見出し画像

【不定期連載】高校教師がビジネス学んでます①〜ニーズの鉱脈を掘り当てるべし

今でこそ教師稼業15年目。
決して矩(のり)をこえず、
社会の枠組みの中で生真面目に働く
イチ公務員のわたくしですが、

大学生の頃は、
かなりいい加減な性格でして、
ふざけた遊びが大好きでした。

たとえば、レポート提出。

僕は、
大学に設置されたレポート提出箱を活用せず、
教授の自宅ポストまでわざわざ届けに行く、
という遊びをしていました。

今だったら考えられませんが、
少し前まで、学生は簡単に
大学教授の住所録を入手できたんです。

大学教授の自宅ってどんなんだろう?

友人と話していて、
ふつふつ湧いた好奇心が発端でした。
ちょうどその頃、
自動車免許を取得したばかりだったので、
ドライブがてら、
さいたま副都心、田園調布、鎌倉、辻堂へと
教授の自宅に向けて、車を走らせました。

最も圧倒されたのは
日本中古文学の権威、
『宇津保物語』の研究で有名な
大学教授のお家でした。

鎌倉の一等地で、
家もでかいし、庭も広いし、
門から自宅までが遠いのなんの。

すごいーー!
『宇津保物語』の権威にもなると、
こんな豪邸を建てられるのかーと
当時大学生だった僕たちにとって
夢とロマンがありました。

教授には後日、
「自宅まで来るな!」と
叱られましたけど(苦笑)

最近、教師業のかたわら、
メンターにビジネスのいろはを
指導していただいてます。

お金とは価値交換のアイテム。

という教えが、目からウロコでした。

お金って、実は紙切れなんですよね。
お金そのものに価値はない。

みんながみんな一斉に
「お金には価値がある!!」と思い込んでいる
幻想の産物であって、
本来、お米やら、電気水道ガスのほうが
よっぽど価値が高いといえます
(それがないと人間、生きていけませんから)

お金は方法・手段であって、

ビジネスの本質は

相手に価値提供する 

ことです。

価値提供の対価として、お金をいただく、
というシンプルな営みなんですね。
そして、価値があるか否かの判定は、
提供者ではなく、
あくまで受け手にとって、
というところがキモ。

ぼくがどんなに
「これはすごい!価値があるんだ!!」
とプレゼントしても、
受け取る側が「イマイチ」と思ったら、
それはイマイチなんです。

みんな、やさしいし気を遣ってくれるから
喜ぶふりをするけど、
本当はありがた迷惑かもしれない。

ここらへんがビジネスの難しいところ。

相手にとって、なにが価値なのか??
お金を払ってまで、
それを手に入れたくなるようなものって
なんだろう??

このような問いを突き詰めて、
相手のニーズを的確に理解することが
ビジネスのいろはの「い」です。

難しそう・・と思う反面、
先述した『宇津保物語』の豪邸を
思い出しました。

『宇津保物語』なんていう、多分一般人は、読んだことも聞いたこともないであろうニッチな古典作品でも、だれかがそこに価値を感じ、お金を生み出し、これだけの豪邸を建てられるのです。

人間のニーズの多様さっておもしろいですよね。

現代は多様性の社会です。
だから「なにに価値を感じるか?」っていうのも
信じられないほどバラエティー豊か。

僕には、当たり前過ぎて、
なんの価値も感じられないことでも、
莫大な数の人が必要としている可能性だって
あるかもしれません。

そうやって考えてみると、
ビジネスってチャンスしかない!!
と思うのです。

もちろん言うは易くで、
ニーズの鉱脈を掘り当てるのは
簡単ではないでしょうが、
チャレンジするだけの価値はあります。
仮に失敗したって、それも価値ですよね。

やらないよりは、やったほうがいいです。
だって確実に僕は成長していきますから。

というわけで、

ニーズが湧き出る鉱脈探しをはじめます!!


そんな宣言をもって今コラムを締めくくります。

不定期ですが、今後のプロセスも
このnoteでシェアしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
これを読んでくださったあなたの少しでもお役に立てたら嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?