江戸野陽子/野菜と豆腐の料理家
野菜と豆腐の料理家 江戸野陽子の好きな豆腐とおからでつくったおやつの話。
野菜と豆腐の料理家/江戸野陽子の好きな豆腐とおからでつくったごはんのレシピ。
こんにちは。野菜と豆腐の料理家の江戸野陽子です。 この肩書きでお仕事をするようになってから4年ほどになります。 野菜ソムリエプロと豆腐マイスターを持っているから、野菜と豆腐の料理家。なんて安易でどっちつかずの中途半端な肩書きなのだろう…。 でも、野菜関連の依頼もある中、豆腐の依頼もこなしたいと思ったのでこうするしかなかったのです。 お友だちの料理研究家には「肩書きは名乗ったもの勝ちだから」と言われたものの、この肩書きがアリなのかナシなのか、ドキドキしながらあらゆるところ
豆腐を冷凍すると、黄色くなってカチカチになるものでして…。 それを解凍すると、水分が抜けて、高野豆腐と油揚げの間みたいな姿になるものでしてね。 だからアイスを豆腐入りで作るレシピがあると知ったとき『正気か?』と思った。 だってカチカチになっちゃうし、溶け始めたらスポンジみたいになってしまうのでは…。 でも私も豆腐をクリーム状にして、シフォンケーキを焼いたり、カスタードクリームを作ったりしているので、豆腐をアイスにしたっていいのかもしれない――と、この夏、突然思ったので
豆腐を作ることが多いせいか、我が家には乾物の大豆が常備されている。 ほっとくとすぐ1年経ってしまうので、積極的に食べたいもの。 煮豆でも作るか…となればいいけれど、水に戻すところから始まるので、そこで気持ちがすぐ折れてしまう。(面倒くさがり屋なんです) そういうわけで、大豆入りの炊き込みご飯です。 大豆入りのご飯は、事前に大豆はゆでる必要はなく、洗ってそのまま炊飯器へ入れればよし。 それでもちゃんと火が通って、噛み応えのある仕上がりになるのでめちゃくちゃ楽。あとおいし
甘酒っていうと、酒かすのイメージが強いようで、あの独特の匂いと後味が苦手だからと、おすすめても丁重にお断りされることが…。 でもそれじゃないんだよ! 米麹から作られた甘酒は、ミルキーでクリームみたいになめらか。 ノンアルコールだから子どもにも安心で、お菓子作りに使う人も多いくらい、とっつきやすい。 この甘みの正体はブドウ糖なのだけど、これは麹菌がお米のデンプン質を分解して、糖化したときに発生したもの。 だから甘酒は砂糖を使っていないのに、砂糖に匹敵するくらいの甘みがあ
表面がカリッ、中が柔らかな厚揚げは炒め物にもおすすめ。 豆腐の周りに揚げ衣で包まれているので、厚揚げは炒めても崩れにくく、しっかりと味がなじむので、炒め物にうってつけ。 いつもの肉野菜炒めに、厚揚げを加えればボリュームアップでヘルシーに仕上がるのも嬉しいよね。 今回はキャベツと味噌の甘辛味で白いごはんが進む一品を。きっとハマるよ。 キャベツと厚揚げのごま味噌炒め 材料厚揚げの選び方 このレシピは、材料を選びません。どの厚揚げでもおいしく仕上がります。 今回は、もっ
豆腐屋さんで珍しい豆腐やおからを見つけると、つい買ってしまう。 豆腐もおからも生ものなので、賞味期限がとても早いのは承知で、すぐに食べないと風味が落ちてしまう。 だけど、その豆腐屋にあるものは、豆腐屋でしか手に入らないものなので、ついつい大量買いしてしまう。 ちなみに過去一番散財したのは3,500円だっただろうか。 冷凍できるのでお揚げをたくさん買い込み、子どもたちと一緒に食べたいからと豆腐ドーナツやシフォンケーキなどの焼き菓子をたくさん選び、2-3日以内に食べきろうと
豆乳に麺つゆを足しただけ。 ただそれだけなのに、手をかけた料理を作った気がする――大したことはしていないのに。 そんなわけで豆乳そうめんです。 つゆはいつもの麵つゆを豆乳にしただけですが、豆乳自身に大豆のうまみが凝縮しているので、まろやかでクリーミーな仕上がりに。 混ぜるだけでプロ顔負けの味になるので、お得な気分。 今回はぶっかけ風に仕上げましたが、これだと具だくさんになるのでおすすめです。 ポイント豆乳は3種類に分類されます。 ・無調整豆乳 ・調製豆乳:飲みやす
ブラウニーは目がみっちりと詰まっているだけあって、チョコレートのおいしさを限界までぎゅうぎゅうに詰めた大変濃密なお菓子だと思っている。 それこそチョコレートの甘さに酔いしれることのできる、超チョコレートな一品だ。 だからカロリーも高いし、罪深いくらいに甘いし、おいしい。 できることなら何も心配することなく好きなだけ食べたいけれど、いっぱい食べた後には『食べすぎちゃった、どうしよう』という罪悪感が待っているので、ついつい気持ちにブレーキがかかる。 でもそれってすごくもっ
