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公立中学校 / 私学中高数学科教師 / 教育専門職修士 / 時間のない教師の皆さんにもより良い学びのある情報を!/ 健康な身体と精神を作るため、よい言葉と運動と中医学・薬膳・漢方を勉強中

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自ら気をつけて行動できる人を育てたい!

先日、小学校の担任の先生と 実に10数年ぶりにお会いする機会がありました! とっても素敵な先生で、小学校の時から好きだったのですが、 同業となってまたお会いできる日が来るとは、 考えてもいなかったのでとても嬉しかったです☺️ (当時、うちのクラスのエースとまで言って褒めてくださっていたらしく、 旦那さんも私のことを覚えてくださっていたようです。すごい…!! いろんな人に良くしていただいてここまで育ててもらって本当に感謝です^^ ) その会話の中で、 私は、1年生に対してでも

    • これから、どんな教師でありたいか

      さて、2020年になってもうすでに19日も経ちました。ご無沙汰してしまいすみません(^◇^;) 今年も、どうやったら子供たちと共に学び、もっと理想的な教育を作っていけるのか、日々研究中です。 そして、今日はだいぶ前に読んだ『サーバントリーダーシップ』や、日々学んでいることをもとに、教師像について書いてみようと思います。 今回は、"サーバントリーダー"がメインテーマです。 サーバント(仕える人)とリーダー(導く人)って一緒になりうる概念なの?って思われる方もいらっしゃる

      • 今の世界の教育の流れとは

        最近、勉強会に参加して、 現在の教育の流れ、世界はどこに向かっているのか 私たち、教師はどうあるべきか ということを考えて、 とてもよい時間になったので、 ぜひ皆さんにシェアさせていただければと思います。 講師の方が快く資料等を提供してくださったので、感謝して、講義のエッセンスをうまく伝えつつ、皆さんがよりヒントを得て、考えるきっかけになる記事を書いていきたいなと思っています。(ご協力ありがとうございます) ではさっそく内容に入っていきます。 (講義の内容に、私の考えたこ

        • 中高生の発達段階(2)

          お待たせしました! 中高生の発達段階、第二弾です。 前回は、発達って何?どうして学ぶ必要があるの?ということや、発達のタテ糸、ヨコ糸についてお伝えしました。 前回については、以下の中高生の発達段階(1)をご覧ください。 今回は、メインテーマ、中高生の発達段階についてお伝えします。 中高生は、まさしく思春期を生きる人たちで、 脳がたくさん変化しながら成長し、定着していきます。 中高生は、もっとも大きく問題にぶつかる時期でもあります。 しかし、この時期にうまく大人が接して

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          喉が痛いときに、使えるワザ 7つ

          今年は、 咳喘息、気管支炎で苦しんだこともあり、 喉を守るための知恵を たくさん教えてもらいました。 通っている鍼灸・漢方院で、 中医学に基づいた 薬膳や漢方、ツボを習ったからです。 教師や歌手など声を使う職業の方、 もともと少し喉が弱い方 たまたま風邪をひいて喉がきつい方 の助けになれば幸いです。 ◆薬膳◆ ①  梨🍐と蓮のスムージー 生の梨約100gと約ハス100gを 多少水も加えて、 ミキサーにかけるだけ! お好みでハチミツ🍯を加えてください。 ハスも梨も両方

          喉が痛いときに、使えるワザ 7つ

          体調のどん底、人生のどん底のときに、いつもそばにいてくれた人

          私は、大学1年生のときに、 4ヶ月くらい予定を詰め込みすぎて オーバーワークをして、 何をするにもやる気が出ない、体がだるい、たまに頭が痛くなる という倦怠感から抜け出せなくなったことがあります。 (後々、医療関係の知り合いと話した時は 自律神経の乱れだね、と言われました) そのとき、様々な病院にかかりましたが、 医師から「寝れてるし、これは鬱ではなく過労だね」 と言われました笑 まだ二十歳になる前の大学生が…です笑 いわゆる、鬱、っぽい症状も出ていて、 個人的には何をす

          体調のどん底、人生のどん底のときに、いつもそばにいてくれた人

          咳喘息は、走れば治る?

           タイトルにも書きましたが、実は今年、公立中学校で勤めていた時に過労で、気管支炎を拗らせ、3週間微熱が下がらず、全身もずっと痛くて、入院一歩手前(泣)という状態になり、そのあと、治っても咳だけ残り咳喘息と診断されました。 しばらく、処方されたステロイド系の吸入とアレルギー予防の薬を常備薬として使っていましたが、8月ごろから発作は収まってきたので、使用をやめていました。(本当は、医師の判断に従って続けるべきだったんだとは思います) 咳喘息、喘息は、一般的に治るのに時間がかか

          咳喘息は、走れば治る?

          中高生の発達段階(1)

          以前、中高生の子どもの発達段階について講義をして欲しい と頼まれて、さまざま調べたところ、 むしろ自分自身がとても気づかされたことがありました。 そのときの資料について少しまとめておきたいと思います。 <知ること>が大きな力だと感じましたし、 それが教師の能力になり、 力量となっていくのだなと思ったので、 少しでも皆さんの力になれればと思います。 どうして、発達段階なのかと言われれば、 子どもたちを相手にする限り、 子どもたちの<時>、子どもたちの特徴を よく掴んで行なっ

          中高生の発達段階(1)

          ロビンソン&アロニカ(2019)『Creative Schools 創造性が育つ世界最先端の教育』pert3

          今日は、第4章<生まれながらの学習者>について。 途中、記述されていた 「全ての教育者がその学区の最高の保育施設を探して、  そこでの教育を観察して学ぶべきです」 という言葉が、すごく印象的だった。 子どもは、本来好奇心旺盛で、自然と学んでいくということ、 そこから教育者は学ぶべきではないか ということが書かれていて、なるほどと思った。 あまり私は、幼稚園、保育園というフィールドには 関わってきたことがないので、ぜひ見て学びたいなと思った。 最高の学びは聞くより見ること

          ロビンソン&アロニカ(2019)『Creative Schools 創造性が育つ世界最先端の教育』pert3

          こんなことも問題になるのか!

