『仮面ライダーアギト』氷川誠に見る村星りじゅと葵るり
既に仮面ライダーである男。 津上翔一
仮面ライダーになろうとする男。氷川誠
仮面ライダーになってしまった男。芦原涼
仮面ライダーアギトは仮面ライダーになった3人の男の群像劇である。
このnoteはスタプラ所属6人組アイドルグループukkaの村星りじゅ、葵るりを仮面ライダーアギトの登場人物である氷川誠に重ねたオタクの妄言noteなので、無理して読まないでブラウザバックしてもらって大丈夫です。
アイドルとは特撮ヒーローである
私はアイドルは特撮ヒーロー、ライブはヒーローショーの感覚で観ている。特撮オタクこそ楽曲やパフォーマンス重視のアイドルを見てほしいなんて思ってる。いきなりコイツ何言ってんだと思われるだろう。私もそう思う()
アイドルが歌って踊る姿が、激アツ処刑用BGMにのせて敵を圧倒し、必殺技を炸裂させるヒーローに見えるのだ。うーん、我ながら何言ってるんだ…
私はこのukka(桜エビ~ずから改名)のキラキラのメンバーが歌い繋いで最後に茜空ちゃんのロングトーンの歌声が響き渡るDメロは必殺技みたいな雰囲気があると思う。
ukkaの新体制がお披露目された2021年末のライブ『WHEEL OF FURNITURE』は私が必殺技だと思う技を冒頭に連続で炸裂させてそりゃあもう大興奮だった。
アイドルはワンマンライブだけではない。CDを販売する為、認知度を上げる為商業施設でリリースイベントを行う。
商業施設で行うイベントと言えばヒーローショー。そう、リリースイベントもヒーローショーなんすよ!(爆)
2022年春に大阪のセブンパーク天美で行われたukkaの「MORE!×3」のリリースイベントでリリースイベントを初体験した私は、幼少の頃のヒーローショー思い出してた訳なんすよね…
ゴーゴーファイブがukkaに…(おっと世代がバレるやつ)
時世的にコールはまだ無いが、カッコよく動いてる姿を見て応援し、感動するっていう共通点はあるんじゃなかろうか。
仮面を意味するラテン語「persona」は心理学的には場面によって使い分ける側面のことを意味し、人を意味する「Person」の語源とされている。
アイドル(idol)を意味する「偶像」は神仏をかたどった信仰の対象となる像、もしくは憧れや崇拝の対象となるものである。
仮面には色んな側面がある人の性質という意味があり、仮面で素顔を隠して同族と戦う仮面ライダー。
実体があるが偶像のアイドル。
偶像もそのアイドルの人間の1つの側面とみれば仮面であるのだろうか。
同じ人間でありながら、仮面を被り神のように崇拝される偶像…
仮面ライダーになろうとする男、氷川誠
まずは『仮面ライダーアギト』にて仮面ライダーG3・G3-Xに変身する氷川誠について書きたい。
氷川誠は警視庁のG3ユニットというチームに所属して、仮面ライダーG3を装着してアンノウンという敵と戦うお巡りさん。めちゃくちゃ不器用なのがたまにキズだが真面目で好青年。
物語の根幹に関わる「あかつき号事件」においては嵐の海の中で難破した豪華客船あかつき号の乗客を漁船の協力を得て1人で全員救出した英雄であるが、本人は真面目で謙虚であり自ら鼻高々に武勇伝とすることはない。
G3は元々前作『仮面ライダークウガ』に登場した未確認生命体(グロンギ)に対抗するために作られたのだが、アンノウンは遥かに強く歯が立たない。
1話では初陣にも関わらずアンノウンにボコボコにされ、謎の戦士(仮面ライダーアギト)によって窮地を救われたかと思うと襲われていた…()
そんな圧倒的に不利な仮面ライダーG3、それでも戦線に立って戦わなければならない。
ある時氷川誠はG3の装着員の座を警視庁のライバル北條透に奪われてしまった。北條透がG3を脱ぎ捨て敵前逃亡したりすることがあっても、氷川誠はスコーピオンというG3専用の武器を手に取り、生身の人間が扱うにも反動が大きく、攻撃も通用しないアンノウン相手に果敢に立ち向かって気絶していた。
それからアンノウンに対抗するためにG3の強化形態、G3-XをG3ユニットのリーダーであり上司の小沢澄子が開発。
氷川誠は装着して訓練するのだが、G3-Xには高性能AIが搭載され、敵の動きを予測して瞬時に動き、時には味方も構わず攻撃してしまう為装着者への負担が大きい。
劇中では試験運用中に氷川誠はぶっ倒れてしまった。仮面ライダーアギトである津上翔一は無我の境地により、G3-Xをまんまと使いこなしてしまうのだが、到底常人に扱える物ではない。それでも氷川誠は使いこなしていき、目も見えなくなってきても弱音一つ吐かず最後までG3-Xの装着者として戦い続けた。
51話最終回のアンノウンの幹部エルロードとの決戦では、1体でも超常的な力を持ったアギトに強烈なトラウマを植えつけたエルロードを、一気に2体相手にして果敢に戦い、エルロードを戦慄させた。その時の小沢澄子の台詞が本noteの冒頭に書いた
