鴨農家修行③1日目

※専門用語がたまにあります。鴨農家修行①から読んでいただけるとスムーズに読むことができるかと思います。恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

【流れ】

7:00 起床
   個人的なzoom(寝坊した)
8:00 朝ごはん(大家族だからなのか、朝ごはんがとても丁寧で一汁三菜だった…すごい。尊敬。)
8:30 セッター、ハッチャー、冷凍庫の温湿度チェック。
   セッター:転卵、送風、電熱線が正常か。
   冷凍庫:(df:霜取り後)
9:00 農場到着
   えさやり
   水確認
   様子確認
   卵ゲット
   籾殻追加
12:00 お昼休憩(モカの珈琲、ダンスミュージック)
13:00 再開
   卵洗浄
   糞出し(ふんだし)サーキット
   大工
17:00 帰宅
   セッター、ハッチャー、冷凍庫の温湿度チェック。
   卵に水かける、一時間後に水をはく。
   風呂!!!洗濯。
18:00 夜ごはん(鴨挽肉のミートソース、サラダ)
19:00 買い出し
   料理
21:00 子供と遊ぶ
22:30 今ここ。

えさやり

基本20㎏ずつ運ぶ。親鳥には調整する。だから餌を持っていくとめっちゃ寄ってくるし、ガツガツ食べる。かわいい。
餌の種類もいくつかある。
養鶏場(採卵鶏)で見た牡蠣殻、あれは卵の殻を固くするためだったんだ。

様子確認

この農家の鴨はバルバリー種というフランスのもの。
私のバイト先で使ってるスノーホワイトチェリバレーという種はイギリス由来。真っ白!アフラック。
というか、さっき調べてて知ったんだけど、鴨とアヒルって生物学的には同じなんだね。知らなかった。
バルバリー種は黒い模様がある子もいるの。食肉用だから、あんまり黒い羽根がついていると、見た目が悪いらしいからはけちゃう人もいるけど、社長が模様があるの面白いからって言って一定数残してるらしい。たしかに見てて飽きない。

鳥は全体的につつく習性があるから、ひよこのときに「デビーク」っていう嘴のとんがってるところを切断するの。
「かわいそう」
そう思った?
ちがうの。「つつきあう」の程度を鳥は知らないから、血が出るまで、弱るまでつつくこともある。それで命を落としちゃうことだってある。
もし、そういう子が出ちゃっても救ったら次の被害が生まれる。
習性だからどうこうすることは難しい。せめて最小限にするためにデビークが行われる。
ひよこ、かわいい。親鳥、かわいい。出荷直前の子はでかい。オスなんてまじでかい。

あと、ひよこのほうがにおいが少ない。

卵ゲット

大体黄色い箱にちゃんと入れてくれる。
交尾も見れる。ガヤ集まってきてて面白かった。
メスの背中が剝げてる時があるんだけど、それだけ交尾してるってこと。
顔つつかれて痛そうだったし、剝げてるし…
絵を描きたいけど、私の画力じゃ…
その黄色い箱にずっといるやつがいるんだけど、たいていは卵をあっためてるんじゃなくて、居るだけ。

糞だしサーキット

珍しい仕事だったらしい。小屋をリセットする作業。
機械で籾殻含めた糞をすくう。床に残されたものをスコップでかきだす。
機械を出し入れするために鴨のいる部屋のドアをあけたりしめたり。
鴨を逃がさないように、でも作業は早く進めたい。
ってなると、サーキットトレーニングみたいになる。
滝汗。

大工

小屋は自分で修理。
暑くなるから風通しを良くする作業。

終わりに

ここまで読んでくださってありがとうございます。
また明日。


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