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アラフォーからのヴィジュアル系12 <花より団子か物より気持ちか、スタンド花について考える>

ワンマンライブなどで飾られているスタンド花。皆さんもご覧になったことがあるかと。
豪華なお花とかとても素敵ですね。ファンの愛を感じる一コマです。
今回はスタンド花や楽屋花について、あれやこれや書いてみたいと思います!

<だいたいどういうときに出すもんなのか>

あくまでもわたしは自分の経験をもとに書いてますので、それほど規模の大きくないところ(キャパシティ150~2000くらいまでの会場)でのお話をしますけれども。
大きい会場でのワンマンライブ、メンバーさんのお誕生日イベントだとかでファンからお祝いのスタンド花とか出すことが多いかな~と思います。
おめでとう、をあらわすひとつのイベントですね~、普段のライブとはちょっと違う「ハレ」の演出
会場が大きくないところでスタンド置けないとかだと楽屋花にしたりもあります。
大きい会場の時は、複数のファンからたくさんスタンド出てたりしますが、規模の大きくないヴィジュアル系だとファン一同としてひとつかふたつスタンド、ということが多いんじゃないすかねえ。
個人で楽屋花出したりとか。

スタンド花の一般的な値段だとかについては、藤谷千明さんのこちらの記事
「【ライブ・舞台】ファンからの「スタンド花」増加中! 気になる値段・注文方法&注意点まとめ」が分かりやすいです。わたしも花猫庵さんでスタンド花お願いしました。とてもきれいにつくってくれます!

あ、はい。わたしもですね。スタンド花、出したこと、ございます。

<どんなお花をこれまで出したか>

スタンドも出しましたが、ボックスフラワーも出してました。
こんな感じ!


他のファンの人と一緒にお金を出し合って企画したり、ボックスとかアレンジは一人で出したりかな。
一番派手な奴は、2枚目3枚目の写真ですが、解散の時にファンの人たち数十人で、一人づつスタンドを出してロビーに花道を作り、最後に3基連結の花とバルーンのスタンドを作った時ですね。これはデザインのお手伝いとかもさせてもらいましたが楽しかったし、出来上がりも壮観で素晴らしかったです。
スタンドとかボックスについてはわたしは自分でデザインを描いてお花屋さんへお願いすることが多いのですが、改めて写真見るとやっぱその辺は趣味というか傾向が出ますねえ。羽根好きなんだよあ!1枚目のやつ、同じ人がデザイン考えた感じあるなあ。

<お値段ハウマッチ>

割とよく聞かれるのが値段なんですけど、値段も色々です。かけようと思えばいくらでもかけられるからね。。。でもそんなにアホみたいな値段しないです。お花屋さんに予算をお知らせすればその中で工夫してくれるし。お花屋さんのサイトとか見てたらだいたい予想はつくんじゃないかなと思いますよ!
なので、人数を多く集めてカンパにすれば、やっぱそれなりに金額はかけられます。ある程度予算を決めて一人頭これくらいです!っていうのがはっきりしてたらやりやすいんじゃないのかな。

<見栄と思い出>

でね~、常日頃からヴィジュアル系文化に触れていると全然気にならないんですけど、よそでお花の話すると「水商売かよ!」みたい言われたりすることもあるんですわな。まあ確かに、キャバクラとかホストクラブのお祝いみたいな感じのイメージもあるよね、豪華なスタンド花とかって。
でまあ、ぶっちゃけ見栄の部分もなくはないです
「わたしの好きなバンド、メンバーはこんなに愛されているんだよ!」っていうのを形に残しておきたいわけだから。
ほんとは勝ち負けじゃないんだけど、バンギャルちゃんが「来年はあの子よりももっと大きいお花を出してお祝いしたい!」って悔しがるのを聞いたこともあるし、「お誕生日にお花なかったらさびしいなあ」って心配してたバンドマンもいたしね。
でも、根本は「愛した、愛された、思い出を残しておきたい」ってことだと思ってます。
ライブが終わったあとにメンバーがお花と一緒に写真撮ってくれたのがうれしかったり、ファン同士でお花を囲んで集合写真撮るのが大事な思い出になったりとかさ。
実際わたしもこの記事書くのに写真見てたらいろいろ思い出して懐かしい気持ちになりました。

