「ホテルに恩返しを」コロナ禍でホテル業界を去った元支配人が、50代で挑む、スタートアップでの "再挑戦" (EDEYANS Interview)
今回は、客室清掃オペレーション部門(Jtas 事業本部 CX 部) “1人目の労務” として入社した、野口 マイラさんのインタビューです。
大手ホテルチェーンで支配人を務めた後、一度はホテルを離れたマイラさん。
50代で客室清掃のデジタル化に挑むスタートアップの扉を叩いたマイラさんの “再挑戦” に迫ります。
「ホテルに恩返しがしたい」元ホテル支配人、50代のスタートアップでの挑戦
ーー マイラさんは大手ホテルチェーンに長く在籍され、最後は支配人まで勤められたんですね。
ホテルの仕事が楽しくて、長く続けていたら支配人まで任せていただきました。
お客様やスタッフ含めステキな方々と出会い、数多く貴重な経験ができたと感じています。
ーー 支配人を退いた後、EDEYANS に入社されたきっかけを教えてください。
コロナ禍の影響で泣く泣くホテルの仕事を離れた後、会計事務所などで働いていました。
「ホテル業界でもう一度働きたい」
「私を育ててくれた “ホテル” に恩返しをしたい」
そんな思いが募る中、求人サイトで偶然見つけたのが EDEYANS だったんです。
ーー ホテルでの経験から、 EDEYANS のビジョン・ミッションに共感するところはありましたか?
それはもう、たくさんありました!
客室清掃が紙を大量に使用する大変なオペレーションであること、アナログな伝達方法に頼っていることによりミスも起こり、たびたび大きなクレームにも発展することも身にしみて理解していましたから…。
とはいえ、ホテルで働いていた当時そうした働き方は当たり前であり、疑問には思っていませんでした。
客室清掃オペレーションを DX する発想や、代表・片山さんの熱量には衝撃を受けましたね。
ーー 平均年齢30歳前後のスタートアップに入社することに抵抗はなかったですか。
抵抗がなかったわけではありませんが、人生経験を少しでも還元できたらと思って(笑)
それに、若くして頑張っている片山さんを応援したいとも思ったんです。
自分自身の若い頃を振り返ると、いろいろともがいていたものの、大きなアクションを起こすには至りませんでした。
片山さんは若くしてリスクを取って、業界の変革を目指されている。
…いやぁ、すごいなと。
ホテルに恩返ししたい自身の想いとも重なり、一緒に走ってみたいと強く思ったんです。
クリーナーさんとの何気ない会話に、職場づくりのヒントが隠れている
ーー 労務担当としての仕事内容を教えてください。
CX 部門(客室清掃オペレーション部門)の労務業務全般を担当しています。
具体的には、
留学生アルバイトの就労時間制限管理
勤怠ソフトへのシフト入力
社会保険加入状況の確認
働き方のルール作り
など、多岐にわたります。
現場責任者に労務管理の重要性を意識してもらったり、外国籍メンバーにルールを理解してもらうためのコミュニケーションを図りつつ、労務作業の効率化にも奮闘しています。
ーー お仕事のやりがいを教えてください。
EDEYANS は急成長していて、挑戦を続ける企業なので、それに伴い労務管理をアップデートする必要があり "カオス" な側面もあります。
決まりきったルーチンをこなすのではなく、常にそのカオスを解消していくことが、大変でもあり、やりがいでもありますね!
課題を解消していくのは EDEYANS だけでなく、どんな組織でも通る道です。
過去に勤めていた職場でも、最初から仕組みが整っていたわけではありません。様々なトラブルも経験するなか、少しずつ仕組みを構築してきたんです。
今後さらに人が増えれば、考え方や感じ方も多様になってくるでしょう。
後手に回ると上手くいかないことも多くなるので、組織が大きくなることを見越してしっかり仕組みを作っていきたいです。
あとは私自身がおしゃべり好きなので、クリーナーさんとの何気ない会話が楽しいです。
先日も70代のクリーナーさんから電話があり、雇用保険の加入について質問を受けました。
世間話も交えつつ最後は「わかりました!やっておきますね!」と気軽な感じで(笑)
ーー マイラさんなら、どんな人でも安心して相談できそうですね!
そうだといいですが(笑)
何気ない会話から、仕事の悩みや労務の質問に発展することも多く、より良い職場づくりのヒントをもらえることも多いです。
EDEYANS は幅広い年齢層が働く会社です。
若者からベテランまで、みんなの “拠り所” でいられたら嬉しいですね。
「まずはマイラさんに聞いてみよう」と気軽に相談してもらいたい
ーー EDEYANS はフラットな組織だとみなさん言いますが、マイラさんから見ていかがでしょうか?
社員メンバーは私より全員歳は下ですけど、いい意味でフラットに話せますし、きちんと向き合ってくださるステキな方ばかりだと感じます。
ーー 大切なメンバーの1人としてちゃんと気にかけてくれるんですね。
心からそう思います!
そういえば、私が面接で何気なく話したことを片山さんや面接担当者が覚えていてくれていたのがすごく嬉しかったんです。私自身、そんな話をしたことをまったく覚えていなかったんですけど(笑)
ーー 最後にマイラさんがこれから挑戦していきたいことを教えてください。
先ほども少し触れましたが、だれでも気軽に相談できる “拠り所” になっていきたいです。
「とりあえずマイラさんに聞いてみるか」みたいな!
ーー EDEYANS のメンバーは、アルバイト含め300人超。国籍も年齢も多様な中で、気軽に相談できる窓口が求められそうですね。
そうですね。アルバイトメンバーも含め、いろんな思いを抱えているはず。
「些細なことでも、とにかく聞きに来てくれたら OK!」という雰囲気の部署を作っていきたいです。
前職のホテル支配人時代に知り合ったクリーナーさんとは、いまでも一緒に食事に行く仲なんです。EDEYANS でも、そのような信頼関係をみなさんと築いていけたら嬉しいです。
取材企画・協力 / 世界線株式会社
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