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アラフォーからのヴィジュアル系11 <大切なお知らせと重大発表と出会いと別れと再会と>

出会いがあれば別れもあります。

どこの界隈にいてもそうなのだろうとは思うのですが、ヴィジュアル系もしょっちゅう、解散活休脱退のお知らせがあり、新バンドのお知らせだったり、別なバンドへの加入のお知らせだったり、新たな出会いや再会もあったりする。
最近も、THE BLACK SWAN解散後、ドラマーの煉さんが、活動休止中のDADAROMAに諒平さんとして加入、活動再開の発表なんてニュースもあったりしましたね(ほかにもあるけどわりと良い感じのニュースを例としてあげましたよ)。
今回はそんな出会いと別れと再会のお話。

<ところで個人的なことをいうと>

わたくしのバンギャル歴、7年と数カ月ほどになりますが。解散活休については残念ながらそこそこ経験しています。
こないだお友達と数年前に行ったライブの話をして、それがいつだったか微妙に思い出せないな、みたいな感じになったのですが「えびさんはこの3年くらいで解散活休たくさんあって激動でしたもんねえ」と言われ、改めて、おろろろろと思っている次第です、、、。
ええと、、、ざらっと数えたら、この2年ちょっとで活休2つ、解散は4つあり、いやもうなんだよわたしが好きってなると活休解散の憂き目にあうのか?わたしがバンドクラッシャーなのか?!と思うくらいでして。
まあ規模がそんなに大きくないからというのもあるんですけどねえ。。。
規模が大きくないだけに、どこも最後のライブはそれこそ最前だったり2列目3列目くらいで見てたりするんですけど、いやそれにしても2年ちょっとで自らの意思ではなく6バンドとお別れしてきたのか。。。いやはやいやはや。。。

<いわゆるそれが「大切なお知らせ」>

バンギャルの嫌いなことばに「大切なお知らせ」というやつがあります。
重大発表とか大切なお知らせとかが予告されている際、バンギャル側にとっては余命宣告のことが多い。なので最近はバンド側でも「良いお知らせがあります」みたいなすごい気づかいを見せたりとかしますね。。。
その影響かどうかはわからないけど、解散活休脱退はほんとに突然お知らせされることも昨今多い印象。まったく心の準備ができないだけに、バンギャルの発狂度合いは高くなるような気がします。
そんな突然にも、いくつかパターンはあるのですが、、、

<マジ突然の発表>
全くなんの予兆もなく、ネットで発表されるやつ。
これが一番ショックでかいですね。この場合下手すると、予告でなく「本日付けにて解散しました・活休しました」という事後報告もあります。
そうなるともうライブもないわけで「そんなことならもっと行っておけばよかった」と悔いしか残らずしょんぼりします。
わたしはこのパターンは経験ないのですが、これはやり切れないでしょうね。。。「〇月〇日のライブをもって解散・活休します」とお別れまでの期間があって、何度かライブは見られるよという時は、まだ救いがあるのですが。

<ライブ会場での突然の発表>
一番力を入れて通い詰めていたバンドでの解散がこれでした。
主催ライブのアンコールでメンバーがステージに戻ってきたときのMCで聞かされ、もう人目もはばからずにわんわん泣きましたね。。。
終演後に撮影会もあったのですが、本命に「今日は自分の顔が映るのはいやだよう」と泣きながら撮影ブースへ入っていったのを覚えています。そんなわたしをごめんなーと謝りつつもニコニコ迎える本命に「なんで笑ってられるの」と問いかけたら「笑うしかできないでしょ」と言われたのも忘れられません。
そこから実際の解散までは半年ちょっとあったのですが、その間も色々ありましたなあ。でもすごい濃密なバンギャル活動をできて、ここを応援できたのはよかったと思っています。
この「解散まで頑張る最前ギャ」奮闘記についてはまたいずれ。

<ライブ後、ネットでの発表>
これなあ。これなあ、わたしこれは2回経験あるんだわ。。。
ひとつが、前述の本命バンドと同時期に通っていたバンドで、解散後はこちらが本命になると思っていたバンド。
ワンマンライブを終えて、おうち帰ってきたところTwitterでの発表でした。しかも、こっちのが前述のバンドよりも先の解散で「どうして、なんで、どうして」っていう思いは結構強かったですね。。。
そして、追いかけていた両バンド解散の後「ここへ通おう!」と決めたバンドでまたしても解散のお知らせ。これもまたワンマンライブが終わり、ワンマンツアーの発表が会場でなされ、帰ってきたらTwitterでの解散発表でした。
そう、解散前のワンマンツアーの発表だったんです。これももうしょんぼりでしたね。。。