<思い出よりも現金?>

とはいえな。
お花いらないよー、という人がいるのも確かなんです。
それよりチェキとか物販買ってくれたほうが直接還元されるからいいのに、って。
まああとは、花とかでもめ事起きたりするとやだから、みんな平等に争いごとがないようにっていう配慮の場合もあるけど。
バンドや事務所によっては、お花は遠慮します、出さないでねってとこもありますからね。
それもそれでもちろん一理ある。
決まりだったらそれは事務所なりバンドなりの意向に沿うべし。
でもね。お花もまったくプラスにならないかといったらそんなことはないとわたし思っているのです。
もちろん、直接収益にはなんないですよ?
ものすごい遠回りかもしれないけど、ネットでお花の写真を見て「こんなに愛されているのか」ってなってそのバンドのことを知ったりとかさ、「人気があるなら一度ライブに行ってみようかな」という人がいるかもしれない、そういうプロモーション効果につながることもあるのじゃないかな~と思ったりもしています。ファンがファンを呼ぶ、っていう効果は少なからずあると思っているよ~。
そうしたら、思い出とともにゆるやかな収益も見込めるわけでプラスじゃないかね。
出す側としてはそう思いたい。
いやもちろん、贈られる側の意に沿うのを前提としての話ね。

<ちょっと話は反れますが>

収益の問題と言えばですね。先日ネットで「むずかしいなー!」と思ったことがあって。
ライターの神谷敦彦さんのこの質問箱

雑誌買うかチェキ買うか、これもお花か物販か、に近いもんがあるなって感じたの。
でさっきの「お花もゆるやかなプロモーション」ではないけれど、雑誌は当然プロモーションであるわけよな。
もちろん、雑誌大事な人もいればチェキ大事な人もいるし、なんとも言えない。みんな使えるお金には限りがあるわけだから。
ただ、雑誌で新しくバンドを知ったりとかっていうのはやっぱあるからね。
チェキより雑誌の写真のほうがきれいだし、優劣はつけられない。
で、これより前に投げられてた質問
「おこづかいが少ないから」っていう意見に神谷さんが
「「お金出す価値あるかな」と考えた末に買ったものは後の宝ものになります。」って回答されてるの、これはほんとにそうだなあと思って。
チェキはバンドに直接還元されるけど、雑誌はファン以外の人に存在を知られる可能性が増える。だからどっちも直接か間接的かの違いはあれど、バンドに還元されてるんだよね。
ゼロかイチかではなく、広い目線で短期長期、直接間接、ちょっとビジネス的な視点を持っていてもいいのかな~と思ったりもします。
(別に単にお客さんなんだから好きにすりゃあいいんだけどな?)

<スタンド花こぼれ話>

もしも「自分もお花出してみたいな」って思ったら。何度かライブハウスで見かける顔に思い切って話しかけてみるのもありじゃないすかね。ひとりで出すより負担減るわけだし。
わたしは自分で企画した時はTwitterで企画アカウント作ったり、会場で同じバンドのファンの人に声かけて参加を募ったりとかもしました。
スタンド花って、ライブ終わってからお花屋さんが回収に来るんだけれども。ちょうど自分が帰るのとお花屋さんが回収に来るのが同じくらいだったときはお礼も言えるし、バルーンとかお花いただいたりしてうれしかったですね。
あと、スタンド花につけてた札をもらったり。この時は撮影会で並んでいるあいだに回収に来られてたので、札だけもらって撮影ん時に本命と一緒に札持って撮ってもらいました。
そういうこともあったりします。
お花自体は手元に残るものではないけれど、付随する思い出はたくさんあるので多少お金はかかるけれども、経験してみてよかったなーと思っております。
普通のプレゼントも良いのだけれど、お花もやれる人はやってみたらいいと思うよ!

<次回予告!>

さて。もう12月です。年の瀬です。
わたくしのライブ参戦本数もあれよあれよと増えております。
今年は特に本命のバンドもなかったというのに!
というわけで、次回は今年のわたしを振り返りつつ、参戦本数について考えつつ、大みそかのカウントダウンのことを考える回にします!
<待てど暮らせどゆく年くる年、年越しライブはどっちの年にカウントすればいいですか?>をお送りします。

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