見出し画像

背任行為が横行している。
タイトルに「背任」と書いてしまったが、同様の意味合いで「横領」だとか「詐欺」だとか、「脱税」だとか、、専門家では無いのでこの区別の詳細は不明だが。。。

〇〇〇バンクで元部長が数十億円の「詐欺」で逮捕されたと報道があった。また、同日くらいで特殊詐欺事件で二十数人の逮捕者が出て、外国のカンボジアから引き渡しがあったとか。過去にもこれらの事件はあるのだろうが、いずれも実行犯などが若年化しているように思われる。

しかしながら、これらの過去にあった事件などは、書籍や映像化にも取り上げられるように「用意周到」というか「綿密」に「計画化」されていて、場合によってはかなりの年月を掛けて計画・実行されたものが多いような気がするが、近年の事件は、計画を企てるリーダーや中核メンバーは「知能犯」で、自分の手を汚すことなく、通称「架け子」「受け子」「出し子」などと呼ばれる人材には、敢えて未成年など若年層を起用するのである。彼らの動機は浅はかで計画性も無く、当然ながら用意周到とは到底言えない。単純な気持ちの揺れ動きというか、体は大人でも幼稚の隙を突かれるというか、悪いこととは分かっていても、大した罪ではないというか、罰せられることにも、楽して稼げるという目の前の「お金」という軽い気持ちというか、あまりにも無頓着過ぎると思われる。「今さら良ければ思考」なのだろうか。しかしながら、罪の度合いからして見れば、言われたままに行動したからではないはずだ。実行犯の「罪」は決して軽くないのであり、この先、全うな人生を取り戻すことはできないのである。

先に記したコンプライアンスにも記しているが会社の規模に関係無く、要職に就任する年齢層が若年化しているのも1つの原因なのかも知れない。業務や作業をする上では能力は高くとも「仕事」としてはどうか、人をまとめるマネジメント能力だったり、人格面の「徳」を磨いている人物ではないように思える。何度かコラムでも取り上げて来たが、二代目、三代目ならまだしも(幼少の頃から家の中まで把握しているはず)、一時の成績が良かったというだけで、リーダーシップを発揮することはできないはずである。もちろん、若い人材を否定するつもりはないが、(線引きが若いだけじゃないはず)もし仮にリーダーに据え置くなら事前に言い渡しておく必要があるだろう。一にも二にも急な抜擢(誰もいないから)ではなく、予め組織ぐるみで育てる必要があると思われる。その基軸となるのが「人物」であり「人格」であり「人徳」であると思われる。

タイトルにある「敬、怠に勝てば吉となり」は、『致知』2023年12月号です。毎号のテーマはもちろん事前に知る由は無いのですが、開封した瞬間にパッと目が冷めるというか、今の自分に本当に必要なテーマが、絶好のタイミングで飛び込んで来るのである。もともと「人間学」が基軸となっている書物なので、自己肯定感、自分の可能性や成長意欲等を鼓舞する目的があると思うのですが、毎回、毎号において自分の有様と比較してしまいます。特に今月号に関しては、まさに現状の自分を見透かされたような怠けた姿勢を是正するようなタイトルに他ならないのである。

八十歳、九十歳と登場する人物が元気で頑張っているのだから、五十代でもある自分なんてまだまだ怠惰している場合ではなく、どんな逆境においても、これからももっともっと成長できるよう肝に命じて精進いたします。

神奈川県では住宅リフォーム会社の〇〇〇フォーム社が数億円の所得を隠蔽し、数千万円の脱税が発覚したと報道があった。既に修正申告を行い謝罪もあるようだったが、社名を変更するなど悪徳・悪質の典型的な「逃げ」「雲隠れ」の体質が見え隠れする。実態(HPも)は不明だが塗装・外壁業を主体としている。売上があるという事は、働いている社員や依頼者も存在すると思われるが、やはり代表者は若い人材であった。。。残念です。
しかしながら、まだまだチャンスはあるので、これらを教訓にしてもらって産業を盛り立ててもらいたいものです。今やどの産業も「顔」が見える時代である。類は類を呼ぶと言われていますが、仕事は世の中の役に、人の役に立つものと信じて疑っていません。善き類との巡り合わせのために、励むしかないでしょう。

タイトルを逆さまに言い換えれば、「怠、敬に勝てば個人も、会社も、国も、滅ぶのである」と締め括りとして記載されていました。

ヒヨコの雄は卵を産めないという事と、肉用の規格以外のヒヨコ達は生後すぐに殺処分されるらしい。日本で約一億羽(約総人口と同じくらい)世界では約六十億羽と桁違いの数字である。殺処分に関しては賛否両論あるらしく専用の機会でミンチにして飼料なり肥料となっているとも言われ、「利用価値」は無駄では無いという見解もある。昨年、一部の欧州の国では禁止令が出たとのことだが、人間にとって利益があるか否かの判断基準だけなのである。家畜は産業動物(又は経済動物)とも言われ、人間の経済的利益のためだけに飼育・殺処分されているのが現状である。卵が安いの裏側には、こんな実情もあるのだ。。。日本では論理的消費とも言われ、世界の共通言語として「エシカル消費」がある。即実践するのは難しいかも知れないが、SDGsにも関与しているので、関心を持って意識することは大事であると思われる。
(昨年、これらの事で、〇川元農水相大臣の鶏卵汚職事件(収賄罪)で有罪判決が出ている。日本国としての恥だね)

「受刑者に被害者側の感情を伝える制度」が、間もなくスタートするらしい。その橋渡しとなるのが「被害者担当官」である。もちろん担当官は法務省の公務員であり、かなりのエリート(人格者)であると言われている。制度がスタートする前に数々の「研修」を受けているらしく、会話のやり取りの本番を前に「ロープレ」研修が絶対に欠かせないという事だ。但し、指導者には「人格」が備わっていることが前提ですが。。。

「ロープレ研修」を行っていますか?基本中の基本です。
行政でも行っています。とっても重要な研修ですぞ。