ハダニの卵が孵化しないかも?
以前から「MIROKUpowerを葉面散布するとダニが減るよ」と何件かの農家さんから話を聞いていました。 流石に殺虫効果はないので恐らく卵かなとは思ってはいましたが、理由がはっきりしないのも嫌なので産業技術センターに行って調べてきました。
まず、ハダニ類の一種であるナミハダニ(下の写真)は、25℃なら約10日で卵から成虫へと発育し、雌は生涯で約170個を産卵します。つまり、2週間後には約70倍に増殖し、30℃では増殖スピードはさらに上がり、1週間で約20倍、2週間で約400倍に増殖します。この発育の速さや増殖率の高さにより防除回数が多くなり、薬剤抵抗性が発達しやすく、イチゴ栽培においては最も注意すべき害虫と言われています。
例えば農薬を使用して成虫1,000匹の内の95%に効果があったとしても防除出来なかった50匹が、25℃で2週間後には3,500匹、30℃では20,000匹になってしまいます。実際は、農薬や天敵などの対策は取りますのでここまで増える事はないと思いますが、それにしてもハダニの繁殖力って凄いですね…成虫と卵を同時に駆除しないとなかなか減らす事が難しい事がわかります。
下の写真はMIROKUpower250倍希釈液を農薬(天然成分で気門を塞ぎ窒息させる効果があるもの)と混合して散布しました。 最初に散布して3日目に確認した時に卵の変化は確認できましたが、実際にどれだけ孵化したのかわからなかったのでマジックで印を付けて比較しました。 比較してみると5日後でもほとんどの卵が孵化せずに残っています。 (赤丸以外の白っぽいのは既に卵が孵化した後の殻です。)
下は無処理の卵写真です。生きている卵には艶と赤い点がありますが、写真の写し方が悪くて分かりにくいですね。 ちなみに成虫や幼虫、卵も数が多すぎて数える気になりませんでした(-_-;)
次の写真はMIROKUpowerを散布した方ですが、卵の表面の艶が無くなり茶色っぽくなっていました。
下の写真は偶然撮れたハダニが孵化する様子です。卵の中の幼虫が回転運動しながら孵化しています。 (東京農工大学の研究でもこのメカニズムが解明されています。)
結論としては、無処理の方は5日後には新たな卵が増えていたのと卵が孵化しているためハダニの数は当然増えていますが、MIROKUpoerと農薬を散布した方は幼虫が2匹ほどいましたが無処理と比べるまでもないくらい激減しています。 理由として卵の殻もキチン質で出来ているためMIROKUpowerが卵に直接影響を与えているか、卵と葉の癒着を阻害した為に幼虫が回転運動が出来ずに孵化出来なかったのかわかりませんが、卵が孵化しにくくなる事は確認出来ました。 いづれにしてもハダニの被害が大きい時には、農薬の回数を増やして成虫と幼虫、卵を同時に駆除していかないと抑える事は難しいと思います。また、ハダニの天敵を入れている農家さんも多いと思います。しかし、被害が大きくなってきたら殺虫剤を使わざるを得ないですが、殺虫剤で天敵も一緒に死んでしまうので殺虫剤を使うタイミングも判断が難しいと思います。 MIROKUpowerで天敵は死にませんので被害が大きくなる前から葉面散布をこまめに行い卵の孵化が少なくなれば、被害を最小限に抑えれるかもしれませんね。
この試験は、昆虫や卵などの細胞はキチン質で出来ており、カニを微生物分解して出来たMIROKUpowerにはキチン質を分解する酵素や成分が含まれているだろうと仮定し、それを確認するために行ったものです。
農薬ではありませんので農薬のようにハダニの卵の孵化を阻害する効果があるとは言えません。
MIROKUpowerは、植物を元気にしたり土壌の微生物バランスを整える為の補助資材になります。
また、農薬のように何回使っても薬剤抵抗もつきませんし、有機JAS適合資材ですので安心してお使い頂けます。
少しでもMIROKUpowerの魅力を知ってもらえたら幸いです。
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