<若干の予兆をはらんでの発表>
バンド側が意図せずとも、解散・活休への布石みたいな出来事が積み重なって、バンギャル側では心の準備がなんとなくできていることもあったりする。
ここを踏まえて、ネットでも「いついつに大切なお知らせがあります」とか「いついつのライブで重大発表をします」とかっていうアナウンスがあると、「ついに来たか」と腹をくくることもあるんじゃないですかね。
予告あっての解散は経験ないですが、そんな感じじゃないかなと思います。だからこそバンギャルが聞きたくない言葉、堂々第一位は「大切なお知らせ」になるんだと思う。
ライブ回数が減ってきたり、後々のスケジュールがなかなか発表されなかったり、メンバーのSNSがあまり更新されなくなったり、とかはかなり予兆になりえます。在籍している本バンドよりもセッション活動が増えてきたりだとか。。
というのが比較的よくある解散活休のパターンかと。
脱退はね、実はわたし経験ないんです。無くはないけど、好きなメンバー脱退→次のライブでバンド自体が活休、とかだったから「自分の好きなメンバーがいないそのバンド」っていうのがほぼ存在しないようなもの状態だったので。
あと一番生殺しで嫌だろうなあと思うのが。

<解散も活休も発表されないまま、うやむやになっている>
あるんですよ。。。こわいですね。。。ライブスケジュールは追加されず、メンバーはそれぞれ個人活動をしつつ、気が付いたらメンバーのSNSの表記からバンド名が消えている。
どうなってるの?とも聞けないやつです。誰も答えてくれないだろうし。これもまた、こうせざるを得ない事情というものはあるのでしょう。
結構長くやってたりするバンドでもこういうことがあるので、そういうところのバンギャルはもうお気の毒としか言いようがない。新しく応援できるところが見つかるといいんだけどね。

<発表に対しての身構え方>

この「お知らせ」も、バンギャル経験値を積むと、身構え方というか受け身の取り方というか、なんだろうな、反応が変わってくる。
単純に、経験値があれば判断材料が増えるからなんですけども。
わたしも最初の頃は「〇月〇日のライブで発表があります」と言われたらもう気が気じゃなかったんですけども最近はある程度予想がつくようになりましたね。例えば、その〇月〇日がワンマンかイベントかでも内容は変わる。
他のバンドの主催イベントだったら、そんなに重大な発表ではなくておめでたい系かなとか。
イベント告知とかリリース告知とか多い印象。
うれしくない発表ごとって実際そんな予告されないですね。

<喜べる再会とそうでないとき>

メンバー変わらず長年活動しているバンドのほうが実際よほど珍しいんですよねえ。
なるべく悔いなく応援できたらなとは思うものの、思うものの。
これは蟹めんまさんもマンガで描かれてたんだけど、新しいバンドで再会して、前と同じように好きになれるかと言ったら、そうでないときもあったりする。
これ、ファンとしてはちょっと後ろめたい気持ちになってしまったりするんですよね。
わたしも昔、好きなアーティストがソロ活動をしたときに曲調で賛否両論あって、自分的にもルックスで?と思うところがあったりしたのでよくわかります。
ああ、あのバンドだから好きだったんだなあ、って思うこと、ありますね。
まったく同じメンバーでもそういうことあるからなあ。
別れには解散脱退ではなく自分の心が離れてしまって、ということもある。
バンドの雰囲気ががらりと変わってしまったりすることも時折ありますからね~。
それもまたいつしか活動を目にしたときに「ああ、まだやってたんだ」みたいな気持ちになってしまうよりは、好きなうちになくなったほうが美しい思い出のままでいられるからいいのかなあとか、勝手なことを思ったりもしてしまいます。
もちろん、変わらないものはないので、受け入れられるかどうかはほんとに好みでしかないし、いつしかまた好きになる時もあるかもしれないですけども。
先日、わたしが好きだったバンドが1日復活みたいな感じでライブをやるのを告知していたのですが。でも、メンバー全員そろっているかというとそうではなくて。
すっごい悩んだのです。
行けば楽しいと思う。
でも、好きな全員そろっているわけじゃない。
でもあの曲がまたライブで聴ける。
すごい葛藤しましたが、でもやっぱりそこには「わたしが好きだったそのバンド」はないんですよね。
結局行かないことを選びました。
どっちがいい悪いではないですが、なんだかちょっぴりさびしくなる出来事でした。
もっと時間が経っていたら、素直に懐かしがれるのかもしれないですけどね。
まだちょっと思い出にするには早すぎる感じ。

<次回予告!>

スタンド花、素敵ですね。でもあれも、なにかと物議をかもすことがある。実際いくらくらいかかるのかというのも含め、踏み込めるギリギリまで踏み込んでみるチャレンジ!
次回、<花より団子か物より気持ちか、スタンド花について考える>をお送りします。

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