「彼を誰だと思っているの。彼は氷川誠よ。決して逃げたことの無い男よ。」である。小沢さんの氷川誠への絶大な信頼感痺れる…
氷川誠の「仮面ライダーになろうとする男」というキャッチフレーズ。
仮面ライダーアギトという"超常的な力を持った者"ではなく、G3の装着員の"普通の人間"である氷川誠がG3ユニットのチームのサポートを受け、アギト達他の仮面ライダーと共闘していく中で、戦士としてエルロード2体を相手に戦える"仮面ライダー"に成長したこともある。
しかしそれだけではなく、劇中では1話で襲ったものの、以降人類やG3の窮地を幾度も救い共闘してくれる正体の分からない仮面ライダーアギトに強い憧れを抱いている。
憧れからアギトの正体の人間の人格は美化され、「素晴らしい人間に違いない!」とアギトの正体である津上翔一の前で何度も言っている。
なんか以後りじゅちゃんやるりちゃんを自分の曲解した人物像で氷川誠に当てはめようとする自分みたいじゃん…()
アイドルになろうとする女、村星りじゅと葵るり
スタプラ所属の6人組アイドルグループukka。私が大好きなグループである。
その中の村星りじゅちゃん、葵るりちゃんが推しである。
村星りじゅ
りじゅちゃんは改名前の桜エビ~ずが結成した時からのメンバーの、いわゆる初期メンバーである。カッコいいダンスや表情管理などのパフォーマンス、落ちサビで決める芯のあるボーカルに魅力がある(と少なくとも私は思っている)。人柄も菩薩と評されるほど優しく、インスタグラムのストーリーに綴られる「明日も一緒に頑張りましょうね」は多くのファンを癒している。
https://instagram.com/riju_murahoshi?igshid=YmMyMTA2M2Y=
そしてメンバーとの絡みや配信では明るくて面白い一面がよく見られる。
そんなりじゅちゃんだが、歌やダンスは結成当初は特に苦戦して、レッスンから帰る度に泣いて帰っていた頃もあったそうだ。
しかし2019年の9月に新宿Brazeで行われたワンマンライブでは、終演の挨拶で当時マネージャーの藤井ユーイチ氏に「今日はすごく良かったよ!」と褒められてて、確かにボーカルやダンスが覚醒したなと肌で感じた。
そして2020年の12月のLINE CUBE SHIBUYAのワンマンライブでは、ライブ中体調が優れず舞台袖にはけた川瀬あやめちゃんの代わりに、「時間。光輝く螺旋の球。」のDメロのパートを自分のパートから続けて引き継いで、圧巻のボーカルを披露していた。
↑1:32:04~1:32:17のところ。何度観ても痺れる。
私はりじゅちゃんのパフォーマンスが既に上達していた2019年頃からしか観ていないのだが、レッスンの度に泣いていたという姿は2020年末には確実に過去のものとなっていた。
困難から逃げずに涙を時には流し、己と戦い続けたりじゅちゃんは菩薩のように優しく、そして芯のある説得力のあるカッコいい歌声とダンスの実力は我々を惹き付ける。
そしてりじゅちゃんには憧れの人がいる。
ももいろクローバーZの百田夏菜子ちゃんである。
りじゅちゃんは転勤族の家系で小学生の頃、静岡に1年程住んでいたことがあり、その時たまたまももいろクローバーZの百田夏菜子ちゃんの出身校で、しかもたまたま百田夏菜子ちゃんが母校で話す授業があったそうで、その時の経験から同じ事務所のスタプラアイドルになるという数奇の運命を辿っている。
もう一人りじゅちゃんに大きな影響を与えた先輩がもう一人いる。私立恵比寿中学ことエビ中で活動していたぁぃぁぃこと、廣田あいかちゃんである。
親身になって相談に乗り、アドバイスをもらったことを上のブログで感謝の気持ちを綴っている。
こういう素直に感謝の気持ちが真っ直ぐにこもっているとこ好きだなぁ……
葵るり
るりちゃんは2021年夏に行われた「Brand New ukka!~令和のシンデレラ誕生!?~」オーディションによって選ばれた新メンバー2人の内の1人である。
オーディション中も歌やダンスに苦戦していたが、分からないところは先輩メンバーに聞くなど、積極的な姿勢が評価されていた。
上のリンクのアイドル専門インタビュー誌「IDOL AND READ」にて、パンクして辞めようか悩んで踏みとどまったエピソードが記載されている。
るりちゃんが踏みとどまってからも、ukkaは容赦なくメジャーデビューに向けて活動をしていく。
新メンバー2人は学業と両立しながらukkaの全ての曲の振り入れをし、パフォーマンスを磨いた。
そしてメジャーデビューミニアルバム「青春小節」収録の楽曲「KillerLips」にて、落ちサビのパートをるりちゃんが担当することとなった。落ちサビパートとは曲の主役となること。るりちゃんもまた困難を乗り越えた末に逞しく成長していた。
