こころの処方箋⑤～素直なこころになるためには○○すべし

前回のコラムでも触れましたが、
僕たちが生きているこの世界って、
理不尽だらけで思い通りにならないことが
デフォルト（初期設定）だと思います。

なまじ、さまざまな現象を
コントロールできるようになっているから、
現代人は少しわがままになっているかもしれませんね。

なんでもかんでも自分の意のままにすることは、
土台不可能です。
特に人間関係で、自分の意のまま、なんてありえない。
でも、そのことをついつい忘れて、
どうにもならないことを、どうにかしようとするから
不必要にストレスを溜め込むのです。

今の自分ができること。
今の自分がコントロールできる範囲で、
コントロールに努めること。
すなわち、
どうにかなることだけどうにかする、に意識を全集中させると
不必要なストレスに苦しむことはなくなります。
言うは易くで、実践するのは難しいかもしれませんが、
人間関係で飯を食っている教員なら、
誰もが心がけるべきマインドセットだと思っています。

とはいえ、ストレスはありますよね。
思い通りにならないことに直面したり、
理不尽に人の負の感情をぶつけられたりすると、
やはりイラッとくるもの。
それでいいです。
それが自然です。

ノーストレスは不自然です。
ストレスがない、なんていう人は、
聖人君主か
でなければ、おそろしく抑圧の強い人。
気をつけたほうがいい（苦笑）

そうではなく、
理想なのは、
ストレスを感じても、
そこからの回復が早い人。
「ま、いっか」と理不尽さを受け入れて、
「じゃあ、次どうする？」と
すぐさま未来志向に切り替えられる人は、
前向きでエネルギーが高く、
一緒にいて心地よいです。
できうるならば、そんな人になりたい、そんな境地に立ちたい！

で、考えました。

回復力の早いこころはどういうものだろう？
いわゆるレジリエンス。
修復力の高いこころとは、どのような性質があるのだろう？？

そんな疑問を懐いていたころ、
ある著作に出会って、これが答えだ！！と確信しました。

素直な心になるために

答えは、
素直なこころ、
です。ｂｙ松下幸之助さん

心が素直であれば、
なにごとも回復力が早く、健やかに弾力的に成長できます。

詳しくは松下さんの著作を読んでみてください。
示唆に富んでいて非常にためになります。

そして、松下さんの著作にはないけれど、
心を素直にするために、強烈に効果のある
具体的な行動が一つあるのです（これが今コラムのメイン！）

それは・・・・、

掃除です。

これは、もう本当にオススメ！！

今すぐ、机の引き出しをあけて、
すべての中身を出してください。
そして、必要なもの、不要なもの、に分類して
不必要なものは捨てるのです。
いわゆる「断捨離」ですね。

論より証拠です。
掃除してみたら、
心がきれいに素直になっていくことを実感できます。

少しスピリチュアルなお話になりますが、
自分の目に映るものって、
自分自身の今の心の反映なんです。

心が硬直して固まっているな、と感じるなら、
思い切って部屋や本棚のレイアウトを変えてみましょう。

怒りやストレスがたまっているな、と感じるなら、
玄関口の靴並べ、
あるいは浴室掃除、トイレ掃除をしてみてください。

僕のメンターは、
トイレの便座を素手で洗うよう推奨していました。
これ、できるようになったら、
人間としてのレベルが確実に一段階高まりますよ（笑）

掃除の効能はたくさんあります。

こころが素直にきれいになるし、
こころの回復力を高めます。
第一、きれいな環境に身を置くだけで、
気分がいいですよね。

そして、「気づき」が高まります。

掃除については、具体的なお話や事例をたくさんお話したいところですが、
今回はここまで。
「ゴミ拾いSNSピリカ」というツールもありますが、
これはまたの機会に紹介させてください。

最後までお読みいただきありがとうございました！