          今日は数学ネタでございます。 今朝、少し高校入試レベルの問題を見ようと思って、気まぐれで『高校への数学11月号』(p.8)をパラパラ見ていたら、日常にありふれている新聞を使った問題が! ■ある日の新聞のうち、1枚を抜き出して調べたところ、右の図のように右上に10、左上に31とページ番号が書いてあります.この日の新聞は全部で何枚の新聞紙で作られているか求めなさい.【19 崇徳】  よく見る新聞。確かに雑に扱ってるとペラっと一枚だけ取れてしまうこともある。そんな日常が問題に

          こんなことも問題になるのか!

          週末と平日のオンオフの付け方

          先週、平日は毎日、 数学の勉強をしつつ、 本も読みつつ、 運動もするという 超健全な時間を過ごすことができた。 逆に、土日は スイッチが入らなくて、 読書はしていたけれど、 本当はすべきで、持って帰っていた仕事も 数学の新たなところの勉強も 全然やらなかった ただ、その代わりに 身体のコンディションを考えながら 食べたいものを作ったり 学生の頃から大好きで参加してるチームで サッカー⚽️をしたり、 少し充電した🔋 (月曜から筋肉痛だから、少しやりすぎたのは考えものだけど💦

          週末と平日のオンオフの付け方

          今必要なのは、子どもを真実に愛する心で行なう教育

           最近、学校の生徒を見ていて、いくらお金をもっていたとしても、親が子供に与えるべきは『愛』なのだなあと強く感じることがある。  現在の勤務校は私学なのもあるが、かなり裕福な家庭のお子さんが多く、世間的に見れば羨ましがられる御子息であることは間違いない。きっと私は全く知らない世界があるのだろうし、金銭的に見れば非常に社会的優位なご家庭が多い。さぞ幸せなご家庭だろう、と思われると思うのだが、どうも公立学校で接していた子供たちよりも、どこか素直さに欠け、どこか愛情不足を感じさせる

          今必要なのは、子どもを真実に愛する心で行なう教育

          ロビンソン&アロニカ(2019)『Creative Schools 創造性が育つ世界最先端の教育』 pert2

          本日は、第2章を。テーマは<新しいメタファーを見つける>  第1章に引き続き、今までの近代教育の工業的な教育の特徴を踏まえて、現代にはあっていないことを述べた上で、現代にあう教育はどのようなものなのかを考えている。  現代には合っていないとする工業プロセスの特徴について、「特定の規則や基準の順守が求められること」、年齢で分けて教育する「直線的」構造であることなどが挙げられている。この特徴は、基準に満たないものを「能力の劣るもの」とみなすような学校の傾向ともつながってくると

          ロビンソン&アロニカ(2019)『Creative Schools 創造性が育つ世界最先端の教育』 pert2

          ロビンソン &アロニカ(2019)『CREATIVE SCHOOLS 創造性が育つ世界最先端の教育』

          今日は、『脱学校の社会』を少し離れて気分転換に別の本を。以前から気になって買っていたが、なかなか読めていなかった『Creative Schools』を1章まで読んでみた。 読んでみてびっくりしたのは、現代教育に対する批判の論調が、イリッチ『脱学校の社会』とかなり共通する部分があるということだ。「公教育の工業的な性質」によって、今社会で必要とされている「変化への適応力」と「新しいアイディアを生み出す創造力」が失われていく。根深い矛盾を抱えているという指摘だ。 これは、イリッ

          ロビンソン &アロニカ(2019)『CREATIVE SCHOOLS 創造性が育つ世界最先端の教育』

          続 イヴァン・イリッチ『脱学校の社会』

          今日は、第2章。テーマは<学校の現象学>。少し印象に残った部分を引用する。 「子ども時代をへて成長するということは、その子どもにとっては自我の意識と社会から科せられた学齢期を通過する役割との間の非人間的な相克の過程にむりに縛り付けられることを意味する」 「まだ自らの意欲で学習することは十分できるようになっていない年齢層の者に、教育の資金や人材を有利に配分するように社会が決めていることは将来振り返ってみた場合奇妙に思えるだろう。」 「縛りつける」という表現と、「まだ自らの

          続 イヴァン・イリッチ『脱学校の社会』

          イヴァン・イリッチ『脱学校の社会』

           まだ一章までしか読めていないのだが、結構難しくて読書会をやりたい…!議論をしたい!とうずうずしてます。もしどなたか一緒に呼んでくださる方がいらっしゃったら嬉しい!!それこそ、本文の中にある、「本や論文を介した学びのネットワーク」になりますな。 学校が、権威化、免許制になっているというのは確かに、と感じるところがあった。自分もその権威に無意識に頼ろうとして、博士課程に行こうか、と考えていた部分もあった。しかし、ここで重要なのは、技能(スキル)、中身と、その権威・免許が本当に

          イヴァン・イリッチ『脱学校の社会』