"るり沼"と呼ばれる彼女の沼に落ちるオタクも徐々に増えてきた。
SHOWROOMの個人配信や、毎日食べたグミを「#今日のるりグミ」のタグをつけてストーリーであげるインスタグラム、2022年秋にはTikTokをかなりの頻度で投稿している。
↓葵るりインスタグラム
https://instagram.com/ukka.aoi_ruri?igshid=YmMyMTA2M2Y=
↓葵るりTikTok
彼女は「私をきっかけにukkaに興味を持ってもらいたくてSNSをしている」と11月20日に行われたスペシャルイベント等で述べている。
葵るりちゃんの憧れの人(推し)は乃木坂46の生田絵梨花ちゃん。現メンバーの推しは掛橋沙耶香ちゃんと林瑠奈ちゃん。
ukkaのyoutube配信では乃木坂46の存在を「私がここにいる理由」と言ってたような。
また、加入して初のワンマンライブの「WHEEL OF FURNITURE」から、2022年ukka春ツアーの間、ukkaの先輩メンバーである茜空ちゃんは新メンバーのりなちゃんとるりちゃんに対し、心を鬼にして厳しく指導した。誰かに教官役を任命された訳でもなく、空ちゃんが自ら率先して指導したと、春ツアーの東京公演で空ちゃんが述べていた。
そして2022年の集大成となるワンマンライブALLOUT SECONDでは、涙ながらに先輩メンバーや、同じく新メンバーとして加入した盟友りなちゃんへの感謝の気持ちを述べていた。転換VTRでは、りなちゃんの存在か大きかったことを言っていた。(IDOL AND READでもりなちゃんのことに触れられていた。)
そして2023年の春ツアーでは結城りなちゃんと葵るりちゃんは更にパワーアップしているようだ。
アギトとは人の進化の可能性
仮面ライダーアギトとは劇中において、火のエルロードが人間に与えた力とされている。(プロメテウスが人間に火(知恵)を授けたって神話のオマージュらしい)
仮面ライダーアギトは設定上無限に強くなる。
ただの人間でありながらエルロード2体を相手にした氷川誠もある意味人の可能性という意味での"アギト"なのかもしれない。
ukkaの村星りじゅちゃんも、TikTokに投稿したボイトレは2020年の「時間。光輝く螺旋の球。」からも更にパワーアップしていることが知れる。
上手くない???「まわるまわるまわる」や「さいしょのさいしょ」の落ちサビに更に迫力が増してパワーアップしているに違いない。マジで。
葵るりちゃんも「KillerLips」の落ちサビだけではなくパートがしっかり持つようになった。まだまだのびしろはあるが、まだ加入して2年弱。むしろここまでの短期間での急成長ぶりはこれからどんどん凄くなるんじゃない…!?(推し贔屓)
ukkaを、村星りじゅちゃんと葵るりちゃんをまだ観たこと無い人は上のyoutubeを観て、それから下の春ツアーで本物のりじゅちゃんやるりちゃんの勇姿を目に焼き付けようぜ!初めてのライブ参加だと写真も一緒に撮れる!(唐突な布教)
終わりに
ukkaの春ツアーが始まってしまった中で早く会いたい気持ちが暴走してこんなこじつけnoteを書いてしまったが、元々仮面ライダーアギトの戦闘スタイルがアイドルのダンスのように美しいなと思っていた。
仮面ライダーアギトの戦闘スタイルは空手の型のような無駄の無いシンプルなパンチやキック。武器を持たない徒手空拳のスタイルである。
(↑終盤にピンチのG3の元に神秘的な登場を果たすアギトに痺れる…!)
激アツBGM「BELIEVE YOUSELF」や「DEEP BLESS」と共に、敵の攻撃を淡々と受け流して無駄の無いパンチやキックを叩き込み、最後に抜刀する侍のようにライダーキックを決める姿が、ukkaの「キラキラ」のDメロの茜空ちゃんのロングトーンや、「時間。光輝く螺旋の球。」のDメロの村星りじゅちゃんから川瀬あやめちゃんのパートなどが私には重なって見えた。(超個人的な見解)
それとukkaのリーダー川瀬あやめちゃんとG3ユニットのリーダー小沢澄子、ちょっと似てないですか??
こじつけはここまでにしとくかぁ()
仮面ライダーアギトは3人の主人公の群像劇を主軸とした物語で、一人一人の"仮面ライダー"としての運命に立ち向かう生き様が魅力的であり、その中の氷川誠がりじゅちゃんやるりちゃんと重なって見えるなぁと思って妄言の駄文を書いた。
ここまで読んでくれたあなた、ほんとにありがとうございます……()🙇
ぜひukkaのライブに行ったことがない方は楽しいしカッコいい姿が観れるので来て下さい!
津上翔一「可奈さん、生きてください!俺は(ukka春ツアーに)行きます!アギトのために!人間のために!」ブゥゥゥゥゥン
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