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この人とは芯からは仲良くなれないかもしれないパーフェクト診断チェック4選

30歳になると、人を「騙す」とか「傷つける」とかわかりやすいことだけが人間関係の地雷じゃなくて、些細な会話の中から「あ、この人とはある程度打ち解けることはできても、芯から仲良くはなれないだろうな」って感じる瞬間があります。今日は私になりに「あ」って思う人4選の話をさせてください。

●お笑いを倍速で観る人
●「〜しようか?」でいいのに「〜してあげよっか?」という人
●すぐ人のことを「天才!」という人
●シーシャBarに行きたがる人

お笑いを倍速で観る人

最近動画を元の速度で見れずに、1.5倍速にして観る人が多いって話を聞きますが、それ自体は別にいいかなって思ってます。問題は、お笑いみたいに「間」を楽しむことも一つの面白さなのに、その面白みを平気で捨ててしまっている価値観の部分です。お肉の一番美味しいところをわざわざ捨ててる感じです。多分お笑いを倍速で観てる人って、お笑いを情報として捉えてるというか、顔とかワードの面白さだけがお笑いだと思ってるのかなって思います。

私はお笑いのプロでもなんでもないんで、お笑いを語るのは少々気がひけますが、月一くらいで劇場に行く感じのお笑いファンです。生でネタを観ると画面越しに観るのとはまた違う発見や楽しみを見つけられます。特に芸歴15年以上のM-1や賞レースを卒業した芸人さんのネタは、話始めて10秒くらいで、特に何かわかりやすくボケているわけじゃないのに「う、、、うまっ!!!」って思うことがあります。面白いとか、笑えるとか、そういうのじゃなくて、直感的に「うま!」って感情が沸き立ってきます。チュートリアルさんの漫才を初めて生で観た時にそう思った。おそらく賞レース現役世代の芸人さんは、いかに競技用漫才の4分尺の中でたくさんボケるかみたいなことを重視されてたりするので、芸人さん本来の心地い間よりも、賞レースでウケるための間で話してるのかなって思います。つまり、面白さは顔やワードだけじゃなくて「間」が作ってる部分も大きいんだよってことです。

お笑いだけじゃなくて、小説を「速読で2時間で読めた」みたいに誇らしく話す人も「あ」って思います。ビジネス書のように価値が情報に集約されてる書き物ならまだしも、小説って速く読めてもいいことがないというか、情景を想像したり脳内でトリップさせて自分の感情の引き出しをどんどん開けていく作業も小説の楽しみの一つだったりするので、じんわり味わいながら読んでるところに「あの小説読みました?俺は2時間で読んじゃいましたね」って時間で感想を語ってくる人がいるとめちゃくちゃ冷めます。


「〜しようか?」でいいのに「〜してあげよっか?」という人

「これ、やっておきますよ」が言葉として苦手です。「これ、やりますよ」でよくない?って思います。「してあげる」とか「やってあげる」って、言葉の中に立場的に自分が上のニュアンスを含んでるのが苦手な原因です。行動の主体が自分になくて、「私は別にやってもやらなくてもどっちでもいいんだけど、あなたがやってほしそうだから、しょうがなくやってあげるね」っていう含みを感じます。大げさかもしれないけど。行動の主体が相手にあるのになぜか自分の方が立場が上という気持ち悪さを感じます。

「しますよ」「やりますよ」と言い換えても結果は変わらないのだから、なるべく「あげる」言葉は使わないように意識しているところです。

「すみません」も「ありがとう」に置き換えられるか一度考えると、相当数削減できます。どうせ結果は変わらないのだから、発する言葉はできるだけポジティブなものでありたいです。

すぐ人のことを「天才!」という人

これはプライベートでは会ったことはないですが、職場でたまに見かけます。マジですごいと思う人が現れたら賛辞を送ればいいと思うのですが、これが口癖になってる人がたまにいるんですよね。そういう人を見かけると、「相手を自分とは違う世界の人間であるかのように区別することで、自分ができないことを正当化していないか?」って思います。

「天才」って「信じる」って言葉に近いものを感じるというか、悪い言い方をすると、ある種の脳死ワードだと思うんですよね。人のことをすぐに「天才!」っていう人は、その人がなぜすごいのか、なぜそれができたのか、そこに至るまでの過程や努力を無視してるんだと思います。そんなに「天才」が周りにたくさんいるんだったら、あなたも少しは「天才」になれそうですけどね。


シーシャBarに行きたがる人

これはシーシャそのものに何か思ってるのではなく、「シーシャおよびシーシャBarの良さを5つ以上語れる方だけ続けてください、そうでない方はお帰りください」と言ったところでしょうか。

自分の好きなものの好きな理由が「流行ってるから」は30歳の理由にしては少々厚みが足りないのではないでしょうか。シーシャBarに限らず、「流行ってるから」「周りがやっているから」が自分の行動原理になっている人を見ると「あ」です。

仕事柄SNSを扱うことがあるのですが、私がTikTokに疎いのを見て、今TikTokでどんなことが流行ってるのかを飲み会の間中ずっと教えてくれた女の子がいました。その子は仕事以外の時間のほとんどをTikTokなどのSNSに費やしているらしく、けれど私たちの仕事ではSNSを見ることも、時と場合によってはある種仕事に還元されるので、膨大な時間を世の中の流行を抑えることに使っていること自体を少し誇らしそうにその子は話していたのが印象的でした。飲み会が終盤に近づいてきたので、その子に色々教えてくれたことのお礼を述べ、「◯◯さんは何が好きなんですか?今日色々TikTokのことを教えてもらったので、◯◯さんのオススメを見たいです」というと

「ん〜、私は特別に好きなものとかないです」
怖すぎる。昔中学生の頃に保健体育の教科書で見た、不健康なことをしすぎてスカスカになってしまった骨の写真を思い出しました。今は若さでカバーできても、歳をとると些細なことが骨折の原因になりますから、お気をつけくださいね。


というわけで、「この人とは芯からは仲良くなれないかもパーフェクト診断チェック4選」どうでしたか。皆さんのパーフェクト診断チェックが何かコメントで教えてほしいです。

ちなみに、こういう人たちが現れた時にどう対処しているかというと、昔どこかで聞いた言葉をいつも思い出すようにしています。確か瀬戸内寂聴さんの言葉だったと思います。

「嫌いな人とは好きになれる距離まで離れなさい」

ということで、すっかり4選の皆さんの姿は見えなくなってしまったわけですが、この言葉のおかげで毎日快適に過ごしております。

皆様の毎日が少しでも快適でありますように。


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