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体調のどん底、人生のどん底のときに、いつもそばにいてくれた人

私は、大学1年生のときに、
4ヶ月くらい予定を詰め込みすぎて
オーバーワークをして、
何をするにもやる気が出ない、体がだるい、たまに頭が痛くなる
という倦怠感から抜け出せなくなったことがあります。
(後々、医療関係の知り合いと話した時は
自律神経の乱れだね、と言われました)


そのとき、様々な病院にかかりましたが、
医師から「寝れてるし、これは鬱ではなく過労だね」
と言われました笑
まだ二十歳になる前の大学生が…です笑

いわゆる、鬱、っぽい症状も出ていて、
個人的には何をするにも辛い、
体力の低下が著しい、
苦しいと
感じる時期でした。
こんな体調がいつまで続くんだ、、とかなり悩みました。

そんな時、中高の母校の恩師にあった時に、
「最近、体調がやばいんですよね」と笑いながら、
あまり深刻にならないように、
状況を伝えたことがありました。

ミッション系の学校だったこともあって、
担任の先生から返ってきた言葉は、
「大丈夫!神様は最善の道を与えてくださるから!」
という言葉でした。

その時は、「最善???」と頭の中がはてなでいっぱいになりましたが、
でも、その言葉で、
あ、今はどん底なんだから
あとは這い上がるだけなんだ
と状況を捉え直すことができました。

そこから、自分の状況への捉え方が変わり、
この時期を貴重に使おう、
自分と向き合うべき時間なんだ、と
前向きに、体調不良と向き合うことができるようになりました。
その言葉をきっかけに、約6ヶ月間の体調不良からも回復ができたなぁと思います。


でも、
体調のどん底までダウンするのは
大学生の時だけで終わってはくれなくて、
そこから約7年後の今年6月、
それこそ本当の過労でダウンして、
死ぬかと思ったときも、
いろんな人に助けられました。

公立学校の労働状況は、
最近注目を浴びるようになっていますが、
過労死ライン80時間の残業時間を超える教員が
中学校では6割だと言われています。

私も、教員2年目を迎えた今年、
テレビでよく見るようなそんな労働環境についに巻き込まれてしまい、
4月、5月の残業時間が135時間、100時間と
ほんの2ヶ月しかそんな状況では
働いていなかったのですが、
バランスが取れなくなって体調を崩しました。
(周りでは、もっと働いている教員が多いので、本当に尊敬する一方で、その方々も命を削って仕事をしてはいないかと、かなり心配になります。)

幸い、メンタルには来ていなかったのですが、
子供と部活をやるのは
楽しさややりがいがあるのもすごく感じましたが、
一方で、休日が取れないので、疲れがあまり取れなくて、
さらに自分が力を入れたいことに
中々時間を裂けないのも矛盾を感じていました。
そんな中、急に、声が出なくなり気管支炎を拗らせ、
数日休んだだけでは全然身体が回復してくれない、
という状況になりました。

いつまで経っても微熱とダルさが治らない。。
「過労、症状」
とGoogle検索して、
「風邪をひきやすくなる、中々治らなくなる」
と書いてあって、「もろ自分やーん!」となってました。

そして本当に3週間ずっと
ひどい咳と微熱、背中の筋肉痛による痛み
が取れなくて、これは肺炎なのか?
入院した方が楽ではないか?

と本当にしんどい状況が続きました。

心は行きたいけれども
学校に行けない。
行っても授業は体力的に絶対にできない
身体がいうことを効かない怖さがものすごくありました。

そんな中、
知り合いに勧めてもらった鍼灸兼漢方院に
藁をもすがる思いで、通うようになりました。

そこで初めて診てもらったとき
普通は1時間半が通常なんですが、
体調が体調だったので、
3時間以上もゆっくりじっくり診てもらって
治療してもらいました。

その時、
鍼灸の先生を通して、
自分の身体をここまで親身に、丁寧に
本当に癒そうと、診てくれる人が
いるんだと、
心から感謝しましたし、
とても温かい救われた気持ちになりました。

自分自身が、自分のことを1番
管理できてなかったし、
自分に愛を持って接して、
自分を大切にする
自分を癒すとはどういうことなのか、
ずーっと分からなかったけれど、
目の前での治療を通して
たくさん教えてもらいました

人を癒す仕事って本当にステキだなぁ
教師じゃなかったら、
鍼灸医になりたいな
と思うほどに、真心で治療する姿に心折れました

今回、
あえて2つ過労の時の話を書いたのは、
問題、困難にぶち当たった時に、
なんだかんだで
いっつも手を差し伸べてくれる人がいて、
また影で支えてくれている家族もいて、
状況を知って
早く治るように祈ってくれる友人、知人もいて
そして、仕事という枠を超えて治療をしてくれる人にも出会えて、

本当にさまざまな人の愛を通して生かされてるなぁと
思って感謝だなぁと思ったから、
その思いを伝えたくて書きました。

人は愛されていると感じるから
生きられるんだろうなあと
人を助ける、人に関心を持つことは
とっても心温まる、
人の心を生かす行ないだなぁと改めて思います。

きっと、
私に言葉をかけてくれた母校の恩師も
「助けてあげよう」と思って、
私にその言葉をかけたのではないと思う。

いつも様々迷惑もかけている家族も、
「助けよう」と意識してやっているわけではないと思う。

また、鍼灸の先生からも
「助けてあげよう」というような
なんか上からな感じというよりは、
早く癒してあげたい、治してあげたいという
切実な心を感じる。

でも確実に「助けられた」と感じるのは、
自分に対する
真心と関心、温かい心、愛を感じたからなんじゃないかなぁ。


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