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「あいさつ+ワンフレーズ」が生徒の存在感と安心感を高めます!

高校教師の枝瀬です。
主に、
教育、心理、コミュニケーションや自己啓発、
日々の気付きを発信しています。

集団を見ていると、
良い意味でも悪い意味でも
「存在感」の強い子がいます。

リーダーシップを発揮したり、
飛び抜けた能力があったり、
クラスのムードメーカーだったり。

あるいは、
だらしがなくて世話をかけないといけない子、
反抗的だったり、なにかとトラブルを起こす子も
「存在感」ありますよね。

本人は無意識かもしれませんが、
良くも悪くも
同級生や教師にとって、
なんだか目立つ生徒。

「存在感」があるから、
周囲は、ついつい意識をうばわれがちです。

ともすると
学級経営に慣れない先生は、
だらしがなかったり、
トラブル起こす生徒に
意識も時間も費やしてしまう。

そうすると、
うっかり見落としてしまうのです。

集団のなかにいる
「存在感」が薄いけど
「不安感」の強い生徒を。

そんな生徒にこそ、
教師は目を向けるといいですね。

じゃないと、
その子は知らないところで
すごく不安で寂しい思いをしてしまうから。

今回の記事は特に

  • 学級経営に自信を持てない先生

  • 学校教育の現場に興味のある方

  • 子どもとの関わり方に困っている方

にオススメです。

読んでくださった方に気づきを与え、
行動が変わるきっかけになれたら
いいなと考えています。
どうぞ最後までお付き合いください。



おとなしい子との関わり方


職員室で僕が若手の先生に
話しかけるスタイルで書いていきますね。

↓ ↓ ↓

おとなしい子との関係の
作り方って悩むよね。

話しかけようとすると、
あからさまに避けたり、
友達のところに逃げたり、
すごく塩対応だったり!!

教師も人間だから、とても悲しい💦
僕もたくさん経験あるからわかるよ。

授業でも発言が少ないので、
何を考えているのかわかりづらいし、
どうしても気になってしまうよね・・。

だけどね、
おとなしい子との関係作りは
実はシンプルなんだ。

まずもって、
そういった子は、
歴代の担任と濃い関係に
なれていないことが多い。

もし、そんな生徒と
関係を作ることができれば
その子にとってかけがえのない先生となるからね。

その子が
集団内で抱いている「不安感」をやわらげ、
クラスの中で「存在感」を引き出すことは
担任としてすごく大切なスキル!

今から伝える方法で挑戦してみよう!!

おとなしい子との関わり方は超シンプル!?


さっきも話した通り、
おとなしい子との関係づくりは
非常にシンプル。

本音をいえば、
おとなしい子だって、
大人とうまく関わりたいんだ。

でも、できなくて、
本音と真逆のふるまいをしてしまうだけなんだ。
見た目は、ブスッとした表情だけど、
内心は、不安でどうしていいかわからないんだよ・・・

そんな葛藤を持っていることを
まず理解してあげよう。

そんな理解ある教師が、
関わろうとする姿勢を見せ続けたら、
そうそう切れない関係性になるはずだよ。

ただし、
関係を作る上で
大切なことがある。

それは、なんのために
関係を作りたいのか
目的をはっきりさせておくこと。

例えば、
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
①単に関わりたいだけなのか。
②授業に参加してほしいのか。
③友達とつなげてあげたいのか。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

それらをきちんと意識することが大事。

ついつい、
教師って欲張りな生き物だから、
上記の目的すべてを
すぐ達成したがるけれど、

それは無理

二兎追うものは一兎も得ず
心得ておきましょう。

でも安心して。

実は、
1つ目の目的を達成した後は、
2つ目の目的も
非常に達成しやすくなっています。

だって、目的って
全部つながってるから。

上記の例の三つだって
目的としてはつながっているでしょう?

先生と深く関係することができれば、
授業への参加意欲だって高まって当たり前。
好きな先生の話は聞きたいもんね。

一つ目の目的を徹底して追求することで、
二つ目・三つ目も同時進行で追えている
ことになるんです。

だから、安心して。
一つ一つ追っていこう。

あいさつ+ワンフレーズ


おとなしい子と関係をつなぐキーワードは、
ズバリ接触回数です。

その子と一年の中で、
何回コンタクトを取れたかで
全てが決まるといってもよい!

だから、即効性はないよ。

地道〜な作業が実を結びます。
というか即効性があったら、
苦労しないしね。

じゃあ、どうやって声をかけようか?
特に話題もないのに、
声をかけるのは
抵抗があるよね。
塩対応されるかもだし・・。

そんなとき、
毎日声をかけても
なんの問題もない言葉があるんだ。

そう!あいさつ!

あいさつだけは、
なんの用事もないのに、
堂々と声かけできる最高の手段。

必ず毎朝、声をかけてみよう。
でも、ただ声をかけるだけではダメ。
インパクトが薄い。

そこで必要になるのが、
あいさつ+ワンフレーズ

ワンフレーズは
「閉じた質問」

いわゆる、
答えが一つに限定される質問をするのが
効果的なんだ。

「おはよう!朝ごはん食べれた?」
「おはよう!昨日は寝れた?」
「おはよう!家の猫、元気?」
「おはよう!弟、すぐ起きれた?」

Yes ・NOで返事ができる質問なら、
答える相手にも負担が少ない。

もちろん、
あんまり返事をしてくれない
時もあると思うよ。

すごくぶっきらぼうに
返事をされる時だってきっとある。

そんな時は…。

こっちが勝手に感想を
言ってしまおう!

「じゃあ、今日も元気だね!」
「スッキリできなかったのかー。ぼちぼちいこ」
「ネコ、やっぱりかわいいよね〜」
「弟、フトンを愛しているもんね」

これだけで、おとなしい子も
会話した気になれる
んだよね。

盛り上がらないので
不安かもしれないけど、
毎日続けることで、
心を開いていくよ。

ちなみに朝に
あいさつできなかったら

「やっほ〜+ワンフレーズ」ってあいさつすればOK!
とにかく1日1回は声をかけよう!

おわりと補足


いかがだったでしょうか?

クラスの中にいて
ついつい教師が見落としがちな
「存在感」が薄く「不安感」の強い生徒への
関わり方の具体例を書いてみました。

続きは次の記事に書きますね。

感想コメントのお願い


今までの記事と
書きぶりや体裁を変えてみましたが
いかがでしょう??

noteをはじめて3か月が経ちます。
まだまだ現在進行形で、
どうすれば読者の方に、より気づきの生まれる記事に
なるのか試行錯誤の日々。

ぜひ、感想をコメントでいただけると
ありがたいです!

よろしくお願いします。

最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

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