鴨農家修行⑯14日目

8:30 農場着
   いつもの
13:00 イタリアンランチ

イタリアンランチ

地元のイタリアン。社長イチオシ。
今日は私のあこがれの人を社長が引き合わせてくれた!それがこのランチ。

  • のれそれ(穴子の稚魚)のトマトパスタ

のれそれ、初めて食べた。とろっとろで美味しかった。
調べてみたら、透明できれいな魚だったから、泳いでるところダイビングで見てみたいなって思った。
とりあえず、調理前ののれそれ視認希望。
繊細な味すぎて、もっと集中して食べるべきだった。

  • 平目とアスパラのロースト的なやつ

もうね、ランチで肉か魚かって言われたら、絶対魚なのよ。
肉は何となくだけど、品種とか餌とかで肉質を変えて、割と家庭でも、美味しく調理ができると思う。
でも、魚の皮がぱりぱり、身がふっくらしっとりっていう絶妙なのはなかなか家では難しい。
アスパラも春になったからそろそろ食べたいなって思ってたのよ。
最高に美味しかった。

  • ブッフェ

ランチにはすべてサラダブッフェがついているのもいい。
地元の農家さんで取れた人参のラぺ、ディルっぽいハーブが使われてて、大人な味で美味しい。
ごぼうのバルサミコ煮も初めて食べる。
キッシュは最高に美味しいし、フォカッチャも地元の小麦。

  • チョコチップとクルミのパウンドケーキ

こんなにボリューミーのあとのパウンドケーキだったけど、食感にアクセントがあるから食べやすかったな。
私はがっつり食べた後は、アイスとかふわふわ系が欲しくなるんだけど、わかる?
2つデザート選べたら最高だったな。

  • ツバメコーラ

地元のクラフトコーラ。クラフトコーラってなんなんだろう。地元の食材をつかってんの?(小規模生産だったらなんでもいいのかな?)


その憧れの方(Oさん)っていうのは、食に関するお仕事をしているの。
食って、一生誰でもかかわるから、可能性があると感じた。第一次産業の農林水産畜産がないと成り立たない。
でも、第一次産業の方やその周りの人はあんまりその素晴らしさに気付いていない。だって、当たり前なんだもん。周りの人と物々交換をしたりして、美味しいものがあふれている。
その魅力を発信できるのは外部の人だけ。

第一次産業そのものを発信するのもいいけど、やっぱり調理してさらにおいしさパワーアップしたものをみんなに知ってほしい。だから料理人にスポットをあてて今は活動している。

第一次産業も料理人ももっとスポットライトが当たるべき、称賛されるべき職業なのに、なんで見下されるのか。憧れの対象とならないのか。

「農家なんて継ぐな」
「料理人なんて、ブラック」

日本はこの風潮が強い。
でもさ、食べ物作れなきゃ、生きていけなくない?
農村にこそ力がある。
その魅力にきづいていないの、もったいない!

Oさんはもともとブライダル業界で10年やっていた。結婚式場って、みんなにお礼を言う場なのに、もっとご飯美味しい方がいいんじゃない?って思ったのをきっかけに、地元の食べ物、結婚される方の出身地の食べ物を使った料理を提供する結婚式場を立ち上げた。
そのあと日本料理屋の女将。
そして、今、いろんな活動をしている。

食は、教育、医療、流通などなど、多岐にわたるからそりゃ可能性しかないよね。

すごい勉強熱心な方だっていうのが、話を聞いていてわかった。ぽんぽん話題が出てくるし、それぞれの内容について、しっかり自分の軸をもって話すことができる。素敵。
おすすめの本、場所たくさん知れた。
あと、シンガポールに行くべきだって!(シンガポールはほぼ100%輸入に頼っていて、いろんな融合文化が生まれていて、自分の理想とはかけ離れているから逆に面白いって)

今の状態で次の世代に交代できない、って思いもあるんだって。

つくづく、自分はどうなんだろうっていうのを考える。
この町は、私が知っている限り、いろんな人が動いていて、そのプロジェクトも軌道に乗っている。だから外部の人が参入するにはもう遅いんじゃないか、しかも今いる人たち、さらに下の世代の人たちで作ってほしいなって個人的に思う。
だから私はその場所探しをしたいなって。
海、山はほしい。
なんとなく、和歌山行きたいなって思うから、今度行こう。

終わりに

つたないメモ書き。読んでくださってありがとうございます。


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