

現代文も授業で取り扱った文章が出題されるわけだが、これは先生の板書をひたすら暗記した。

これで大体80点以上の点数は取れていたと記憶している。

そして高2時点で評定平均は4.3となり、高3の1学期で同じくらいの成績が取れればいいという状況になった。そして3年1学期の評定は4.4だったと記憶している。

進路決定へ

そうなると、悩むのは受験校。

大学で数学を勉強したいと漠然と思い始めていたところ、

「数学科は理屈みたいな勉強しかやらないよ」

「数学が得意で数学の力を活かすなら物理学科がいいのでは?」

と担任の先生に勧められた。

素直?だった私はこれをきっかけに、物理学科のある大学を探すことに切り替えた。
指定校推薦の枠で物理学科は青山学院大学と東京理科大学があったが、後者を選択した。深くは考えずにである。

同じくらいの成績の子がどこに出願するかもなんとなく耳に入っていたので、その状況も加味し志望校を確定させた。
今思うと、この安易な選択が私の大学生活を中身の薄いものにさせてしまったと感じている

私は現在、生徒の進路指導をする立場だが、私自身の価値観は出さないようにしている。後悔しないようになるべく生徒に決めさせてあげたいという思いから、進路選択に必要な材料はたくさん提供するようにしている

9月には東京理科大学の推薦を取ることに決め、その後は小論文対策や面接練習を行い、12月には合格をもらっていた。

年明けには車の免許も取得し、バイトもし始め、晴れて大学生となった。

英語学習の意識

指定校推薦を狙っていた私だが、もし推薦が取れなかったことを考え、苦手な英語の受験勉強を高3の1学期から始めていた

模試を解いても、「長文が読めない」という状態。

単語を覚える努力を継続していないわけなので当然なのだが、さらに単語の覚え方も自己流だったので効果的な学習ができていたとは思えない

現代は色々な学習法が確立されていて、単語の覚え方も科学的な観点からも良いものある。

このような先生が近くにいたり、このような動画が身近にあれば、私の英語力も向上していたかもしれない。(こちらは今一緒に働いている先生の動画です。

安易な大学選びから後悔をすることになる大学時代の話は次回に。

続き↓

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