スンドゥブチゲーーそれは、ふわっと柔らかな豆腐がたっぷり入りの辛いお鍋。 韓国の家庭料理として親しまれており、魚介や野菜と柔らかい豆腐(スンドゥブ)を唐辛子ベースの調味料で煮込んで作ります。 在宅で仕事している身としては、昼にパッと作れるのでとても便利で、メインが豆腐だから、食べすぎて眠くなる…といった事態も防げます。(午後の効率アップ!) あと辛さのおかげで細胞が活性化。体もぽかぽかするので肌寒い日に嬉しい。 そういうわけでえ、キムチと寄せ豆腐を活用した、きのこたっ
やばいなぁと思っていたら、やっぱり体重が増えていた。 コロナに入ってから、私の生活は、ほぼ家の中。 試作を作って食べ、原稿を書きながらお菓子をつまみ、だから夜になってさほどお腹が空いていないけれど家族と一緒に一人分のご飯を食べる――。 40代に突入しているので、代謝も消化量も減っている。 なのにお腹はいつもパンパンの飽和状態。 そりゃあ体重は増える。 そういうわけでリングフィットを始めてみた。これは続いている。 そして食を見直さなくてはいけないと思った。 それもおや
豆腐をグラタンにしてみよう! 真っ白でなめらかな豆腐には大豆の甘みとうまみがたっぷりと詰まっているので、形は崩さずそのままに。 ソースとチーズを乗せて焼くだけグラタンにします。 もちろん市販のソースを使ってもOKだけど、ここはトマト缶に牛乳と味噌を加えて作る和風ソースで。 優しい味わいなので、トマトにマッチ。豆腐の良さが引き立ちます。 ポイント ここは柔らかい絹ごし豆腐かおぼろ豆腐がおすすめ。 ちなみに今回選んだのは、これ。 湯葉入りの鍋用豆腐。やわやわの豆腐
もちもちの求肥の中に、なめらかなあんこと甘酸っぱいいちごを閉じ込めて。 この主役級のおいしいものを3つも使って大福にしようと最初に考えた人は天才じゃないか。 そんなおいしいいちご大福を、豆腐で作ってみた。 ここまでくると無理やり感があるものの、豆乳で作ったわらび餅もおいしかったので、大福だっておいしいはず。 ポイントは求肥づくりで、水で溶かして加熱して作るもの。 そこで最初は豆乳でチャレンジ。 だけど白玉粉が溶けなくて失敗。 ならば豆腐でと思ったところ、これもまた
寒くなってきたら味噌汁が沁みる――お椀を持つ手に、口に、そして胃に…。 湯気も、出汁の深い味わいも、味噌の懐かしい味も。全部いいもんですよね。 今回紹介するのは、まろやかなのにさっぱりとした後味がお気に入りの、豆腐とトマトの味噌スープを紹介します。 トマトに味噌って、びっくりするかもしれませんが、トマトには昆布と同じ旨み成分グルタミン酸が含まれているので出汁として優秀。 それがいつもの味噌汁に変化を! でも加熱したトマトはちょっと酸っぱいので、落とし卵でまろやかにして
生チョコ豆腐を食べたことはあるだろうか? チョコに豆腐を合わせて生チョコにする…それはアリなのか、とずっと思っていた。 おやつの定番で甘くてまったりとしていてとろける至福の味のあのチョコと、 冷奴にしたり白和えにしたり鍋にしたりと、柔らかくて淡白な食感で、だしや薬味や醤油と合わせるとすこぶるおいしいあの豆腐――。 それを合体させる!? えっ、いいの? それが作る(食べる)前の私の感想だ。 だってチョコに豆腐。それって出会っちゃいけないもの同士にしか思えない。 でも
豆腐をひと口サイズにカットして、ベーコンをくるりとひと巻き。 それをフライパンでこんがりと焼くと、ヘルシーだと思われがちな豆腐料理がパンチのある一品に。(しかも腹持ちがいい) 今回はチーズを一緒にはさみましたが、輪切りにしたれんこんや玉ねぎを一緒に挟んでもいい、料理教室でも大好評の一皿です。 ポイント焼いている最中に水分が出てきてしまうと、カリッと仕上がらないので、しっかりと水切りをすること。 水切り不要の豆腐でも、クッキングペーパーの上に置いて、水切りをしてから調
型抜きクッキーはテンションが上がる。 バターと卵を使って作った黄色い生地を、平たく伸ばし、型抜きする。 私はクッキー型が好きで、母にもらったものと、コツコツと貯めておいたものがあるので、気分やイベントに合わせて選ぶくらい種類があるのだ。 とはいえ、こまごまとした作業は最後の段階で手を抜いてしまいがちなので、型抜きクッキーを作るのは気持ちに余裕のあるときだけ。 というのもバターをちょうどよい室温に戻すのも失敗するし、粉をふるうのも面倒だし、生地を冷蔵庫で寝かせるのは待て